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2/1(木)開講!プロジェクトを前に進め、場の力を促進する「ファシリテーション講座(初級編) 」【グリーンズの学校】

こんにちは、グリーンズの学校・ファシリテーターの高橋靖典です。
今回グリーンズの学校では、ファシリテーションの基本的な考え方や進め方、ちょっとしたテクニック、そして数多くの成功例や失敗例から学び・実践するファシリテーション講座を開催します。

あなたの周りでも、こんな会議は開かれていませんか?

・話し合うことが無くても行われる定例会議


・事前に配布した資料を読むだけの報告会議


・やみくもに時間だけが長いマラソン会議


・結論が出ないふわふわ会議


・リーダーのご機嫌だけで決まる御前会議
・アイディアが出ず、ウンウン唸るだけの新規事業開発会議

人は一人だけでは大きなことは実現できません。「早くいくなら一人で行け、遠くに行くならみんなで行け」ということわざもあるそうです。一人で進むより、 みんなで活動することで、より大きな動きになります。

しかし、そのためにただ集まって会議を開けば良いのかといえば、そんなことはありません。プロジェクトを前に進めていくためには、会議や打ち合わせで起きることをうまくまとめ、次の熱意を盛り上げていくスキルはとても重要な力になると言えるでしょう。そのスキルを持った人をファシリテーターと呼びます。

最近はイベントなどで、ファシリテーターという肩書き目にする機会も増えてきました。ファシリテーターとは、司会者や議長とも異なり、会議や場において中立的な立場で、進行をサポートする役割を指します。
「場を作り、意見を引き出し、整理して、まとめること」がファシリテーターの主な役割と言えます。

グリーンズでもまちづくりや会社内のプロジェクトでファシリテーションが活かされる現場を、これまで多く取り上げてきました。

まちづくりしたい人だけが参加するのはまちづくりとは言えない。「日本でもっとも市民自治の進む」といわれる静岡県牧之原市の新たな取組みとは?


会社内(プロジェクト単位も)はもちろん、サークルや地域活動など、様々な場で会議や集まりが開かれますが、冒頭に触れたような残念な会議に、頭を悩ましているgreenz.jp読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした事態は、会議の進行がうまく設計されていなかったり、コミュニケーションの手法が熟れてなかったり、そもそもの議論の前提が違うことなども原因で起きてきます。

それを解決していくのが、ファシリテーションスキルと私たちは捉えています。

ファシリテーションには4つのスキルがあると言われています。(堀公俊 『ファシリテーション入門』) 

・場を作り、つなげる「場のデザインのスキル」
・参加者のメッセージを受け止め、引き出す「対人関係のスキル」
・議論をかみ合わせ、整理していく「構造化のスキル」
・意見をまとめて、分かち合う「合意形成のスキル」

全6回の講座を通して、あなた自身やチームが次のアクションを起こしたり、コミュニティの熱が上がるようなファシリテーションを学んでいきましょう。

お申込みはこちら!

このスクールで学べること、得られること

第1回目の講座では、実際に500回以上の様々なファシリテーションを経験してきた、特定非営利活動法人bond place 代表理事の小笠原さんからファシリテーションの基礎的な考え方、そして書籍だけでは学べない現場で起きること、起きたことについて学びます。特に第1回は人が集まって起きるコトから「対人関係のスキル」について焦点を起きます。この話が聞けるだけでも、大きな価値があります。

第2回目は、グリーンズが取材し、見聞きしてきたプロジェクトや、実際にグリーンズでのプロジェクトなどから、ファシリテーションによって、大きく変化したプロジェクトなどのケーススタディを、代表理事であり編集長の鈴木菜央さんからお話しいただきます。ここでは議論をかみ合わせ整理していった過程などから、「構造化のスキル」を主に学びます。

第3回目は、様々な現場で活動するファシリテーターから、各現場で起きていること、大切にしていること、必要なスキル、ポイントなどについて学びます。「場のデザイン」として、具体的な講座内容や、プランニングなどを聞くことで、学びがさらに深まります。

第4回目は実際の会議や打ち合わせで使われる技法について実践も交えて学んでいきます。書籍などではバリエーションがいろいろ出ていますが、実際によく使われていて、効果がある技法について絞って学びましょう。ファシリテーションの重要性や、コミュニケーションの大切さについて再認識することができるでしょう。

