greenz.jpの連載「暮らしの変人」は、固定観念にしばられず、新しい何かをつくりだそうと探究している人たちを愛を込めて「変人」と呼び、彼ら彼女らとの出会いから、自分の価値観を揺さぶり、新しい暮らしのヒントを持ち帰る連載です。
この連載では、読者のみなさんと一緒に現場を訪ね、体験し、学びながら取材をしています。
「暮らしの変人」第11弾は、この連載で数々の変人を取材してきたライター・草刈朋子さんが推す、「竹の数学者」こと日詰明男さんです!
草刈さんから日詰さんをご紹介いただいた時のメッセージにはこう記されていました。
「日詰さんは、頭の中はフィボナッチ数列で、自然界の中にある黄金比的な法則をデザインに置き換えて、ゼロ動力で永遠に回り続けるタービンの形を発明したりしているのですが、暮らしは、自給自足でまかなっているひとです。」
フィボナッチ数列?
黄金比をデザインに置き換える、、、?
そしてタービンを発明していながら自給自足をしている、、、?
数学が苦手な私の頭はフリーズ状態。 さすが変人として推すだけあって謎すぎる、、、!でも、気になりすぎる。それならもう会いにいくしかないでしょう!
自然界の法則で暮らしと社会を編みなおす
自然界には、竹の節や木の枝分かれ、ひまわりの種の渦巻きや花びらの並び方、貝殻の形にまで、数学的な法則が隠れています。
それを暮らしや社会に応用したら、私たちの世界はどんなふうに変わるでしょうか?
日詰明男さんは、造形作家・数学者・建築家・音楽家という顔をあわせ持ち、自然界の幾何学を探究し続けてきました。
たとえば「疲れない階段」。
私たちが普段あたりまえに登り降りしている階段も、踏み板の奥行きを幾何学的に設計することで、驚くほどラクに移動できる形に変わるそう。
たとえば「五角形の街」。
都市を四角いブロックで区切るのではなく、五角形のパターンで組むと、移動効率がよく、広場や交流の場が自然に生まれ、暮らしやすい空間になるといいます。

オハイオ州立公園Hocking HillsにあるCedar Fallsにアプローチする階段を全長100mにわたって、約100段建設した
「建築家は設計しすぎない方がいい」
「自然は偉大な発明家」
そんな日詰さんの発想は、常識を軽やかに飛び越えて、暮らしや社会のあり方に新しい自由の風を吹き込みます。
今回の取材ツアーでは、武蔵野美術大学のキャンパスで日詰さんが学生たちと創りあげる「竹の集落」を見学し、無限にループしてしまうリズムを「たたけたけワークショップ」で体験します。
その後、竹の集落にて日詰さんへのインタビューを行い、自然界の幾何の法則を暮らしや社会に応用することで生まれる未来の可能性についてお聞きします。
暮らしの変人と出会い、これからの社会の形を想像する一日へ。ぜひご一緒に!

2022年、竹の都市全景(竹の都市、竹の幾何学、竹の音楽、竹の経済@武蔵野美術大学 ©2022 日詰明男)

竹のフィボナッチ・ベンチ(竹LABO+エシカルバンブー@山口県宇部市ⓒ2024 日詰明男)
こんな体験ができます
・取材に同行。時代の最先端をゆく暮らしのつくり手と出会い、直接話を聞ける!
・竹の集落で、無限にループしてしまうリズムを「たたけたけ」を体験。
・プロのライターさんのインタビューを身近で学べる。
・プロのカメラマンさんの撮影を身近で学べる。
・関心の近い人やグリーンズのメンバーとつながれる。
・編集会議に参加して、一緒に特集をつくれる(greenz people限定)
旅のメンバー

