こんにちは! greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。
突然ですが、みなさんは、「カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバル」をご存知ですか?
「カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバル」は世界最大の広告・コミュニケーションの祭典で、毎年6月末に開催されています。フェスティバルでは、世界のトップクリエイターたちや最先端企業によるセミナーを開催したり、世界中から届く広告作品を厳正なる審査で評価し優秀作を発表しています。
greenz.jpでは、これまでgreenzシニアライターの丸原孝紀さんとともに、毎年発表される優秀作品のなかから厳選した事例を「Cannes Lions」と題して連載で紹介してきました。そこで今回は、丸原さんをキュレーターに迎え、2013年・2014年の受賞作を紹介した全34本の記事の中から、オススメの5本をコメント付きで紹介していただきます!
greenz シニアライター。1976年京都生まれ。コピーライター(東京コピーライターズクラブ会員)。企業に社会貢献型のコミュニケーションを提案するとともに、NGO/NPOのクリエイティブを積極的にサポートしている。社会課題を解決するアイデアを提案するプランング・ユニット「POZI」のプランナーとしても活動中。
最先端のアパレルショップは「売らない」ことがコンセプト!?セール時期に驚きの寄付を集めた「A Loja Vazia」 by 丸原孝紀さん
貧しい人たちのために、質のいい古着を短期間で集めるための「売らないアパレルショップ」。
良心だけでなく、遊び心に働きかける店舗デザインが効いていますね。集まったきれいな服は、貧しい人たちが誇りを取り戻すきっかけになったのではないでしょうか。(⇒続きは、こちら)
入場料は「ロン毛」! メタルファンの髪で、がんと闘う子どもたちのウィッグをつくるライブイベント「HAIRFEST」 by 丸原孝紀さん
がんと闘うという悲壮感なんかブッ飛ばしてしまう明るさと力強さ。そして音楽と人に対する深い愛があふれていますね。
たくさんのメタルファンのエールが詰まったウィッグは、病室でひとり闘う子どもたちに大きな勇気を与えたことでしょう。(⇒続きは、こちら)
食事のあとに、死刑執行前の食事をどうぞ。プエルトリコの世論を動かした、5人の死刑囚の「最後の食事」 by 丸原孝紀さん
人権問題というものは、なかなかリアリティをもって伝えることが難しい問題です。
被害にあった当事者との間にある壁を乗り越えるために使われたのが、食事という、誰にとっても日常的なシチュエーションでした。想像を超える共感をお腹から生み出すスパイシーなアイデアですね。(⇒続きは、こちら)
「一週間後、高級車を埋葬します」。セレブの問題発言を通した社会への問題提起「BENTLEY BURIAL」 by 丸原孝紀さん
ときどきありますよね。セレブが信じられないことやらかした、って話。
日頃の妬みも手伝って、なんてバカなことをするんだと盛り上がったりするわけですが、これはそんな大衆の心理を逆手にとった作戦です。こんなやらかしなら、どんどんやってもらいたいもんですね。(⇒続きは、こちら)
ふぞろいの逆襲! 不格好な果物や野菜を売れ筋商品にしたスーパーマーケットのキャンペーン「Inglorious fruits and vegetables」 by 丸原孝紀さん
ウィットが効きまくってるのがいいですね。食品の廃棄を減らそうという呼びかけとなると、とかくお利口な表現になりがちですが、これはとにかくチャーミングです。なにしろ、不格好な野菜たちがプライドをもって意思表示をしているんですから。ちょっと野菜たちを見る目も変わっちゃいますよね。(⇒続きは、こちら)
みなさん、いかがでしたでしょうか?
先日の6月末には、いよいよ「カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバル2015」の優秀作が一斉発表されました! 今年もgreenz.jpでは、丸原さんとタッグを組んで一年間かけて、2015年の優秀作を「Cannes Lions 2015」と題して連載企画で紹介していきます。ぜひ、ご期待ください!
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