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祝、グリーンズ6周年!2012年上半期の人気記事BEST10&おまけインタビュー

Some rights reserved by Iain Farrell

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こんにちは!greenz.jp編集長のYOSHです。

今年もあっという間に半年がすぎ、夏がやってきましたね。
みなさんは今日は何の日か御存知ですか?

そう、海の日です。
でもそれだけではありません。

7月16日、それはグリーンズ6回目の誕生日なんです!

そこで今回は特別に、2012年上半期の人気記事BEST10と、グリーンズのインターンさんと編集長の一問一答の様子をご紹介したいと思います!

この半年は、初の編著本『ソーシャルデザイン』を出版させていただいたり、NPO法人グリーンズを設立するなど、今までに経験したことがなかったような大きな成長がありました。

特に「グリーンズ会員を考える会員β」という取り組みも水面下で進行中。次の半年もまた大きな変化を予感しています。本当に支えていただいているライターやプロデューサーなどコミュニティのメンバー、読者のみなさま、クライアントのみなさま、そして何より家族のおかげです。ありがとうございます!

過去記事を振り返って

ちなみに今までの誕生日の頃には、こんな記事が上がっていました。5周年という節目となった去年の誕生日は、初めてのオープン編集会議も開催しています。それぞれの頃の思い出が今でも色濃よみがえってきますね。

greenz.jpキックオフパーティ!(2006年)

1000人の種まき大作戦!(2007年)

北海道発! ジンギスカンから生まれたおしゃれなウェア「YUUYOO」 など(2008年)

郵便事業会社の集配、いよいよ電気自動車を本格導入! など(2009年)

ハイチに響く歌と踊り もう一つのワールドカップ など(2010年)

インスタレーション作品のような、ゴミ袋を用いたイルミネーションが、人々にリサイクル意識を呼びかける。(2011年)


2012年上半期BEST10!

というわけで、おまたせしました!
以下、2012年上半期の人気BEST10記事です。

今年の上半期は、特に注力していたシリーズ企画「マイプロSHOWCASE」の記事が、多くの反響を集めました。そのなかでBEST10は、国際交流やエネルギー、ご近所のコミュニティづくりから広告まで、グリーンズらしい幅広いラインナップになっています。

ぜひみなさんにとってのイチオシの記事も、教えていただけると嬉しいです!



第1位 日本にいながら国際交流はじめませんか?外国人にとっての旅の醍醐味をつくる「FindJPN」

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旅行は、その土地の人との交流ができると、記憶に残る素敵なものになりますよね。現地の人にとっても、異文化に触れられる楽しい出会いになります。「旅での素敵な出会いを確実にできるようにしたい」そんな想いから始まった「FindJPN」の取り組みをご紹介します。(続きを読む



第2位 一人から始まった”恩送り”が世界を変えるかも?小さな町の小さなカフェで起こった映画みたいな物語

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『Pay It Forward』という映画をご存知ですか?ある男の子が「世界を変えたいと思ったら何をする?」という問いに対して「親切にされたら3人の人に親切をする」計画を思いつき、やがて街中に”親切の連鎖”が広まるというストーリーです。今日紹介するのはそんな映画のようなことが、小さな町の小さなコーヒーショップで実際に起きた物語です。(続きを読む



第3位 飛行機の時間が楽しくなる!Facebookから隣に座りたい人を選べるサービス「Meet & Seat」

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ソーシャルメディアで知り合った人と実際に交流できるサービスが増えてきていますが、そんなことが、飛行機に乗るときにも実現しそうです。オランダの航空会社KLMが発表した新サービス「Meet & Seat」はソーシャルメディアと連携した座席予約システム。インターネットで航空券を予約するときに、他の乗客のLinkedInやFacebookなどのプロフィールを見て、隣に座りたい人を選ぶことができるというもの。プロフィールを公開したくない人は非公開に設定することも可能です。(続きを読む



