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ローカル開業&起業カレッジ、green camp、阿蘇の草原から考える環境再生。グリーンズの活動レポート 2023年秋号 for greenz people

みなさん、こんにちは。greenz.jp編集長の増村江利子です。今回から、3ヶ月ごとの活動レポートというかたちで、グリーンズの“いま”をお届けします。

現在のピープル数は、576名。ずっと前から支えてくださっているピープルのみなさんはもちろん、近頃ピープルになってくださったばかりのみなさんも、いつもあたたかいサポートを、本当にありがとうございます!

日々の活動ができているのは、みなさんのおかげです。心からお礼の言葉をお伝えしつつ、2023年9月から11月にかけてのグリーンズの活動内容や様子をご報告します。

greenz.jp編集長より

2023年10月、「green camp Inahoyama」と題して、埼玉県の稲穂山でグリーンズメンバーみんなで2泊3日のキャンプを行いました。

ただ単にキャンプをするということではなく、テーマは「生きる、を耕す。はじめの一歩」。薪は調達したけど、自分たちで割って、火を起こすところから。できる限り食材や便利なものを持ち込まないようにして、竹をくり抜いて炊飯しました。調味料は「さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)」とブラックペッパー程度にして、近くの猟師さんからシカ肉やアナグマ肉をいただき、農家さんで野菜を調達して、野草の先生に教えてもらいながら、その辺でとれる野草を摘んで、「食」に向き合う3日間を過ごしました。

生ゴミ用のコンポストを用意しましたが、できる限りごみが出ないようにと思いながらも、コンポストからはみでんばかりの生ゴミの量に圧倒されました。

やってみて、おおよそみんなが感じたことは、「ちゃんと暮らしをつくろうとすると疲れるね」ということ(笑)。やってみないとわからないから、やってみてよかったです。

こんなふうに、やってみようというアイデアを実践して、手を動かすことで得られる実感を大事にしていけたらと思っています。

また形を変えて、グリーンズはこれからも、いろんな実践、実験をしていきます!!

数字でみるグリーンズ

greenz.jpの記事数:35本
PV数:352,228

活動報告

福島12市町村で実施している「ローカル開業&起業カレッジ」では現地スタディツアーやオンラインスクールを展開しました。どの地域も体験したことがないような困難を乗り越えつつ、確実に新しい可能性が芽吹いているエリア。20〜30代の若手起業家がたくさん現れており、酒、ハンドクラフト、カフェ、農業、観光など様々なテーマで尖った挑戦がはじまっています。グリーンズとしては、福島の現場で起きているうねりを世の中に伝えながら、個人のチャレンジの場として良いきっかけを育んでいきたいと思っています。

<ビジネス(企業・行政連携):植原正太郎より>

2023年09月
9/6 ローカル開業&起業カレッジ・クロストーク第3回「レッドオーシャンの飲食だからこそ、歩める自分の道を探求しよう」(参加者人数:59人)
9/20 ローカル開業&起業カレッジ・クロストーク第4回「今ある資源をいかした、現代の観光の形とは」(参加者人数:97人)
9/27 ローカル開業&起業カレッジ・クロストーク第5回「今ローカルに求められる、クリエイティブな世界の現場を見にいこう」(参加者人数:64人)
9/27 企業研修で地域を活性化する。~福島県南会津町が募集する「チームビルディング・ツーリズムの地域コーディネーター」とは~(参加者人数:26人)

2023年10月
10/4 ローカル開業&起業カレッジ・クロストーク第6回「クラフトサケの道を切り開く、そのチャレンジャー精神に迫る」(参加者人数:66人)
10/5 福島県田村市で粕ペシャリストとして働く|グリーンズジョブの60min説明会 partnered with 福島県田村市(参加者人数:10人)
・10/7-9 「green camp Inahoyama」
10/18-12/20 「いつかやろうを、いまから歩もう」ゼロからはじめるローカル開業&起業スクール(参加者人数:28人)
10/22 連載「暮らしの変人」取材ツアー 第4弾:おそうじ劇場・河辺たけひろさん(参加者人数:3人)
・10/25 キノマチ大会議 2023 〜まちと森がいかしあう社会を考えるオンラインカンファレンス powered by 竹中工務店(参加者人数:203人)
10/28-29 ローカル開業スタディツアー in 福島12市町村(参加者人数:7人)
・10/28 green drinks Fukushima12「ローカル開業 MEET UP!」(参加者人数:20人)

2023年11月
11/6 阿蘇の草原から考える環境再生 人と自然の健やかな関係性をつくるために(参加者人数:65人)
11/25〜26 ローカル起業スタディツアー in 福島12市町村(参加者人数:11人)
・11/25 green drinks Fukushima12 「ローカル起業MEETUP!」(参加者人数:19人)

みなさんの支えによって掲載した記事一覧

坂田昌子さん

ホロコースト生存者を日本に招き、映画と共に生の証言を届けたい。二人の映画人がクラウドファンディングに懸ける思いとは
シリアの難民キャンプから7人の孫を救い出そうとする男。ドキュメンタリー映画『“敵”の子どもたち』を通して、私たちを分断する”敵”について考える
任せっぱなしでは解決できないプラスチック問題。容器包装を扱う企業の約束に、私たちはどう向き合うべきか
「生きる、を耕す。」ために必要なことって、なんだろう?をみんなで考えたーgreenz.jp17周年記念 green drinks Tokyo 【イベントレポート】
SDGsってどうなん?という人にこそ知ってほしい。ロゴの生みの親、トロールベック氏が語る、革新的なデザイン思想と達成のための新たなアイデア
地元の「土」で、美しくかわいいセルフビルド。素人でもできる「アースバッグハウス」のつくり方
ガザの多様な女性たちのあり方から、戦争の意味を問う。映画『ガザの美容室』
「幸福な家族」の束縛から自由になるために。「家族をひらく言葉」という日常の革命
エネルギー問題を体感する、社会課題×コンテンポラリーダンスという実験。映画『Dance with the Issue』から生まれる未来に向けた対話
「食は権利、うんこは責任、野糞は命の返しかた」糞土師・伊沢正名さんが50年続ける信念の野糞
いま耳を傾けるべき、アウシュビッツを生き延びたユダヤ人の証言。ドキュメンタリー映画『メンゲレと私』が、混迷の21世紀に突きつけるもの
破壊者は誰だ。映画『ペルリンプスと秘密の森』公開。二項対立に思える世界を通して考える、見えないものの価値
食い食われる関係性。坂田昌子さんと森を歩き足元から学ぶ、生物多様性が本当に大切な理由

グリーンズからのお知らせ

「生きる、を耕す本」つくってます!

「People’s Books」改め、「生きる、を耕す本」として、来年の2月、みなさんにお届けする冊子を製作中です。テーマは、エコビレッジ。なぜいまエコビレッジが日本各地に増えているのか、探求したいと考えています。

今回は、「紙」のサステナブルを追求するために、信和印刷さんにご相談をして、使用する木の量を半分以下(5.7本→2.4本となる予定)に抑えたいと思っています。

みなさんのお手元にお届けできるのはもう少し先ですが、どうぞ楽しみにお待ちください!