地球温暖化対策として身近な方法の一つである自転車、その自転車を使って温暖化防止のための国際会議をアピールするというツアーが行われる。しかも北海道から九州まで9つのステージで構成される本格的なものでデンマーク大使も参加するという。
ポスト「京都議定書」に向けて温暖化防止について話し合う地球温暖化防止条約締約国会議、その15回目の節目となる会議(COP15)が今年の12月、デンマークの首都コペンハーゲンで行われる。この会議は京都後を定める条約を提携する最後のチャンスでもある。
そんな重要な会議と自転車への日本人の意識を高めようと駐日デンマーク大使が立ち上がった。COP15の啓蒙イベントとしてデンマーク大使館は東京、安城、福島、札幌、宮崎、広島、今治、若山、京都でデンマーク大使が参加してのサイクリングツアーを行うことに決め、広く参加を募っている。
街中を気楽にパレードするのかと思いきやさもあらず、コースは5kmから最長50kmまでとバリエーションに富み、5/23~5/31まで移動日の一日を除く毎日自転車を漕ぎまくるのだという。参加者にはユニフォームともなるオリジナルのTシャツが配られるというから、周囲へのアピール効果も抜群だ。
デンマーク大使
スタートは東京で各区役所から神宮外苑絵画館前広場を目指すというコース、東京のサイクリストたちが大集結する(予定)。渋谷区役所や新宿区役所からなら5km以下というわずかな道のりだから麻生首相や斉藤環境相もぜひ参加して、COPへの意欲を見せてもらいたいものだ。
終盤5/30の今治ステージでは瀬戸内海の島々を結ぶ海の道“しまなみ海道”がコースに含まれていて、絶景も楽しめそうだ。しまなみ海道では普段からレンタサイクルもやっているということなので、遠方からの参加も可能。
最終ステージは京都、それを終えると6/14、コペンハーゲンでの「グレートサイクルデー」が待っている。京都からコペンハーゲンへ、温暖化防止の願いは自転車でつながれるか?
ちなみに参加費は2000円、Tシャツ以外にも記念品がもらえるそうなので、近くで開催されるという方はぜひ!全9ステージに参加するツアーやコペンハーゲンでのイベントに参加するツアーも用意されているということなので、みっちり自転車に乗りたいという人も満足できるはず。