まなぶ × つくる × かんがえる、グリーンズの学校

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僕らの表現力が磨かれていくと、きっと社会は美しくなる。あなたもほしい未来をつくる芸術家になりませんか? グリーンズが「作文の学校」に取り組む理由。

すべての社会運動は表現から始まる。

僕らの暮らしと表現は切り離せない。

表現を教えることは、美しい未来づくりである。

3つほど言葉を並べてみたのですが、あなたはどう感じましたか? 「うんうんそうだね!」と共感したかもしれないし、「突然なに?」と困惑したかもしれません。この3つの言葉は、僕が講師をつとめる「作文の学校」でとても大事にしているセオリーです。

今回はその「作文の学校」のビジョンとミッション、現在・過去・未来を棚卸しするべくペンを握りました。

表現を教えることは、美しい未来づくりである。

「作文の学校」は、NPO法人グリーンズが展開している教育事業「グリーンズの学校」の1クラス。greenz.jp副編集長の僕、スズキコウタと編集デスクの向晴香が講師を担当し、4時間で超初級編を学べる1DAYクラス、全6回の授業でたっぷり学べるゼミクラスを展開しています。 2016年11月にキックオフしてから、東京や大阪、仙台などで開講し、2018年2月末には総受講者数が100名を突破しました。

嬉しいことに、ゼミクラスはこれまで全期満員御礼。そこでは、作文スキルそのものに限定せず、

・「そもそも自分はなぜ表現したいのか・伝えたいのか(WHY)」を可視化する自己内コミュニケーションの手法
・受講生の伝えたいこと(WHAT)を掘り下げていく情報整理法
・読者に向けて情報発信する際の書き手の在り方(HOW)

まで網羅。

毎期、インプットの洪水に溺れそうになりながらも、最後はすごくキラキラした笑顔で卒業していく受講生の表情を見るのが、講師として最も幸せで非常に美しい瞬間です。

ゼミでは、ゲスト講師としてgreenz.jpライターを迎えています。greenz.jpや他の媒体で活躍しているライターに相談を投げかけたり、表現力を高めるためのアドバイスをいただく。それは受講生にとって魅力があるはずですが、同時にゲスト講師たちにとっては自身のスキルや経験を棚卸しする場になり、グリーンズとライターの新たな関係を紡ぐ機会になっています。

ゲスト講師として登場いただいた丸原孝紀さん。コピーライティング、見出し・タイトルのつけ方をレクチャーして頂きました

ライターを志さなくとも「何か伝えたい」というパッションを持つみんなの居場所にしたい。

僕はかつて、greenz.jpライターインターンの講師をつとめていました。その当時に気づいたのが、実はインターンたち全員がライターを目指しているわけでなく、むしろ起業したりマイプロジェクトを始めたり、就職先で役立てたい人が多いこと。

「表現者を増やす」ことをミッションにしてライターインターンの講師をしていたものの、その「表現者」をライターと編集者に限定して考えていた僕は、卒業生たちがグリーンズの作文術を応用して羽ばたいている姿に感化され、この学びの場の間口を広げてみようと考え始めました。

文章で表現したい人は、それを専業にすることを目標にしない層にもたくさんいるぞ。
僕らが培ってきた表現術・作文術をオープンにしていくことで、グリーンズのミッション「ほしい未来は、つくろう」と思える人を増やしていけそうだぞ。

「作文の学校」は、この気づきをもとにデザインしたプログラムです。だからこそライターを志していなくても「何かを伝えたい」「表現したい」というパッションを持つすべての人の居場所であることを大事にしています。

・自分のマイプロを多くの人々に伝えるための術を学びたい人。
・広報に配属されたけれど、文章を書くことが大変だと感じている人。
・近い将来に考えているプロジェクトのビジョンやミッションを固めたい人。
・恋人にもっと美しいラブレターを書きたい人。
・自分の意見をもっと建設的に書くにはどうしたらいいかと悩んでいる人。

そんな人にこそ、僕は参加してほしい。彼らのぶつかっている課題や超えるべきハードルは、表現で解決できる。そう思っています。(もちろんライターや編集者を目指している人にも大きな学びを提供できる自信はありますけれど。)

