\11/12オンライン開催/ネイバーフッドデザインを仕事にする 〜まちを楽しみ、助け合う、「暮らしのコミュニティ」をつくる〜

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本当のお金では生まれない、「新しい価値」を地域にもたらす。世界各地で展開されている「地域通貨」の取り組みをまとめました!

greenz playlist」は、読者のみなさまの「毎日見れないから、いいとこどりしたい!」「過去の記事からも、なにか面白いものを見つけ出したい!」という声に応えて、まるでDJのように、過去の記事をテーマ別にリスト化していく企画です。

みなさんの住む地域には「地域通貨」がありますか? 日本のいろんな街で広まりつつある地域通貨。とは言っても、今はまだ身近ではないという方が多いかもしれません。

そもそも地域通貨とは、限られた地域内やグループ内で使用ができるオリジナルの通貨のこと。日本では、各自治体や地域に根付いたNPOなどの団体が主体となり、まちづくりや地域活性化を目的に活用されることが多くなっています。

地域通貨は、地域内で新しいお金の循環を生み出し、地域内でのコミュニケーションが促進すると言われ、本当のお金では生まれなかった新しい価値を、それぞれの地域にもたらしてくれる存在になっているのです。

そこで今回は、これまでgreenz.jpで紹介してきた、街に新しい価値をもたらしてくれる地域通貨の事例をご紹介します!
 
“お金”が流通する「経済社会」ではなく、“心”が流通する「循環社会」を。地域通貨「よろづ屋」がつくる、ほしい未来とは? by 高馬卓史さん
 
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地域通貨「よろづ屋」=地域の「お互い様」精神を形にして、地域内のお金の循環を取り戻す

神奈川県の旧藤野町(現相模原市緑区)で導入されている地域通貨です。物の売り買いだけに限らず、お互いにできることや贈れるものを交換して、手帳に記録するという仕組みが特徴的。

現代社会に起こりがちな、お金がお金を生むような「マネー・ゲーム」とは無縁で、安心感を持つことのできる通貨として地域に浸透しています。

(⇒続きは、こちら

 
「お金ってなんだろう?」「地域をどうしていきたい?」と問い続ける地域通貨「ぶんじ」がつくる新しい地域 by Akiko Teraiさん
 
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地域通貨「ぶんじ」=街にありがとうを生み出し、お金のためではない働き方に光をあてる

東京・国分寺市で流通している地域通貨「ぶんじ」は、紙幣の裏面に小さな吹き出しが10個あり、感謝の気持ちなどの一言メッセージが書けるようになっていることが魅力的なポイント。

「お金のためではない働き方に光をあてる地域通貨」というコンセプトもこれからの地域通貨の在り方のヒントとなりそうです。(⇒続きは、こちら

 
コミュニティの中で生きることを、もっと広めたい! ブリストルで生まれた地域通貨「Bristol Pound」が導入した新機能とは? by 大石真由さん
 
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地域通貨「Bristol Pound」=実用的な仕組みの後押しにより、地元のお店へ足を運ぶきっかけをつくる

地域通貨の事例は日本国内だけではありません。イギリス南西部の都市ブリストルで2012年から導入されている地域通貨「Bristol Pound」は、チェーン店に負けず、地域内でのお金の循環を生み出すことに成功しています。

加えて使用を後押しする、ある実用的な仕組みも既に誕生しているのも大きな特徴。果たしてその実用的な仕組みとは?(⇒続きは、こちら

 
地域通貨でお店体験!? 商店会の大人から商売の基本を教わり、子どもたちが夢中になる地域通貨「戸田オール」 by 甲斐 かおりさん
 
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地域通貨「戸田オール」=地域と子どもたちの接点をつくり、子どもたちを育ててゆく

埼玉県・戸田市で導入されているこの地域通貨は、現在は主に子どもたちの間で活発に利用されています。

この「戸田オール」を使って仕入れから販売までを行う「お店体験」の企画が長年続いていたり、「戸田オール」を得るためにお祭りや清掃のボランティアに参加する子どもたちも多いのだそう。(⇒続きは、こちら

 
限界集落を、まるごとエコヴィレッジに!地域通貨で持続可能な里山コミュニティづくりを仕掛ける傍嶋飛龍さんインタビュー by 増村江利子さん
 
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地域通貨「ゆーる」=極小地域でも自分たちで仕組みをつくり、地域のみんなが豊かになれる

地域通貨を導入できるのは自治体だけではありません!

相模原市藤野町で限界集落をまるごとエコヴィレッジにしようという活動に取り組む傍嶋飛龍さんは、このエコヴィレッジ内だけで利用ができる「地域通貨ゆーる」を考案。さらに物々交換も促進することで、コミュニティ内での循環をつくろうと奮闘中。その試みにかける思いとは、どんなものなのでしょうか?

(⇒続きは、こちら

 
いかがでしたか? 地域通貨と一言で言っても、運用方法や効果、携わる人たちの思いによって、実にさまざまな形があります。

しかし共通しているのは、これまでのグローバル経済・大量消費社会といった言葉に集約されるような、大きなお金の流れだけでは得られなかった地域内でのお金の循環や、地域住民同士のコミュニケーションが、地域通貨によって確実に生まれているということ。

そしてこれらの取り組みは、「本当に豊かな暮らしってなんだろう?」という、私たちがふとしたときに考える疑問を解決するひとつの手段になるかもしれません。

個人のお金や所有物・暮らし方への価値観の変化は、地方移住・ダウンシフト・タイニーハウスなど、様々な形で見え始めていますが、「社会」という単位ではまだまだこれから。

地域通貨がより広まっていくことで、私たちそれぞれの住む地域が、より本格的にお金の在り方を見直す時代がくるかもしれませんね。

(Text / Curator: 村上萌)

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