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「萌えるゴミ袋」に「萌え米」。萌え市場にもソーシャルの動きがきてます!

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お花見の後、ちゃんと分別してゴミ袋にまとめましたか。
さて、この写真のゴミは、燃える?燃えない?

いいえ、“萌える”ゴミ袋です!!

ただの駄洒落?と思うことなかれ。萌えキャラが描かれたその名も「萌えるゴミ袋」は、学生たちの想いが込められた商品なのだ。

「萌えるゴミ袋」を開発したのは慶應義塾大学の学生チーム“K-307”。もともと“萌え”好きだった同じ研究室に所属する彼らが「燃える」→「萌える」という駄洒落から、ゴミ袋を思いついたことがことの始まり。単純なアイデアだが、それを彼らの研究テーマのひとつである“地域活性化”に結びつけてしまったところが面白い。

東京都千代田区出身のメンバーが、ゴミ袋について千代田区観光協会に話を持ちかけたところ、さくらまつり2009」の観光協会ブースにて販売されることが決定。実際に、靖国神社や千鳥ヶ淵などの桜の名所に設置されたブースで4月5日(日)まで販売された。ゴミ捨てマナーを呼びかけると共に、その売り上げの一部は千代田区の景観保存のための“さくら基金”に寄付されるという。桜が満開となった4日(土)~5日(日)の週末には、花見客がブースに足を止めて、ピンク色で描かれた萌えるゴミ袋に興味を示す光景が見られた。

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K-307の林正道君によると、「萌えキャラを使うことで、まず多くの方に“おもしろい”と興味を持ってもらい、結果的に地域活性化や社会問題の解決につながる仕組みを考えたかった」とのこと。プロジェクトのホームページでは、ゴミ袋に描かれたキャラクターが登場する小説的ストーリー「つくもぶ」を展開。現在はプロローグのみ公開しているが、千代田区を舞台とするこのストーリーで、今後は「千代田区のよいところを紹介していきたい」という。

moeruHP
萌えるゴミ袋プロジェクト ホームページ

また、主人公の少女は、長く使われて古くなった物に宿るという“ツクモガミ”の声を聞くことができるという設定で、これがタイトルにも反映されている。

地域愛ともったいない精神がかもしだす青春コメディー

というストーリ展開も気になるところだ。

今後は、萌えの聖地である秋葉原に進出したいという林君。秋葉原でゴミ拾いイベントを開催し、公式ゴミ袋として販売したり、秋葉原の店頭での販売も計画中とのこと。秋葉原では、あきたこまちに萌えキャラクターが描かれた「萌え米」がヒットするなど、“萌え”が新たな商品カテゴリーに進出しつつある。萌え米がきっかけで、一人暮らしの男性が「レンジでチン」のごはんではなく、初めてお米を炊いた、という声もあるのだとか。

萌えキャラから始まるソーシャルな動きが浸透するか?経済効果の大きい“萌え市場”だけに、注目したいところだ。

「萌えるゴミ袋」ホームページはコチラ!

萌え米は通販でも販売中!