【Bioneers 2008(2)】10/18にジャニン・ベニュス、10/19にナオミ・クラインが基調講演に登場!

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ポール・ホーケン(2006)

いよいよエコスゴイパイオニアが3000人も集まるBioneers カンファレンスが近づいてきました!(10月17日〜19日まで)greenzも昨年に引き続きプレスパスをゲット、世界のビジョナリー=エコスゴイ未来を見ている人たちと交流してきます。今後greenzではBioneersの見どころを、ちょっとずつご紹介。行きたくなったら、現地で落ち合いましょう!関連記事はこちら

前回に続いて今回は、2日目と3日目の基調講演から、気になる面々をご紹介します。バイオミミクリのジャニン・ベニュスや『ブランドなんか、いらない』の著者ナオミ・クライン、Google Earth Outreach Teamのレベッカ・ムーアなど錚々たる顔ぶれが登場です!

ちなみに一昨年、去年とBioneersに行ったメンバーが口をそろえるのが、どのスピーチも涙が出るくらい感動的だったということ。それもそのはず、どうやら開催の半年以上も前から、スピーカーと運営側で講演の内容を念入りに詰めていくというのです。

今までのスピーチをYouTubeで探すとグリーンカラージョブについて講演したヴァン・ジョーンズや「Cradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごへ)」を提唱するウィリアム・マクドノーなど、いろいろ出てきますね。特に編集長の鈴木菜央が心打たれたという2006年の『自然資本の経済』の著者ポール・ホーケンによる伝説的なスピーチは、今見てもゾクゾクします!


ヴァン・ジョーンズ(2007)


ウィリアム・マクドノー(2000)



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というわけで、以下2/3日目の基調講演から気になる方々を紹介します。今年はどんな感動を与えてくれるのか、今から楽しみです!

■10/18:基調講演
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ジャニン・ベニュス(→プロフィール
テーマ:自然界ベスト100: 環境危機を解決するバイオミミクリの事例
JANINE BENYUS / Nature’s 100 Best: Top Biomimicry Solutions to Environmental Crises

「自然のモデルを研究し、自然のデザインやプロセスを真似る、またはそこからインスピレーションを得る新しい科学」であるバイオミミクリ。日本ではまだ根付いていませんが、デザインニュースのGreener Designで大きなカテゴリに選ばれるなど、海外ではかなり普及しています。このジャニン・ベニュス氏は、バイオミミクリ・インスティテュートの代表を務める重要人物。日本でも『自然と生体に学ぶバイオミミクリー 』が山本良一氏の監訳で出版されましたが、目からウロコの最先端事例が楽しみです!


サンドラ・スタイングラーバー(→プロフィール
テーマ:子どもと環境に優しい生活 – 胎盤から思春期まで
SANDRA STEINGRABER / The Environmental Life of Children―from Placenta to Puberty

レイチェル・カーソンといえば1962年の『沈黙の春』で、化学物質による環境汚染を警告し、その後のエコロジー活動の潮流をつくった偉大な方ですが、21世紀のレイチェル・カーソンと呼ばれているのが、生物学者であり作家のサンドラ・スタイングラーバー氏です。『ガンと環境—患者として、科学者として、女性として』が日本語訳されていますが、ご自身も膀胱がんと乳がんを患いながら、化学物質とガンの関係を解明しようと研究に励んでいます。しっかりとその言葉を心に刻んでこようと思います。


■10/19:基調講演
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ナオミ・クライン(→プロフィール
テーマ:ショック・ドクトリン: 破壊的資本主義の台頭
NAOMI KLEIN / The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism

僕が影響を受けた本はたくさんありますが、特に社会の見方が180度変わるほど強烈な一冊を挙げるなら、ナオミ・クラインの『NO LOGO』(邦題『ブランドなんか、いらない』)は外せません。90年代、ナイキやディズニーといったグローバル企業による児童労働などの搾取を辛辣に告発し、コンプライアンスやCSRにつながる筋道をつくってくれました。そして近作『The Shock Doctrine』は、詳しくはこちらにありますが、ソ連の崩壊、米国同時多発テロ事件、ハリケーン・カトリーナなど、世の中を一変させた危機的な状況がいかに都合良く利用されているかを分析する興味深い内容です。間接的に人生を変えてくれた人に直接会えるのもカンファレンスならではの興奮ですね。


レベッカ・ムーア(→プロフィール
テーマ:Google Earth: 変化をビジュアライズ、未来をマッピング
REBECCA MOORE / Google Earth: Visualizing Change, Mapping the Future

世界を変えるアイデアに10億円!」と変わらずセンセーションを起こし続けるGoogle。Google Earthもダルフール紛争による難民キャンプのマッピングなど、ソーシャルイシューを理解するのに多くのマッシュアップが提供されていますが、GoogleとNPO/NGOの共働を進めているのがGoogle Earth Outreach programのレベッカ・ムーア氏です。「Visualizing Change, Mapping the Future」というのは、greenzでも今最も気になるテーマなので、ヒントをもらってきたいと思います。


次回は、世界でもっとも影響力があるエコブログTreeHuggerやGoogle Earthなど、インタラクティブメディアを駆使した新しい世代のアクティビストに関するセッションを紹介します。お楽しみに!