10/14開催!これからの時代の必修科目「サステナビリティ」を学ぶ Sustainability College

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書いて伝えることは、好きを仕事にする魔法の技術。心のこもった文章が、あなたの生き方やビジネスを理想のあり方に近づける。

greenz.jpで記事を書くようになって、かなりの年月が過ぎました。けれど、「あなたはライターですか? 」そう聞かれたら、「はい!」と胸を張って言っていいのか、未だに内心ドキドキする自分がいます。

わたしは何者なのだろう?
何をして生きているんだろう?

現在は、「ゲストハウスプレス」というウェブサイトとフリーペーパーを発行するメディアの編集長として、あわせてライターとして他媒体で主に旅や暮らしといった内容の記事を書いていますが、今までわたしは編集・ライター業以外にもいろいろな職業に携わってきました。

関連性がない複数のキャリアを経てライターになりました

実はライターとして活動を始めたのは、greenz.jpが2013年当時行っていた「ライター募集」に応募したのがきっかけで、それまでにプロとして原稿料をいただく記事を書いたことはありませんでした。専門的な知識もなく、その後、文章の訓練も受けることもないまま今に至っていて、いまだに読者の方に届く文章とはなにか? を、毎回試行錯誤を重ねているところです。

編集や記事執筆などをメインの仕事にする前は、長く「からだのコリを取ることで、こころのコリも取る」カウンセリングとセラピーを組み合わせた施術を行うボディケアサロンを経営していました。それ以前はウェブサイトのコミュニティ運営やディレクターを、さらに以前は無印良品のお店で店長としてバリバリ陣頭指揮を執っていたこともあります。

セラピスト時代、サロン内で授業をしていたときの様子

旅は人生を変える! をテーマに、DOORSという団体を友人と立ち上げ、海外リトリートツアーを企画実施したことも

このように全く違う、いろいろなジャンルの職業を経験してきましたが、最近、書くこと自体はずっと続けてきたということに気がつきました。

ライターになったのは、人生を主体的に生きる人を紹介したいから

例えばブログやホームページの運営。

いちアマチュアとしてですが、自らブログやウェブサイトを持ち、セラピストとしてからだとこころにまつわるメッセージブログを書き続けてもう20年近くになります。

また、旅好きのひとりとして、旅をすることの魅力を旅行記として趣味で書き続けていました。そうした中で2013年に生まれたのが、今も運営している日本の素敵なゲストハウスと運営する人たちを紹介するメディア「ゲストハウスプレス」です。

発行したフリーペーパーをまとめた書籍も発刊できました!

書いて発表することは、多くの人に伝えることと同意義です。自分が伝えたいことを、もっと多くの人に届けたい。そう考えたときに、個人の趣味の範疇だけでなく、広く伝える手段として、プロのライターとして記事を書き、いろんな媒体で伝えることができれば最高じゃないかと思ったのです。

自分が旅する場所に合わせて遠方の取材もしました。北海道札幌市郊外でパーマカルチャー研究所を営む三栗さんファミリー

とくにわたしが興味を持っているのが、人の生き方に関する分野。セラピストとしていろいろな方と接するなかで、また自分自身の生き様を考えても、自分の人生を主体的に生きることこそが大切だと思っています。

自分の人生を主体的に生きるとは、なんでも自分で選んで決めること。いつ、どこで、何をするか? 環境や他人に惑わされず、自分の意志で取捨選択して決断し、生活を送っている人は、それがどんな職業や立場であれ、輝いている。

セラピストとしては体力的な衰えも感じ始めた頃、取材相手のことを深く知り、伝えるなかで、自分の共感点も伝えられるライターという仕事により興味が湧いたのです。

取材時の様子。オフグリッドゲストハウスIKKYUでバッテリーの説明を聞く

インタビュー相手を尊敬し、良さを見つけ出すのはセラピーの仕事と同じ

取材をする上で大切にしているのが、相手に対するリスペクト(尊敬)。どんな人でも、自身ではまだ気づいていない良さや価値があります。それをなるべく見つけて引き出していく。

時々インタビュー取材で「なんだか話をしていてスッキリして癒やされた」なんて言葉をいただくこともあります。セラピストとしてお客さまのお話を散々聞いてきた経験がここに生きているのか! と改めて気づくきっかけにもなり、人生、回り道なんてないんだなと改めて思うのです。

自分がやりたい仕事やそのあり方を考え、理想を描き、採算とか商売を抜きにしても書いて発信し続けていたら、気づいたら人生がありたい方向に進んだと言えるかもしれません。

遠方取材時はカメラマンなしの場合もあり、必要に迫られて撮るようになった写真の腕も上がった気がします!

書くことはビジネスの基本技能でもある

常に自分に問いを立て、書いて発信していくことは、自己実現力が上がるだけでなく、ビジネスでも非常に大切な基本技能でもあります。

例えばビジネスの場合は売上日報などの日々の報告書、企画書、集客宣伝、連絡メールなど、文字を使ってコミュニケーションを取ることは必須かつ重要な役割を担っています。物書きとしての文章としてではなくとも、書くスキルを磨くことで、あたらしい未来が待っているかもしれないのです。

わたしの場合は、自分の旅記録や想いを発信していたところからウェブディレクターの道が開きました。その後に心機一転、ハワイ島のマッサージ専門学校へ留学した際に書き連ねていたセラピスト修行日記ブログを読んでいた方が、サロンを開業した際の顧客となってくれたりもしました。

見えない誰かに伝えることで、たくさんの人に届けられる。そうしていくうちに、書くこともわたしの仕事の一部になりました。

書いて伝えることは、好きを仕事にするための魔法の技術と言えるかしれません。

greenz.jpの学校・ゲストハウスプロデュースクラスのファシリテーターとして運営に携わりました

良い文章とは、心の底から湧き出る言葉を紡ぐこと

人の心に響くような良い文章を書きたい。
もっとうまく書けるようになりたい。
文章を書くとき、そう思わない人はほとんどいないでしょう。もちろんわたしも日々悪戦苦闘しています。

良い文章とは、技巧にも優れ、語彙力も豊富で、いきいきとした表現がされているものです。ただ、例え稚拙な表現だとしても自分の心の底から湧き出る文章を紡ぐことができたら、そのエネルギーが人の心を動かし、結果的に良い文章となって、たくさんの人に深く届くようになります。

また、多くの人に読まれることも大切な一つの評価だけれど、書かれた文章を読んだ後に感動したり、何かポジディブなアクションを起こす人が一人でもいれば、それこそが間違いなく良い文章です。

良い文章を書くためには、自分の心に素直に、心の内部の響きをたくさん因数分解して、わかりやすく伝えることができれば、それが他の人たちにも伝搬していく。

そうした心のこもった文章が、あなたの生き方やビジネスを理想のあり方へ繫ぐ架け橋になってくれるのかもしれません。

良い文章を書こうと肩に力を入れてかたくならず、ただ素直に心の声を綴る。最初は誰にも見せなくてもいい、何度も書くことの場数を増やすことで、あなたの人生がよりよく変化していきます。

書くという魔法の技術を身につけて、世界をもっと美しくする仲間が増えるといいなと思っています。

インタビュー取材中の筆者