「働く」で社会を変える求人サイト「WORK for GOOD」

greenz people ロゴ

焙煎したてのコーヒー豆を自転車でお届けする、ユニークなコーヒー会社「Bicycle Coffee」

Copyright (c) 2011 Bicycle Coffee Company. All Rights Reserved. (公式ウェブサイトより)

Copyright (c) 2011 Bicycle Coffee Company. All Rights Reserved. (公式ウェブサイトより)

朝のお目覚めに一杯、仕事の合間に一杯…。
コーヒーは、私たちにとって、身近な飲み物のひとつですね。
このように世界中の人々に親しまれている存在だからこそ、地球環境に配慮され、生産者との公正な商取引に基づいて、消費者に届けられるべきかもしれません。そして、これらを実現しているユニークなコーヒー企業が、米国の「Bicycle Coffee Company」です。

サンフランシスコを拠点に展開している「Bicycle Coffee Company」は、現地の農園から、オーガニックのアラビカ豆をフェアトレードで調達。独自の焙煎器を用いて、少量づつ丁寧に焙煎したコーヒー豆を、地元のオフィスや食料品店、カフェなどに提供しています。また、その名前が表しているとおり、コーヒー豆の配達に自転車を使っているのも、この会社の特徴です。

「Bicycle Coffee Company」は、2009年、3人の兄弟といとこ、友人の5名で創業した、小規模なコーヒー会社。中央アメリカを旅行していた際、コーヒー農家が丹精込めて栽培する美味しいコーヒーに出会ったことが、この会社を立ち上げるきっかけだったそうです。一杯のコーヒーの裏側にある、農家の重労働を知り、コーヒー豆のありがたさを実感した彼らは、サンフランシスコに戻った後、専用の焙煎器を造り、コーヒーの自家焙煎をスタート。自転車に乗って、地元の商店などに配達するようになりました。

コーヒー豆をフェアトレードで継続的に仕入れることにより、現地のコーヒー農家が持続可能に運営できるよう、サポートできるのはもちろん、移動手段に自転車を導入することで、環境負荷の軽減にもつながりますね。また、”環境へのやさしさ”のシンボルでもある自転車が街を元気に駆けめぐることによって、より多くの人々に向け、環境への意識を高める効果も期待できそうです。

自転車で配達するブエノスアイレスのクリーニング屋さん「Laundry Company」についての記事を読もう。