第4位 「残念なくらい簡単でした!」42,800円ではじめる電気自給プロジェクト「藤野電力」

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3.11以降、自然エネルギーを利用した電気を使って生活していきたいと、改めて考えた人は多いのではないでしょうか。けれども実際には、お金はかかるし仕組みもよくわからない…という人がほとんどでは?神奈川県の山間部に位置する旧藤野町(相模原市緑区)では、同じような思いをもった住民たちによって「藤野電力」なる活動が始まりました。今回は1月28日に開催されたワークショップの様子をご紹介します!(続きを読む



第5位 家を建てるだけで終わりじゃない!”ご近所づきあい”までもデザインする建築プロジェクト「いえつく」

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昨年5月のある日、西荻窪にある静かな住宅街の路地裏に、こんな立て看板が現れました。隣に立っているのは、これからここに家を建てる予定のご夫婦です。ふたりのシルエットを象った等身大の看板は、一体何のために建てたものなのでしょう?(続きを読む



第6位 おっちゃんたちの命と尊厳を守る女子大生!生活保護・ホームレス問題と放置自転車問題を一気に解決する「HUBchari」

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14歳でホームレス問題に関わり始め、2012年キャンパスベンチャーグランプリ経済産業大臣賞を初めとする多数の賞を受賞。ワールドビジネスサテライト等、多くのメディアにもその活動が取り上げられた21歳の現役女子大生、川口加奈さん。

NPO「Homedoor」の代表を務める彼女は一見フツーの女の子ですが、その言葉と眼差しからは、内面に秘めた強い思いがひしひしと伝わってきます。「ホームレスのおっちゃん達を助けたい…!」その思いを胸に、川口さんが活動を始めたきっかけは何だったのでしょう? そして新たな事業「HUBChari」とは?(続きを読む



第7位 混乱しているのは劇場?私の記憶?劇場を騒然とさせたアルツハイマーの映画広告

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社会的な問題を解決しようとするときに、よく使われる言葉があります。それは「自分ごと化」。言葉にするのは簡単ですが、実際に社会的な問題を自分のこととして考えさせるのは並大抵のことではありません。イスラエルの映画館で実施された広告は、その難しさを乗り越えるアイデアがあるものでした。(続きを読む



第8位 この冬、たくさんのホームレスを暖めた、クリーニング店の小さな広告

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ぼちぼち春の訪れを感じるようになってきましたが、今日は、この冬たくさんの人を暖めた小さな広告をご紹介します。ホームレスの人たちにとって、寒い風にさらされる冬はとても厳しい季節です。冬を前に、ルーマニアの慈善団体は考えました。お金を集めるのは時間がかかります。

募金よりも早くホームレスの人たちが寒さをしのげる方法はないか、と。そこで考えだされたのは、クリーニングのチェーン店との協力によるあるしかけでした。クリーニングを引き取るときについているハンガーがありますよね。そこに、小さな広告をつけたのです。(続きを読む



第9位 怒りでもなく、無関心でもない選択肢を、みんなに。原発の歴史を知り、未来を見つめるきっかけを作る「原発絵本プロジェクト」、元気玉プロジェクトに登場!

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あの事故から1年。日本人にとって「原発」は、特別な存在になりました。みなさんは、原発の問題をどのように捉え、周りの人とどのように話していますか? 中には、「触れ難い話題」として、避けてしまっている人もいるかもしれません。

今日ご紹介したいのは、原発に正面から向き合い、学び、悩み、そして伝えようとしている、普通の女の子たちのお話。彼女たちは今、「絵本」という形で、多くの人に原発について考えるきっかけを届けようとしています。本日、マイクロパトロンプラットフォーム「CAMPFIRE」内の、震災関連プロジェクトに特化した「元気玉プロジェクト」にも登場した「原発絵本プロジェクト」をご紹介します。(続きを読む



第10位 スターバックスがコンテナをリユースしたコーヒーショップを開店!

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コンテナは、もはや輸送だけのものではない!?不要となったコンテナの活用法を示す事例が、スターバックス(Starbucks)から生まれました。日本でもおなじみのコーヒーチェーン店「スターバックス(Starbucks)」は、2011年12月、ワシントン州タクウィラ(Tukwila)に、輸送コンテナを再利用したドライブスルー式のショップ「Reclamation Drive-Thru」をオープンしました。(続きを読む


おまけ:6周年の今だから聞きたい!

