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グラフィティアートとコラボして節電!住人が電力使用量を道路にインフォグラフィックで記録したら、使用量が15%低下

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イギリスの、Tidy Streetというところに住んでいる人々が、自宅の前の道路に家の電気の使用量を大きなインフォグラフィックで記録するという取り組みを行いました。

The Tidy Street Projectと呼ばれるこのプロジェクトのウェブサイトでは、プロジェクトについてこのように解説しています。

プロジェクト参加者は各日、過去24時間に渡っての電力使用量を記録します。そして、各週ごとに、参加者は自分たちの電飾使用量が、イギリスの他の地方や、他の国の電力使用量と比較してどのようになっているかを示すグラフを、道に追加するかどうか選ぶことができるようになっています。私たちは、住人の方々が地域のグラフィティアーティストとコラボレーションして、電力使用量を反映した、通行人やその通りに住んでいる人たちを刺激するような魅力あるアートワークが生まれることを望んでいます。

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このプロジェクトはざっと3週間に渡って実施されました。3週間で、すでに参加者の電力使用量は15%低下したそうです。

普段、自分たちがどれだけ電気を使用しているのかということは日々の生活の中では見えにくくなっています。停電についての声が多く聞かれるようになってきていますが、まずはどれくらい使用しているのかわからなければ、節約はなかなかできないのではないでしょうか。

電気という普段意識が向きにくいものに対して、その使用量を記録し、アートとコラボして可視化を行っていることが、The Tidy Street Projectのおもしろい点だと思います。このプロジェクトのように、ついつい電気の使用量を意識してしまう、意識したら電気の無駄遣いが減った、というように人の行動をデザインするという視点も節電には必要かもしれません。

このプロジェクトのように日本でも節電を楽しく、クリエイティブに行うことができるかもしれませんね。

via GOOD