自転車といえば、パーソナルモビリティの代表格ですが、仲間が集まり、ひとつの自転車を一緒に漕いで移動すると、ポジティブな連帯感が生まれそうですね。そんな貴重な経験ができそうなペダル型“スクールバス”が、オランダで生まれました。
「BSO」は、子どもグループ向けに開発されたペダル型モビリティです。主に、放課後活動で利用されることを想定し、4~12歳の子ども10人とドライバー役の大人1名が一緒に乗れる仕組み。高さ調節可能なサドルには、それぞれペダルがついており、子どもたちは、自分のペダルを漕ぐことができます。また、ドライバー席では補助用の電気モーターが使えるので、ちょっとした坂でもOK。平均スピードは、時速16キロです。
基本的にはペダルを漕いで動かすので、環境にもやさしく、子どもたちにとっては、適度な運動になりそう。この“スクールバス”で校舎の外に出ることによって、自然や季節の空気を身近に感じたり、学校周辺の地域を、より詳しく見聞きできます。また、「一人ひとりの力は小さいけど、みんなの力が集まれば、いろんなところに移動できるんだ」という達成感が味わえたり、仲間同士の連帯感を養うこともできそうですね。
秋が深まり、外でカラダを動かすのが心地よい季節。こんなモビリティがあると、子どもたちが仲良く楽しめそう!