人生のおよそ3分の1を占める仕事。みなさんは心から楽しめていますか? 生きるためには働く必要がありますが、望んでいない仕事のストレスで精神をすり減らし、休日が来ることばかりを待ち望んでいる人も多いかもしれません。
これまでは終身雇用、正社員が当たり前でしたが、これからは30年以上存続する企業はほとんどなくなり、従来の働き方を支えてきた社会制度は崩れていくと考えている方もいるようです。
また一方で、お金では幸せを買えないのではないかという研究結果もでていて、これからは盲目的にただただ働くのではなく、「自分は、何を求めているのか?」という視点から働き方を考えて実践していくことが大切なのかもしれません。
そこで今回は、「リモートワーク」「ノマド」「ダウンシフト」など、新しい働き方を実践している方々。そしてオピニオンリーダーたちの記事を紹介していきます。
場所や時間の障壁を減らしたい。 バリ島から車中まで、各地でリモートワークを実験中! 「今週のgreenz people」は、宮本涼輔さん! by グリーンズ編集部
「リモートワークという、ひとつの手段が、色々な選択肢のなかで自然に候補にあがるようになってほしいなと思います」
宮本涼輔さんは、greenz.jpのウェブデザインとメンテナンスをしていただいている株式会社「nD」のエンジニアで、リモートワーク(場所や時間にとらわれず働くライフスタイル)を取り入れています。
新しい働き方を選択し、日本の地方から海外まで各地で実験している宮本さんに、その暮らしぶりとほしい未来について伺いました。
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常識をうたがい、足るを知る。『減速して自由に生きる』高坂勝さんに、ダウンシフトの極意を聞いてみました by いとうあやねさん
「川の流れそのものを変えるのは難しいけれど、川から上がって、いい方向に行ける道をつくるのは可能なんじゃないかというのがダウンシフトの考え方です」
金を稼ぐために我慢して働いて生きていくよりも、あえて経済社会や消費社会から降りて、必要以上に儲けもつくらず支出もしない”ダウンシフト”という生き方を選んでいる人々がいます。
30歳で脱サラし、2004年から小さなオーガニックバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」を独りで営んでいるのは高坂勝さん。必要以上に儲けをつくらず、食べ物をできる限り自給し、手づくりと仲間を増やして好きなことをして生きています。(⇒続きは、こちら)
モヤモヤから始まる、人生のストーリー。アパレル業界から一転、農家になった「和田農園」北村佳代さんに聞く、一生の仕事の見つけかた by たけいしちえさん
「自分が描く”一生の仕事”は一生続けていきたいと思えること。それが暮らしとつながって、毎日ワクワクする生き方がしたいと思いました」
日々仕事をする中で、「この仕事は自分じゃなくても、他の誰にでもできるんじゃないか」と思ったことはありますか?
今回ご紹介する、25歳で「和田農園」を継いだ北村さんもそう思った内の一人。アパレル業界で活躍する20代を送るうちに、「自分にしかできないことをして、人生というストーリーをつくる暮らしってなんだろう?」と疑問を持ったそうです。今回は、「和田農園」を継いだ北村佳代さんに“暮らすように仕事をする、一生の仕事の見つけ方”を伺いました。(⇒続きは、こちら)
自分らしい働き方と暮らしをつくる。米田智彦さんに聞く、ライフデザインのヒントとは? by Kimura Eriさん
「どうせ会社にいてもいなくても不安な時代。だったら会社の都合に振り回されずに自分で人生を再構築しよう」
東京でシェアハウスやゲストハウスを泊まり歩きながら仕事をする「NOMADO TOKYO」プロジェクトを行った米田さん。元々出版社に勤めていましたが、会社が倒産の危機に遭ってから、会社の都合に振り回されない生活を求め、フリーの編集者へと転換しました。
米田さんは『NOMADO TOKYO』を通して、固定観念から離れて、暮らしや仕事を自分の手で柔軟に自由につくる人と出会ったそう。そんな米田さんに、自分の人生をデザインするヒントを伺います。(⇒続きは、こちら)
キーワードは邪道!仕事旅行社・田中翼さんに聞く、これからの時代の働き方って? by 増村江利子さん
「どんな仕事であれ、一度挑戦するということが、全てのスタートなんじゃないかと。まずはちょっとでもやってみることが大切かなと。今までのようなエスカレーター式の時代じゃないからこそ、先が見えない時代だからこそ、自分を信じることが大事なのかなって。」
そう語るのは、あこがれの仕事を体験できるサービスをお届けする「仕事旅行社」社長の田中さん。
気軽になんでもできる時代だからこそ、自分にできること、やりたいことを問い直すべきだと、田中さんは言います。固定概念に囚われずに何でもチャレンジすることで、自分の夢の仕事に出会えるのかもしれません。(⇒続きは、こちら)
いかがでしたか? これまでの従来の働き方から脱線し、自分の価値観に合った働き方を手にした人たちは、仕事も私生活も謳歌している様子。働き方の形も人それぞれで、「リモートワーク」「ダウンシフト」「農的生活」「ノマド」など様々でした。
彼らは決して「大金持ち」や「大企業の社長」といった成功者ではありません。しかし、自分の人生に手綱を持って、心が満たされた生活を送っているという意味では、「人生の成功者」と言えるのではないでしょうか。
多様な生き方が許されるようになってきた時代だからこそ、多様な働き方も許されるようになってきています。
「これまではこういう風に働いてきた。しかし、これで本当に良いのだろうか?」そう自分に問いかけて、改めてこれからの働き方を見直してみませんか?
[via ims health, TIME]
(Text / Curator: 大矢崇人)
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