ここからは、6周年を記念して、グリーンズで記事を書いてくれているインターンさんとの一問一答をお届けします!

Q1. 1周年のときはどんな記事がありましたか?

思い出すために、アーカイブで2007年7月の記事をみてみよっか。と、見ての通り、記事が月に3本しか上がってない(笑)

2007年前半はグリーンズ史上一番大変だった時期で、コアメンバーも生活費をかせぐのに必死だし、僕もちょっとウツっぽくなって仕事が手につかなかくって、誰もグリーンズのために時間をさくことができなかった。でもやっと時間がたって、少しずつ希望が見え始めたので、7月頃からリニューアルに取り組んでいましたね。リニューアルが完了したのが確か9月頃で、それと同時に今も続いているgreen drinks Tokyoを始めました。

2007年6月の記事を見てみると「非核の思いを参議院選挙に!」とか「平和映像が代々木に集結!」「農的暮らしの新しい形を体験!鎌中ひとみさんのインタビューとか、懐かしいですね。

人気だったのは「スイスの氷河で600人がヌード撮影!」とか「買い物カゴ+自転車=買い物らくちん自転車」とか。読み返してみると、社会的な課題をまじめに楽しく解決するプロジェクトを紹介するという基本的なコンセプトはあまり変わってないのかもね。今はそれだけじゃなく、解決しようとしている人をどうメディアとして応援できるのか、ということを考えています。

Q2. 6年前の自分やグリーンズのメンバーにアドバイスをするとしたら、何て声をかけますか?

うーん…「そのままでいいんだよ」ということかな。今だから言えることではあるけど。あとは「自分ひとりでやらなくていいんだよ」かな。

グリーンズの進化の歴史は、メンバーの一人がいろんな仕事を抱え込みすぎてできなくなって、そのために人を募集して、ということの繰り返しです。でも募集にいたるまでは、だいたい「自分にしかできないから、ほかの人に任せられない」って思い込んでる自分を超えていく必要があって。でも、やっぱりひとりでできることには限りがあるし、新しい人が入ってくることで、新しい文化が生まれていく方が健やかですよね。むしろ新しい人が入ってきてくれることで、自分にしかできないことがますます見えてきたり。

いろんな人が関わるときに、人が動くためには2つの力があると思っています。ひとつはビジネスとしてお金のやりとりをするか、コミュニティとして対話を繰り返しながら丁寧に育てていくか。僕たちが大切にしているのはそのバランスで、特に今は心の部分を大切にしています。

Q3.この先、グリーンズはどうなってほしいと思いますか?

常に心の中にある問いかけは、「次の編集長は誰だろう?」ということ。受け継いでいくために、仲間と一緒に時間をすごすことを大切にしています。鈴木菜央時代がありYOSH時代があり、その次はおのっちかもしれないし、ジュンヤくんかもしれないし。誰が数年先のコアメンバーになるんだろう?って楽しみにしながら仕事をしています。

男の子的かもしれないけれど、以前は「伝説のメディアを作りたい」という思いはありました。「ああ、OLIVE読んでたよ!」みたいに語られたり、「やっぱあれが世の中の流れ変えたよね」って数十年後に話題になれたらいいなあって。でもまあそれはたんたんと続けた先にあることなので、今はそれが目標ではないです(笑)

今のNPO法人グリーンズの役割は、「頑張っている人を応援したい」ということ。でも”応援したい”ってことは応援が足りていないからであって、それが十分になってきたら役割が変わってくる。いつもそんな感じで「僕たちの今の役割って何だろう?」「今広めていくべき価値観って何だろう?」って常に僕たち自身が話し合っています。

ひとつ言えることは、ここにいるインターンのみなさんもそうだし、この記事を読んでいただいている読者のみなさまが、「次のグリーンズをつくっている」ということです。それだけは、間違いないですね。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!

来年の今頃はどんなことを考えているのか、今からとてもワクワクしています。
7年目のグリーンズをどうぞ、よろしくおねがいいたします!