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greenz people限定『生きる、を耕す本』が完成!さまざまな社会実験を探究するシリーズ本vol.01「エコビレッジという実験場」の全貌を紹介。

WEBマガジン「greenz.jp」のメディア運営を寄付で支えてくださっている読者のみなさん「greenz people」だけにお届けしてきた特典本「People’s Books」。

「People’s Books」では、2006年から始まったgreenz.jpの取り組みを、コミュニティのつくりかた、しごとのつくりかた、学びの場のつくりかた、といったテーマごとに棚卸しして、1冊ずつまとめてきました。(どんな本か気になる方は、こちらをご覧ください!)

これまでに9冊を発行してきましたが、greenz.jpのタグラインを「生きる、を耕す。」に変更したいま、その探究の現在地をgreenz peopleのみなさんにお届けすべく、あらたなシリーズ本として『生きる、を耕す本』を発行することにしました。これから毎年、発行していきます。

第1号のテーマに選んだのは、「エコビレッジ」です。早速、今回の本の見どころをご紹介します!

『生きる、を耕す本』
vol.01「エコビレッジという実験場」

『生きる、を耕す本』vol.01「エコビレッジという実験場」表紙

「エコビレッジ」とは一般的に、互いに支え合い、環境負荷の少ない暮らし方を求める人たちがつくるコミュニティを指します。「エコビレッジ」と聞くと、俗世間から離れて暮らす、ヒッピーコミューンをイメージする人も少なくないですよね。

ところがいま、なぜか日本のあちこちで、「エコビレッジ」が立ち上がりつつあるという現象が起きているんです。エコビレッジという言葉を使わずに、村づくり、コミュニティビレッジ、シェアビレッジなどと呼ばれていたりもします。取材などで各地へ赴くたびに、「じつはいま、こんなことを考えているんですよね」と、エコビレッジの構想を聞くのです。

それがあまりにも続き、これは一体、どういうことなんだろうと考え始めました。私たちが生きているこの現代社会で、何が起きているのか。そして、エコビレッジを立ち上げよう!と旗をあげる人、そこに集まる人に続いて、私たちも探究をしてみることにしました。

vol.01「エコビレッジという実験場」の中身を紹介

さて、探究してどんなことがわかってきたのかは、ぜひ本を手に取ってみていただけたらと思いますが、ここでは間もなく完成する『生きる、を耕す本』のポイントを紹介します!

Case study
「南伊豆ニュービレッジ」を解体する

最初にご紹介するのは、事例としての「南伊豆ニュービレッジ」。「1日1ドル(100円程度)で暮らす」ことを目指すこのエコビレッジでは、どんなルールで、どんなことが行われているのかをまとめてみました。創設者である近藤ナオさんへのインタビューの抜粋も収録しました。

Interview & Column
「エコビレッジ」を耕す

「エコビレッジ」がなぜいま、日本各地で立ち上がりつつあるのか。“共に食べる共同体”から読み解くヒントを、歴史学者である藤原辰史さんに聞きました。また、神奈川県の旧藤野町(現相模原市緑区)で「トランジション藤野」を牽引し、世界各地に広がる市民運動を見つめてきた榎本英剛さんに、トランジション運動からみた「エコビレッジ」の可能性を聞きました。さらに、資本主義社会におけるエコビレッジの役割について、グローバルエコビレッジネットワーク(GEN)の日本代表理事である片山弘子さんにコラムを寄せていただきました。

Dialogue
なぜいま、「エコビレッジ」なのか

「三角エコビレッジ・サイハテ」や「南伊豆ニュービレッジ」の現場を旅し、先駆的な実践を続けるキーパーソンやアカデミアの方にインタビューを重ねてきた「生きる、を耕す本編集チーム」で、このムーブメントの先には何があるのか、制作プロセスで得られた気づきや学びや、なお残る疑問を振り返って話しました。

Fact & Research
いまある、またはいま生まれつつあるエコビレッジ

ここでは、いまある、もしくは生まれつつあるエコビレッジを一挙に紹介。まだまだ調査が足りていないかもしれませんが、国内編と海外編として、海外編では代表的なエコビレッジをピックアップして掲載しました。また、「三角エコビレッジ・サイハテ」の発起人で、現在は日本各地でエコビレッジづくりに奔走する工藤シンクさんが見えている世界をインタビューしました。

Movie & Books
観ておきたい参考映画&読んでおきたい参考図書

「エコビレッジ」にまつわる映画や書籍をまとめました。もしまだ観ていない&読んでいない映画や本があれば、ぜひ手に取ってみてもらえたら嬉しいです!

