自分の通勤マップを登録したり出来、周辺のショップやトイレ、自転車レーンなどが参照できるサイトとして自転車ツーキニストの間で支持されてきた「東京自転車グリーンマップ」がこのたび装いも新たに「グリーンペダルマップ」として生まれ変わった! 第一印象はすっきり見やすくなったという感じ、基本的なコンセプトは変わらないながらも、より見やすくアクセスしやすくなった。
何が変わり、どう便利になったのか、グリーンペダルマップの山口さんにメールインタビューしましたので、それも併せて詳しくお伝えします。
このグリーンペダルマップの基本的なコンセプトは、街を自転車で走る際に便利な情報を地図上に表示することで自転車ユーザ(特に自転車ツーキニスト)が快適な自転車ライフを送れるようにしようというもの。表示される情報には、自転車置き場、自転車レーン、走行に注意が必要な場所、トイレなどの便利な情報に加え、ビューポイント、公園、温泉/銭湯など、ツーリングを楽しむときに使える情報も含まれる。
これらの情報は基本的にはこのグリーンペダルマップを使う利用者から集められたもので、ユーザそれぞれが情報を追加してマップを完成させていくという形になっている。
この辺りの基本的な部分はリニューアル前と変わらない。では何が変わったのか?
山口さんいわく、
- スポット情報を表すアイコンのデザインを一新
- ルートを作成すると、その距離が表示され、その距離を仮に車で走った場合に排出されるCO2の量がわかるようになった(ペダルマイレージ)。
- 自転車通勤ルートを登録できる「ジテツールート」カテゴリを追加
だそうだ。
距離が表示されると言うのは時間の目安にもなるし、CO2排出量がわかるというのはエコを心がけるものにとっては自転車通勤の励みになってとてもいい。
たとえば、私が登録してみた「喜多見-目黒」というルート、距離は13.123km、ペダルマイレージは2.270kgとなっている。
上の画像を見てもらってもわかるように、周辺のスポット情報アイコンでが表示されるが、まだまだ少ないという印象だ。その情報量はユーザが増えてくれば自然に増えてくるものなので、これからに期待したい。自転車ユーザには気になる高低差の情報を取り込むことについても「ぜひ取り入れたい」とのことなので、これからもっと使いやすくて楽しいサービスになっていくと期待できる。
また、情報の充実については「メディアへの露出を増やすことで書き込み増を図っていく。またグリーンペダルからの新着情報やtwitterなどのブログ機能などを別途追加していく予定です。」とも語ってくれた。
Twitterとの連携というのはいい!私もユーザ同士がつながったらすごく面白いサービスになると感じたので、インタラクティブな要素があったらいいなと思って、そのあたりの質問もぶつけてみた。
いただいた答えによると
現在mixiのグリーンペダルコミュには2300名ほどの参加者がいるので、これは大きな財産です。もっと活性化したいと考えています。それ以外ではライドイベントなどリアルな交流の場を提供することもより充実させていきたいですね。
とのこと。また、ソーシャルサービスとの連携については
twitterはおそらくこれから化けると予想されるので、力を入れていきたいです。最終的にはグリーンペダルマップサイトがひとつのメディアとしての機能を持ち、自転車に絡む情報の発信源のひとつになるのが目標です。
と語ってくれた。
日本はヨーロッパなどと違って自転車利用者のためのインフラが整備されていない。自転車レーンなどのインフラが整備されるよう働きかけることも重要だが、ユーザが情報を集めて安全に快適に走る方法を見につけることがまず重要だ。このグリーンペダルマップはそんな自転車ユーザの気持ちを形にしてくれている。ぜひ情報を寄せて充実させ、みんなが安全で快適に自転車に乗れる社会へ一歩でも近づこうじゃないですか!