昭和35年長野県生ま れ。幾何構造を竹で制作している造形作家であり、数学者 であり、建築家・音楽家。武蔵野美術大学特別講師。龍谷大学理工学部数理情報学科客員教授。
http://starcage.org/japaneseindex.html
フォトグラファーの廣川慶明と縄文ライター草刈朋子からなる縄文探求ユニット。ともにNPO法人jomonismにて縄文イベントの企画と運営に関わるほか、全国の縄文遺跡や博物館を旅しながら各地の縄文のカタチ、環境をフィールドワークしている。縄文好きが高じて、この夏より、縄文遺跡を多数内包する武蔵野台地上に引っ越し、都会暮らしと縄文のハイブリット化を目指している。
https://www.facebook.com/nawatoyajiri/
過去の取材ツアーの様子
ツアー概要
【日時】
2025年10月19日(日)12:55-17:30
【スケジュール】
12:55 集合
13:00 挨拶、参加メンバー自己紹介
13:15 竹の集落を見学、たたけたけワークショップ
14:50 休憩
15:00 インタビュー&写真撮影
17:00 旅のチェックアウト(振り返り、感想の共有)
17:30 解散
※小雨決行
※スケジュールは天候や現地状況に応じて一部変更になる可能性があります。
【会場】
武蔵野美術大学鷹の台キャンパス10号館前芝生
https://www.musabi.ac.jp/access/
【集合】
12:55 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス10号館前芝生
【参加費】
一般:5,000円
greenz people:4,000円
含まれるもの:プログラム参加費
以下自己負担です。
現地までの交通費
greenz peopleはグリーンズの寄付会員制度(月額1,000円)です。
greenz peopleになると会員価格でご参加いただけます。
詳細・ご入会はこちらから!
【持ち物】
飲み物
【定員】
10名
【申込締切】
10/12(日)
【注意事項】
国内旅行保険のご加入は各自のご判断でご加入ください。
【キャンセル規定】
時期に応じて下記の割合でキャンセル料がかかります。
開催開始日の前日から起算して30日〜3日前:参加費の20%
開催開始日の前々日及び前日:参加費の50%
開催開始日当日(旅行開始前):参加費の50%
開催開始後の取消または無連絡参加:参加費の100%
連載「暮らしの変人」とは。
これからのあたり前は、いまの変。
グリーンズが愛を込めて「変人」と呼ぶ人たちは、これまでの固定観念にしばられず、真剣にまじめに、そして楽しく、新しい何かをつくりだそうと探究している人たちです。
「ぱっと見は変だけど、よく話を聞いてみると、どうやら本質的なことを言っている気もする」。
「もしかして、変だと思っている自分が実は変だったのかもしれない」。
愛すべき変人たちとの出会いから、自分の価値観を揺さぶり、新しい暮らしのヒントを持ち帰る連載です。
これまでわたしたちが「あたり前」だと思っていた価値観や暮らしをガラッと変えるために、「変人」に出会う旅をしませんか?
一緒に探究してくれる「ピープル編集部」のメンバー募集!
「暮らしの変人」は、greenz people(NPOグリーンズの寄付会員)のみなさんと一緒につくっていく連載です。
連載の中で、一緒に取材に行ったり、一緒に記事をつくったりしながら、連載が終わった時には気づけば、自分の”暮らし”に対する意識や、暮らしそのものが変わっていた、そんな体験になるはずです。今、グリーンズが本気で探究したい”暮らしから社会をつくる”特集、グリーンズメンバーもとってもわくわくしています。ご参加お待ちしています!
greenz people(グリーンズピープル)とは
活動内容
・Slackコミュニティ「ピープル編集部」への参加(ピープル編集部のコミュニケーションはSlackで行います。)
・取材同行(参加したい回だけでOK)
・編集会議参加(〜インタビュー内容検討〜取材〜事後の報告&感想共有+次回の取材先について〜)
※2〜3カ月に1回の頻度で取材を行います。
※ピープル編集会議は毎月第一火曜日のランチタイムに行います。
※自分の興味のある取材先の回だけの参加や、「取材同行はできないけれど編集会議だけ参加したい!」もOKです。お気軽にご参加ください。みなさんと一緒に連載をつくるのをとっても楽しみにしています。
こんな体験ができます
・取材に同行。時代の最先端をゆく、暮らしのつくり手と出会い、直接話を聞ける!
・ライターさんのインタビューを身近で学べる。
・編集会議に参加して、一緒に特集をつくれる。
・全国のピープルやグリーンズのメンバーとつながれる。
参加方法
すでにgreenz peopleの方
greenz peopleのオンラインコミュニティ(Slack)内の「ピープル編集部チャンネル」にご参加ください。
Slackの検索窓で「ピープル編集部」と検索してください。
※Slackへ未参加の方は4月3日付「ピープル編集部へのお誘い」のメールマガジンまたはご入会時のご案内メールからご参加ください。

これからgreenz peopleになる方
1. 専用ページからgreenz peopleになる
2. ご入会完了のご案内メールに記載されているリンクからgreenz peopleのオンラインコミュニティ(Slack)に参加。
3. Slack内の「ピープル編集部チャンネル」に参加してください。
※うまくできない場合はpeople@greenz.jpまでお気軽にご連絡ください。