多くの人々は、日頃、言葉を使ってコミュニケーションをしています。 だから何か表現を始めたい人にとって、作文って実はハードルが低いのです。

「嬉しい」だとか「悲しい」という感情。
「気持ちいい」「痛い」「冷たい」といった身体的な感覚。
「僕はこうだと思う」という意見や価値観。

それらを「伝えたい!」と表現・発信するとき、実際あなたも言葉を発しませんか?。

そんなとき、実は大事だけど忘れてしまいがちなことがあります。それは「伝えたい」だけでなく「相手に伝わるにはどうしたら良いか」と考えること。あなたの「伝えたい」を、受け取り手の「知りたい」と重ね合わせないと、人には届かない。だからそれを技術として習得していく。それがやがて、あなたのほしい未来を自然とカタチづくっていくはずなんです。

ちなみに受講生に教える作文術は、この記事を今書いている僕がまさに使っている方法そのものです

表現を教えることは、美しい未来づくりである。

greenz.jp副編集長として活動する中で僕は、表現力豊かなコミュニケーションをしたことで花開いていった社会運動やNPO、美しい暮らしを実現していくカップル、社会的課題が解決していく瞬間をたくさん目撃してきました。

その一方で、表現の工夫や配慮が足りなかったことで頓挫してしまったり不和が生まれるチーム、逆に社会的課題の解決から遠ざかっていく様子もたくさん見てきたのです。 つまり表現の精度と社会の健やかさは比例するのだと思います。

表現力を育む場を多くの人々に開放すれば、みんなが気配りをし、創造豊かになるので、平和な社会、人の心が満たされることを最優先とする美しい暮らしの実現に近づきます。そう考えると「作文の学校」は文章を生業にしている僕なりの社会運動かもしれません。

第3期ゼミ最終回に、受講生の学び・気づきを棚卸しするワークショップをしたときのもの

「作文の学校」の未来

最近、地方や行政からの「作文の学校」の1dayクラスを現地で開催してくれないかと打診をいただくようになりました。これほど嬉しいことはありません。

市民記者プロジェクトを展開する自治体が増えましたが、作文には地方・ローカルのプレゼンスを向上させる力があります。
そしてコミュニティづくりや、縁の糸を手繰り寄せる力も秘めています。
「地域にある魅力をどのように掘り下げて発信していくか」を考える機会にも恵まれます。

だから僕は地域に赴いて「作文の学校」を展開することで、人々の表現力を豊かにし、ローカルな世界の美しさを多くの人々に発信するお手伝いをしたい。そうすることで、地域の魅力を高まると信じてますから。僕は全国ツアーをする気がマンマンですし、将来的には卒業生に暖簾分けして講師を頼んで広げたいとも考えてます! ぜひ気軽にお問い合わせください。

そして毎期多くの受講生で賑わうゼミは、ひきつづき東京を拠点としつつ、関西でも始めたいですね。ぜひ、タイミングが合うときに参加してみてください。そこで出会う僕ら講師や同期受講生とのコミュニケーションを通じて、あなたの目の前に広がる世界はきっと変化しますよ。

2018年1月、仙台で開催したときの様子

最後にもう一度、3つの言葉をあなたに投げかけます。

すべての社会運動は表現から始まる。

僕らの暮らしと表現は切り離せない。

表現を教えることは、美しい未来づくりである。

この記事を読み終えた今、これらの言葉を改めて目にした感覚に変化はありますか?

もしあったなら、ぜひこの機会に表現を研ぎ澄ませ深める場に身を投じてほしい。個人的に作文がオススメですが、音楽、絵画、ダンス、何を選んでも良いです。ほしい未来をつくる芸術家として、あなたが羽ばたき始めることを祈ってペンを置きます。

– INFORMATION –

4/7(土)スタート! 書くことを学べば、ほしい未来の実現に近づく。greenz.jp副編集長による文章力アップゼミ「グリーンズ作文の学校・第4期」

月間30万人が訪れるgreenz.jpの副編集長スズキコウタによる「グリーンズ作文の学校」。greenz.jpに掲載する全記事の校正に関わる副編集長と、編集デスク・向晴香が講師をつとめる本ゼミクラスは、これまで全期満員御礼、総受講者数100名突破、地方から開催要請もある人気ぶり。この度、豪華ゲスト講師を迎えて、第4期の申し込みをスタートします! お申込みはお早めに!
https://greenz.jp/event/sakubun_zemi_04/