ある日、いつものように自転車に乗ろうと駐輪場に行くと、自分の自転車に見知らぬタグが付いていました。そこにはこんなメッセージが…
こんにちは。突然ですが、自転車がちょっとくたびれているようにお見受けしました。
うちの自転車屋では、お買い得な自転車を各種取り揃えています。よかったらいかがですか。P.S. 自転車のチェーンにオイルを差しておきました。
Cykelbanditten より
これはデンマークの自転車屋さん「Cykelbanditten」のワン・トゥー・ワンキャンペーンです。街に出て、古びた自転車やボロボロの自転車を見かけたら、こんなメッセージを添えて営業して回ったのです。
メッセージが一つ一つ手書きな上に、チェーンにオイルを差してくれたりする辺りが、まだ見ぬ自転車の持ち主への愛を感じます。こんな自転車屋さんなら、自転車の買い替えを考えていなくても、何かしらお付き合いしていきたい気持ちになります。チラシをただ無造作にカゴに入れられるよりも、はるかに心が動くコミュニケーションですね。
キャンペーンでもプロモーションでも営業でも、結局人の心を動かすのは、送り手から受け手への気持ちや温度が感じられるものなのではないでしょうか。
(via GUERRILLA-INNOVATION.COM)