『生きる、を耕す本』の2つの試み
「greenz people」と一緒につくる & 印刷のサステナビリティを追求する

さて、greenz people限定『生きる、を耕す本』第1号の中身、おおよそイメージがつきましたか?

今回の制作で、私たちは2つのことにチャレンジしました。一つ目は、いつも支えてくださっている「greenz people」のみなさんと一緒につくること。

2023年5月から、連載「暮らしの変人」をともにつくるピープル編集部を運営してきました。このピープル編集部から、『生きる、を耕す本』の編集を手伝ってくださる方が生まれ、「生きる、を耕す本編集チーム」が発足し、会議を重ねてきました。ピープル編集部は、いつでもメンバー募集中です!

そしてもう一つは、印刷物のサステナビリティに徹底してこだわるということ。

『生きる、を耕す本』vol.01「エコビレッジという実験場」の巻末でも紹介していますが、「印刷をしないことも提案する印刷会社」である伸和印刷株式会社の仲川文隆さんに、どんな紙をつかったら使用する木材の量を減らすことができるのかを相談し、実践してみました。

小さな一歩かもしれませんが、こうした挑戦を、これからも積み重ねていきたいと考えています!

『生きる、を耕す本』vol.01の感想は?
「greenz people」の村上健太さん、萩原裕樹さん、小島和子さんに聞きました

前述の「ピープル編集部」に参加してくださっている村上健太さん、萩原裕樹さん、小島和子さんには、編集やエコビレッジのリサーチ、また校正作業などをお手伝いいただきました(ありがとうございます!)。それぞれ、『生きる、を耕す本』vol.01を読んでみての感想を聞きました。

村上健太さん 社会実験の現在地、というテーマ。まず「エコビレッジ」を対象に選ぶ着眼点。それだけでわくわくさせられます。エコ意識の高まりや近年のSDGs的な動きが背景というより、いまの社会への我慢の限界から来た反動、という分析は目からウロコでした。広く浅く、と狭く深く、が同居している「生きる、を耕す本」はまさに編集長の思想が表れたZINE。こんな素敵な冊子は、古本市場で流通させるにはもったいない。読み尽くしたら手渡しで広げていこうと思います。

萩原裕樹さん エコビレッジとは「なんの表象」なのか。そしてなぜエコビレッジなのか。「生きる、を耕す本」を通してその謎が少し解けた気がしています。「直列」だった価値観も「並列」の関係にし、改めて考えてみようよのタイミングにきているこの時代。体験→実践、とひとっ飛びには難しくとも、そのアイダをつなぐ「実験」の場があること、またそこへ人が集まることは、見逃してはいけない時代の差しかかりを教えてくれるシンボルの一つなのだと感じています。

小島和子さん 一読して思ったのは、これホントに無料でいいの?ということ。こんなに充実した内容なのに??本屋さんでは手に入らないだけに、なおさら貴重な一冊ですよね。誌面に登場なさってる藤原辰史さんが、新しい世界に一歩踏み出したいなら、いいな!と思う活動をしている人たちのZINEを読むといいよ、っておっしゃってるんだけど、この『生きる、を耕す本』って、まさにそんなZINEだと思います。この冊子を肴に、people同士があれこれ語らい合う。そんな姿を妄想してニコニコしています!

greenz people(グリーンズ会員)大募集!

いかがでしたでしょうか。みなさんに『生きる、を耕す本』の雰囲気、そしてワクワクを感じ取っていただけたらうれしいです。

この『生きる、を耕す本』、グリーンズの寄付会員greenz peopleにご入会いただいた方に、特典としてプレゼントしています。

greenz peopleのみなさまからいただいた寄付会費をもとに、「生きる、を耕す。」をもっと根づかせていくための驚きと学びのある新企画を、どんどん仕掛けていきたいと考えています。サポートいただくお礼として、『生きる、を耕す本』だけでなく、限定メールマガジンのお届けもしています!

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