未来をになう子どもたちにできること。
いろいろなものがあるけど、こんなのはいかが? イギリスのRussimco社が開発した、電池を必要としないおもちゃ「ecotronic(エコトロニック)」だ。
「エコトロニック」は、発電化学を用いて設計されたおもちゃ。自家発電により電池を蓄え、ボタンを押したりすることで反応する。自家発電はおもちゃについたハンドルを回したり、おもちゃを振って振動を与えることによって充電が完了する。
たとえばダック、ロケット、マイク、フォン…。
素材は、ノンフタル酸のプラスチックを使用。自然環境だけではなく、子どもが口に入れても害がないよう人体環境にも配慮している。また、パッケージは卵パックでおなじみの、100%リサイクルされた生物分解性の紙パルプを使用。とことん優しさにこだわった、おもちゃなのだ。
使用済みの乾電池は年間約6万トンともいわれ、そのほとんどが一般廃棄物として処理されている。その電池が環境へ与える負荷が懸念され、水銀の無害化処理や資源の有効活用における分別回収・処理が重要になり、各メーカーで負荷を減らす努力がされている。けれど、いまだ資源有効利用、エネルギー消費量、経済性などの面で、合理的な処理方法は確立されていないのが現状。
一方で世界的に人々の環境への意識は確実に高まっていて,一般家庭や企業での様々な努力がされている。特にゴミの分別などは、個人・企業を問わず、誰もができる確実な一歩として浸透してきた。環境への意識が高いヨーロッパでは、各新聞などメディアがエコトロニックを報道し、未来を担うこどもたちに与えるおもちゃとして、高い関心が寄せられているそう。
そのおもちゃが、日本でも購入可能。今やおもちゃのフィールドにも、私たちのできる環境配慮があります!