第5回、6回はアウトプットの機会です。インプットだけでは、実践には結びつきません。共に同じ課題を持っている参加者同士での学びも重要です。各参加者が課題感を持っている事柄について解決できる手法を選び実験してみましょう。実際の流れから「合意形成のスキル」について体感していきましょう。

こんな方にオススメです。

・今までの会議のあり方に不満があること
・周りとのコミュニケーションやプロジェクトの進め方に悩みがある
・会議が上手くいかないことで、プロジェクトが休止・頓挫している方
・何か物事を上手く進めるスキルを必要としている方

カリキュラム

第1回2月1日(木)講師:小笠原祐司さん
「そもそもファシリテーションとはなんなのか」

ファシリテーションはなんなのか、そして大事なポイントはどこにあるのか。年間180回以上のワークショップ、ファシリテーションを実施している小笠原さんから、基本的な考え方や、ポイントについてレクチャーを受けます。

第2回2月8日(木)講師:鈴木菜央さん
「グリーンズでのファシリテーターの役割」

グリーンズでもこれまで様々なイベントや、会議の場を積んできています。グリーンズにおいてのファシリテーターの役割とはなんなのか。また、これからのファシリテーターに求められるものはなんなのかを探っていきます。

第3回2月22日(木)講師:倉林一範さん、千葉晋也さん、前嶋葵さん
「ファシリテーター座談会、うまくいった方法、うまく行かなかった方法」

企業やイベントなどで経験を積んでいるファシリテーターをお招きし、実際にこれまでの様々な実例から学んでいきます。

第4回3月1日(木)講師:高橋靖典
「各技法の体験」

アイスブレイクの考え方、フィッシュボールやOSTの簡易的な体験などを通じて、個々の作りたい場や、やり方について考えてみましょう。実際に皆さん同士の交流の中から課題感や解決法方法についても学んでいきます。

第5回3月15日(木)講師:小笠原祐司さん
「実践:様々なグループワークを試してみる」前半

実際に参加者の皆さんにテーマや手法を考えていただき、その実践を行います。通常ではできないケースなど想定して行うことで、より使える学びがあります。

第6回3月22日(木)講師:小笠原祐司さん
「実践:様々なグループワークを試してみる」後半

実際に参加者の皆さんにテーマや手法を考えていただき、その実践を行います。
参加者同士のフィードバックはより大きな学びになります。最後は皆で持ち寄りの打ち上げも行いましょう。

講師とファシリテーター

講師

小笠原祐司さん(特定非営利活動法人bond place 代表理事/中小機構人材支援アドバイザー/山梨学院大学講師/青山学院女子短期大学非常勤講師/日本評価学会認定評価士 )

小笠原祐司さん(特定非営利活動法人bond place 代表理事/中小機構人材支援アドバイザー/山梨学院大学講師/青山学院女子短期大学非常勤講師/日本評価学会認定評価士 )

山梨県山梨市出身 大学生時代から小学生、障がい児向けのワークショップの企画やファシリテーションを年間50回以上行う。 大学院修了後、人財育成のコンサルタントとして、大手外資系企業、日系企業を中心に、幅広い企業の人財育成の提案、設計に携わる。退社後、今までの経験を生かして、子ども向けから大人向けのワークショップ、対話の場づくりを活用した、問題・課題解決のアプローチを行う。 2016年NPO法人bond place設立、代表理事を就任。年間180回のワークショップ、ファシリテーションを実施。山梨県と東京の二拠点をベースに、二地域のワークスタイルを実践中。


鈴木菜央さん(NPO法人グリーンズ代表理事
greenz.jp編集長)

鈴木菜央さん(NPO法人グリーンズ代表理事
greenz.jp編集長)

76年バンコク生まれ。6歳より東京で育つ。高校卒業後、阪神淡路大震災のボランティアを経験、99年よりNGOアジア学院にて1年間自給自足コミュニティでの農的生活を経験。2000年より外資系建築コンサルタント会社に勤務、02年より3年間「月刊ソトコト」にて編集・営業として勤務。05年に独立、フリーランスとなり、06年「ほしい未来は、つくろう。」をテーマにしたWebマガジン「greenz.jp」を創刊。千葉県いすみ市在住。家族4人で35㎡のタイニーハウス(車輪付き)+小屋にて、小さくて大きな暮らしの実験中。2016年、築百年以上の古民家と2600坪の敷地で暮らしづくり、社会づくりを学ぶ「パーマカルチャーと平和道場」プロジェクトを開始。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』(講談社 星海社新書)。


倉林一範さん(サイボウズ株式会社)

