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「旅するように働きたい!」というあなたの夢が実現する。ノマドワーカー必見、世界同一料金でシェアハウスとオフィスを借りれる「Roam」

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みなさんは、世界各地を飛び回りながら働き暮らす「ノマド」や「リモートワーク(在宅勤務)」を考えてみたことはありますか?

先日、トヨタがリモートワークを全ての総合職に拡大するというニュースがあったように、インターネットさえあればどこでも仕事ができるようになったいま、場所に縛られない働き方が急速に広がりを見せています。

とはいえ、興味はあるけれど、具体的にどうしたらいいのか分からないし・・・と一歩踏み出せていない方もきっと多いはず。そんな方におすすめのサービスを、2017年からアメリカ発の「Roam」がスタートさせます!

今回「Roam」が提供することになったのは、普段からリモートワークを取り入れている人々が、世界同一料金で「コミュニティ付きの、シェアする住まいとオフィス」を借りられるサービス。

「旅するように働く」暮らしを始めるとき、まず考えなければならないのは、”どこに住むか”ということ。とはいえ、異国の地で部屋を探し、電気や水道の手続きをするのは、時間と手間がかかるし、不安もいっぱい。仕事ができる環境をつくり出す前に、力つきてしまいかねません。

「Roam」は、引っ越したその日からノマド暮らしを始められて、しかもコミュニティまでついたオフィスと住まいを提供するといいます。
 
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バリのウブドにある建物はこんな感じ!

では、彼らが展開する新サービスの特徴を紹介していきましょう。

まずはリモートワークになくてはならない、快適なインターネットとオフィス環境。海外ではカフェやホテルなど、無料でWi-Fiを使える環境はあっても、速度や通信量に制限がある場合も多く、「無料で安定した」インターネットを「着いたその日から」使えるというのは、実はとっても貴重なことなのです。

「Roam」が提供する住まいでは、建物内のどこでも、安定したインターネットが使えることが保証されています。また、コワーキングスペースには高品質な椅子や機材が設置され、快適に働く環境が整えられているのだとか。
 
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高品質な製品に定評のあるEames社のビジネスチェアも置かれる予定

次に、快適なプライベート空間。

海外で長期滞在する場合、ゲストハウスやAirbnb、カウチサーフィンといったサービスを利用することも一つの方法ですが、料金の割に設備が古かったり部屋が相部屋だったりすることも。

それに対して「Roam」では、全ての部屋に専用のバスルームがついており、キングサイズかクイーンサイズのベッドが用意されているという、快適なつくり。そして、シーツやタオルの交換などのハウスキーピングもあり、至れり尽くせりです。
 
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アメリカのフロリダ州にある、マイアミのプライベートルームの一例

そして、最大の特徴ともいえるのが、コミュニティづくりをうながす環境。

「Roam」は、小さすぎず大きすぎない、数十人が一度に暮らせる建物を選んで施設をつくっており、住人だけでなく地域の人も使えるスペースも準備しています。

突然その町へ移動してきた新しい住人が、”先輩”や地域の人々とつながるための環境を整えることで、次から次へと移動をくりかえすノマドたちが、たとえ短い滞在であってもその地域の一員になれるよう、後押ししてくれるのです。
 
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左:バリでのリラックススペース 右:便利で十分な設備を備えたキッチン

気になる「Roam」の家賃ですが、先ほど書いたとおり世界共通価格で設定されており、週500ドル、もしくは月1800ドル。最短1週間から借りれるそうですが、コミュニティづくりを大事にする考えから、住人たちには長期滞在をすすめているのだとか。
 
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僕は20代をノマドワーカーとして過ごしていたのですが、街から街へと大荷物をかかえて移動するのに疲れてしまって。なにかいい方法はないかと考えていた頃、サンフランシスコで先進的なコミュニティに参加したんです。そこでは、リモートワークをしながら住まいをシェアすることの文化的な価値とでも呼べるような体験ができたんです。

と話すのは、「Roam」の設立者であるBruno Haid(以下、ブルーノさん)。ブルーノさんは「Roam」を単なるデベロッパーではなく、住人たちの創造性を刺激する場にしたいと考えています。

若いフリーランサーだけでなく、全ての世代の人たちに利用してほしいですね。30代後半の「子どもを持つためにしばらく生活費を抑えたい」というカップルたちや、「子どもが巣立ったから、しばらく世界を旅しようか」という年代の人たちも想定しています。

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ブルーノさん。自分がノマド暮らしで苦労したからこそ、単なる住まいでは終わらせません。

「Roam」の立地は1年を通して気候が良く、世界各地の経済的中心地とのアクセスや時差を考慮して選ばれ、まずはバリ、マドリード、マイアミを含む8~10都市でスタートします。

ブルーノさんはリモートワークが可能な収入や能力のある人口が世界に1.2億人いると見積もっていて、先日発表されたブエノスアイレスとロンドンでの事業拡大計画の基金には、3.4億ドルを積み上げました。2017年のサービス開始に向けて、着々と準備が進められています。
 
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コミュニティからビジネスチャンスが生まれることだってあるかも?

「よし、たくさん働いたし、アメリカのサンフランシスコで2週間くらい休もうか。」
「本を読み終わったから、そろそろインドネシアのバリであの案件を仕上げようかな。」
「次はフラットホワイトが飲みたいから、ニュージーランドのオークランドで働こう。」
そんな「旅するように働く暮らし」は、もう夢ではありません。

「Roam」のサービスが開始されるのは来年ですが、みなさんも一度、短期間でも旅しながら働くライフスタイルを実験してみませんか? どんな場所でどんな仕事をするか、想像するところから始めてみてもいいかもしれません。

[Via: Roam, Co.Exist, 毎日新聞]

(Text: 吉原海)