\12周年、タグラインをリニューアルします/

7月16日からgreenz.jpのタグラインは「ほしい未来は、つくろう。」から「いかしあうつながり」に変わりました。

詳しくは編集長鈴木菜央のコラムを読んでもらえると嬉しいです。

7月16日、greenz.jpのタグラインは「いかしあうつながり」に変わりました。

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読者にメッセージが伝わり、未来を運ぶ。そんな作文をしよう! SNS時代のライターが果たすべき「野史のリレーション」とは

突然ですが、4択です。
次のうち、あなたがいま見たいものをひとつ選びましょう!

A 映画
B ドラマ
C 演劇
D 小説

もう選びましたね。
4つとも、誰かのメッセージを伝える物語(≒メディア)です。

一方でA・Bは動画、Cはライブ、Dは文章でメッセージを扱います。また、映像の市場規模4兆3,000億円に対し、出版の市場規模は3兆7,000億円です(経済産業省 商務情報政策局 コンテンツ産業課『コンテンツ産業政策について』より)。

このように、同じ物語でも扱い方の違いでメッセージを届ける対象の母数は変わります。では、もしもあなたに伝えたいメッセージがあるとき、より見てもらえるのは動画だとしても、あえて文章を使うのなら、どんな効果を期待できるでしょう?

文章化のポリシー

答えは身近なところに隠されています。動画・ライブ・文章などをツールにして、あらゆるメッセージが行き交うインターネットの世界的なプラットフォームに目を向けると、いまの社会が抱く文章への期待を感じとることができます。

たとえばYouTubeの「ポリシーとセキュリティ」を見ると、「コンテキスト」を大事にしていることがわかりますし、Twitterの「ポリシーと報告」なら、「なりすまし」を危惧していることが見えてきます。

要するに、誰もが語り部になれる時代に文章が果たす役割は「脈絡をふまえて世界観を描くこと(≒歴史づくり)」にあり、前提として「パーソナリティを最重要視して参加すること」が求められています。つまり、「野史のリレーション」こそ、これからの文章が担う機能です。

そのため、作文という行為は、いまの社会が持つ「真実(≒らしさ)」をつかまえて、自分のなかを通したときに、どんな「感動(≒感受性)」を発露したのか表明するインプットとアウトプット(I/O)にほかなりません。そして、ただ文章をつくることにとどまらず、文脈をつくり、延いては文化をつくることにもつながっています。

挨拶が遅れました。どうも、新井作文店です。こんな視界でライティングに向き合うぼくは、20代を雑誌の編集者としてすごし、仕事にまつわる、ある行為の魅力に気づきました。

グリーンズの編集学校@東京 第4期

ライター化のメッセージ

雑誌編集者の仕事は、会議室からスタートしますが、魅力は屋外にありました。企画(≒イメージ)に基づく編集を進めるなか、想定を越える数々の取材(≒リアル)に触れて、もっと取材に力を入れていきたいと思うようになります。フリーランスとして、いまでは現場にいく機会を得やすいライター業を多く引き受けるようになりました。

書くことを覚えると、取材で得た体験をそのまま伝える文章づくりのむずかしさに気づいていきました。そんなとき、グリーンズの編集学校と出会います。

greenz.jpでは、取材内容をライターの目線で読者に届けることが大切にされています。編集学校卒業後、正式にgreenz.jpのライターになったぼくは、「自分なり」を尊重してもらえる環境で書いた記事で、何よりもまず取材に応じてくれた相手に変化があらわれることを知りました。

たとえば漆の魅力を伝える活動をしていた作家さんの記事を、ものづくり産業の脈絡を忍ばせながら書いたら、彼のもとに美術館から声がかかり、彼の作品がその美術館のミュージアムショップで特集されたんです。彼から喜びの連絡が入ったときの感動は、今もぼくが書くときの原動力になっています。

メッセージを預かって物語で扱うことにとどまらず、記事の公開後にそのメッセージが他の誰かに受け渡されていくことを実感できたのは、greenz.jpのライターをするようになってはじめて経験しました。だからこそ、文章にかかわっていく人たちへ、あるメッセージを残します。

ポリシーとメッセージのパーソナライズ

それは、文章をつくる後先の話。これからも文章にかかわっていく人たちには、「どんな世界観で見て(インプット)、何に発露したのか(アウトプット)」ということに敏感であってほしいです。

すべてはあなたの感受性(≒演算)にかかっています。

自分という独創性を信じて、当たり前を疑うことに怠けず、新鮮な知覚をともに求めましょう。それが、あなたにメッセージを預けてくれた人のもとへ、新しいチャンス(≒未来)を届けることにつながります。

また、作文を通じて、自分の世界観が社会に開かれていく体験をともに味わいましょう。それが社会という物語の主人公という配役をあなた自身に与えてくれます。

成果の得がたい時代ですが、ともに書きましょう。

(トップ写真: 荒川慎一)

– INFORMATION –

新井作文店さんもゲスト参加決定!
greenz.jp副編集長による文章力アップゼミ「グリーンズ作文の学校・第3期」

月間30万人が訪れるgreenz.jpの副編集長スズキコウタによる「グリーンズ作文の学校」。greenz.jpに掲載する全記事の校正に関わる副編集長と、編集デスク・向晴香が講師をつとめる本ゼミクラスは、前期は即満員御礼の人気ぶり。この度、満を持して第3期の申し込みをスタートします!
https://greenz.jp/event/sakubun_seminar_3/