倉林一範さん(サイボウズ株式会社)

「自分と同じ苦労を人がしているのが嫌い」で、その結果「情報共有」に興味をもつようになる。株式会社インテージ、アクセンチュア株式会社を経て、2015年グループウェアを開発販売するサイボウズへ転職。製品の活用支援サービスの企画で「ファシリテーション」を本格的に学び始める。現在はワークショップデザイナーとして「業務改善」をテーマに社内外で活動中。


前嶋葵さん(NPO法人コモンビート管理部長)

前嶋葵さん(NPO法人コモンビート管理部長)

グリーンズの学校エコハウスDIYクラスファリシテーター(現コーディネーター)を7期勤め、コモンビートでは月イチの映画上映&対話イベント『コモビ座シネマ』を立ち上げ、企画運営を行っている。


千葉晋也さん (株式会社石塚計画デザイン事務所 代表取締役[共同代表])

千葉晋也さん (株式会社石塚計画デザイン事務所 代表取締役[共同代表])

まちづくりコンサルタントとして、市民参加のまちづくりワークショップの企画・運営、ファシリテーションを担う。都市計画や景観、福祉などのテーマ別計画の策定段階における市民の意見聴取、まちづくりの制度設計の検討、公園の設計検討や市民による活用のための場づくり、市民活動の支援、地域づくりに関する合意形成など、多様な目的に応じたワークショップを日々企画・実践している。

http://www.community-design.jp/


講師:小笠原祐司さんの取材記事!
“学び合う場”が世代をつなぐ。一年で150件のワークショップを担当した「bond place」小笠原祐司さんに聞く、ワークショップデザインの基本とは
講師:前嶋葵さんのファシリテーションクラス
1/20(土)開講!賃貸でもできる。冬暖かく夏涼しい家をDIY でつくろう!「エコハウスDIYクラス」 【グリーンズの学校】 (こちらも募集中です!)
講師:鈴木菜央さんのファシリテーションクラス
自分らしく、仕事をつくる。起業する。を一泊二日で体験しよう!「ローカル起業キャンプ2018@いすみ」
講師:千葉普也さんの事業について
答えのないまちづくり(日本仕事百貨さんの求人情報)

ファシリテーター

高橋靖典(アーキタイプ株式会社代表取締役)

高橋靖典(アーキタイプ株式会社代表取締役)

デジタル教育会社、コンテンツ企画会社等を経て、2008年よりアーキタイプ株式会社創業。様々な新規事業の立ち上げやコミュニケーションプランニングなどをおこなう。子どもの学校法人シュタイナー学園の入学に伴い神奈川県の旧藤野町エリアに引っ越し。地域通貨よろづ屋に参加したことで、多くの新しい繋がりが生まれ、トランジション活動や、藤野電力など様々な地域活動に関わる事になる。
農業生産法人 藤野倶楽部取締役、ふじのアート・ヴィレッジ、藤野サンヒルズなどアーティスト拠点を運営する、(一社)藤野エリアマネジメント共同代表理事、学校法人シュタイナー学園の理事長など多くの地域団体に携わる。

開催概要(全6回)

講座日程
第1回:2月1日(木)講師:小笠原祐司さん
第2回:2月8日(木)講師:鈴木菜央さん
第3回2月22日(木)講師:倉林一範さん、千葉晋也さん、前嶋葵さん
第4回3月1日(木)講師:高橋靖典
第5回3月15日(木)講師:小笠原祐司さん
第6回3月22日(木)講師:小笠原祐司さん

いずれも19:30-21:30まで

会場

会場 グリーンズオフィス
東京都渋谷区神宮前2-9-15アズマビル1階
東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分

参加費

一般(全6回分) ¥36,000
greenz people割(全6回分)  ¥34,000(*)
学生/遠方(全6回分) ¥30,000
※学生/遠方割はあわせて先着2名まで。遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。
※ピープル割は、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方もこれ機にぜひ◎ 先着4名まで。→グリーンズの寄付読者制度「greenz people」

定員

12名(一般6名・greenz pepole割 4名・学割、遠方割2名) 
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※最低開講人数は7名です。開講の決定は初回授業の5日前までご連絡いたします。

申し込み方法

下記「申し込む」ボタンをクリックしてお申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。 ※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。

お申込みはこちら!

申し込み締切

2017/1/29(月)22:00 ※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。

みなさんのお申込みをお待ちしています!
ご質問がある方は、school [at] greenz.jp まで!
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