“まずは自分の地元から始める!” サステナブルな地域づくりを提案していく柏市発のプロジェクト「カシワカラ」

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“カシワカラ”とは、まさに千葉県の「柏から」始めようという意味。大学時代にインターンシップを通して環境問題に触れた吉岡龍一さんは、まず自分の地元を持続可能な街にしていこうとこのプロジェクトを始めました。

吉岡さんの思いに共感した柏出身の若者が集い、PRやデザインといった得意分野を担当してチームを組むことに。「持続可能な社会」とはよく耳にする言葉ですが、カシワカラが伝えたいのは大袈裟なことではなく、まずは自分の住む「地元から始めよう」というメッセージ。どんな地域に住む人にも共通する気付きを与えてくれます。

“吉岡くんへの贈り物”で表現した“カシワカラ“のメッセージ

この春に大学を卒業した吉岡さんは、4月から地元の柏市で農業を始めました。学生時代に耕作放棄地の復田プロジェクトなどに携わり、環境問題に向き合った彼が選んだのは、自ら「農業、食」を通して自然と共に暮らすこと。まずは柏市で自然農法の農業を営む小川さんの所で修業予定です。

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カシワカラのメンバーは、そんな農業を始める吉岡さんに激励の贈り物をすることを思いつきます。それも単なる贈り物ではなく、一般の人を巻き込むことで「地元で農業に挑戦する若者」に意識を向けてもらい、吉岡さんの思いを世に伝えようと働きかけることでした。

早速「ユニクロカスタマイズ」(ユニクロが新しいギフトの形として提供しているサービス)を利用して“吉岡くんにTシャツを贈ろう”プロジェクトを始めます。twitterでTシャツのアイディアを募集し、デザインを決める過程を参加者全員にシェアしながら進めるというもの。

「ユニクロカスタマイズ」は最終的に決まった案を公開するだけではなく、アイディアが飛び交う過程で刻々と変わるデザインも公開していけるのが特徴。最終的に、Tシャツがボロボロになってもリユースできるようにと、かかしのデザインが起用されました。

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このTシャツは「吉岡くん個人への贈り物」のレベルを超えて、地元で農業に携わるひとりの若者の生き方を応援したい、という参加者の気持の表れとなりました。

カシワを自転車で走りやすい街に

千葉県柏市は人口約40万人、上野から電車で30分の距離にあるベッドタウン。今でも多くの森や田畑が残る住みやすい街です。自転車で周るには最適!と考えたメンバーが、カシワカラの街づくり第一弾として始めたのが「サイクリンググループ・ワダチ」です。

柏をもっと自転車に乗りやすい街にしたいと有志が集まって自転車で市内を走り、不便なことや改善したいポイントを記録して直接市に届出をしようというもの!既に3回ほど実施し、夜に乗るとまた違ったことが見えてくるかもしれないと、次回は夜に乗ることを計画中です。

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柏には昔から地元に根付いた自転車屋も沢山あるので、ワダチプロジェクトではそんな自転車屋さんや、地元の方々とのコミュニティづくりも行っていけたらと考えています。

そう語るのは、カシワカラのPR担当スタッフ。
そして今、新たに彼らが考えているのが“ベッドタウン”ならぬ“ベンチタウン”構想。街の至る所にベンチを設置して、住人が交流できる場をつくろうというものです。
これからベンチのアイディアを一般の方から募集することも考えています。

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カシワカラはThink Locally Act Locallyをコンセプトにサステナブルな地域づくりを提案していく「柏」発のプロジェクトです。農業、地域コミュニティ、デザインの力でサステナブルライフを実践できる場を日常に創り出していきます。(カシワカラHPより)

サステナブルな社会のために「世界をどうする、日本をどうする」といった議論もあるけれど、まずは“自分の住む地域で足元から始めてみる”。「カシワカラ」の活動は、そんなメッセージをストレートに伝えます。
ひとつひとつはまだ小さくてささやかな活動。これから柏市民の方々に展開を広げていきたい彼らの活動に注目です。

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