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greenz people しか読めない green Books の新刊『グリーンズのしごとのつくりかた』できました! 人を褒めないMAD City寺井さんの評価は? [立ち読みPDFあり]

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こんにちは。green Booksを担当している鈴木菜央です。

greenz.jpはだれでも自由に(無料で)読めることを大事にしているウェブマガジンですが、そんなメディアで在り続けて、さらに発展していくために、greenz peopleという、会員制度を持っています。

2013年2月の募集開始以来、たくさんの方に会員になっていただけて、現在は305名。しかし、まだまだgreenz.jpが寄付のみで安定運用するには、人数が足りません。ちなみに、3,000人の方がgreenz peopleになりグリーンズを支えてくださると、greenz.jpが会員からの寄付のみで運営できるようになります。

そのgreenz peopleにだけ年に2回届く冊子が、今回紹介する、green Booksです。green Booksは、「ほしい未来のつくり方」がわかるブックレーベル。無料で読めるgreenz.jpを敢えて支えようと思ってくださるgreenz peopleに、一冊一冊、大事にお届けしています。
 
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今回できあがった最新号のテーマは「グリーンズのしごとのつくりかた」。

グリーンズがどうやってお金をつくり、ビジネスを回しているのか? 過去にどんなプロセスを経て、今に至るのか? うまくいったこと、いいかなかったことは? グリーンズの未来はどこに行くのか? という内容で、総ページ数110ページという大ボリュームでお届けしています。
 
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気になる? 読んでみたい? こちらから立ち読み(PDF 1.5MB)でどうぞ!

MAD Cityを手がける寺井元一さんの評価は?

今回は、千葉県松戸市の「MAD City」のユニークな取り組みで、greenz.jpの記事になることも多い、まちづクリエイティブの寺井元一さんに、冊子を読んでの感想をお聞きしました。どんな評価をしてくれるんでしょうか……?

greenzが、やった。グッドアイデアを紹介するウェブマガジンが送り出す今回の一冊は、濃密で必読。あんまり褒めるのはなんだけど、いつもなかなか他人を絶賛なんてしない僕も、今回ばかりはこの本を自社の取締役会に持ち出して「読んだほうがいい」って言った。

一見して矛盾していたり、違和感が感じられるあたりに、私たちが求めている知見があったり、物事の本質が隠れているのだと、僕は思っている。

例えば、高利貸しの儲け方の本なんて、まるで読むに耐えないかもしれない。けれど、高利貸しが如何に社会に役に立てるものか、人々を救ったか、という本なら、読んでみたい向きもあるだろう。(ちなみに僕が思うに、そういうグッドアイデアな高利貸しがグラミン銀行だ)

さてそこで今回のgreen Booksだけど、これはgreenzによる、なんとビジネスの本だ。儲からないとされるウェブメディアをやっていて、法人格もNPO法人のgreenzがどうやってビジネスに取り組んできたのか、いま成長を遂げているか、赤裸々に書いてある。なるほど、ってことが無造作にたくさん書いてある。まさに宝石箱だと僕は思った。

自分で事業をやりたいと願う人にとって、素晴らしい教科書になると思う。ちなみに巻末、アミタの熊野さんをゲストに迎えた対談は、未来予測的な頭のトレーニングとしてこれまた濃厚。読むだけで、時代の行く末をウンウンと考えぬく機会になると思う。2回、3回、読みたい本だ。

書籍を表すということは、不特定多数に自分たちを晒すということ。その中では、他人行儀に一線を引かないといけないことだってままある。でも、green Booksはちょっと違うのではないか。応援してくれている、言うなら身内、会員に向けて書かれているgreen Booksは、信じられないぐらい素直で、赤裸々で、率直だ。

一部の人に向けて本を作るという贅沢。それはウェブでも、一般書籍でも表せない、実体験的な気づきや知恵を一冊にするのに、実はすごく適したやり方なのかもしれない。

これからのgreen Books、求めることは一つ。次の一冊が読みたい。greenzが、やった。

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寺井元一|motokazu TERAI
1977年生まれ。2002年にNPO法人KOMPOSITIONを設立。表現者に活動の場や機会を提供する活動を始める。横浜・桜木町の壁画プロジェクト「桜木町 ON THE WALL」や、渋谷・代々木公園でのストリートバスケ大会「ALLDAY」などを企画運営。その後、松戸駅前エリアにおいて松戸市の地域アートプロジェクト運営、町内会を主体とする地域経営組織「松戸まちづくり会議」の立ち上げに関わってきた。この間、2010年に株式会社まちづクリエイティブを設立し、自社でのまちづくりモデルケースとして「MAD Cityプロジェクト」を開始。以降、原状回復不要や入居者コミュニティ支援などの特徴をもつ不動産サービスを軸に、150人以上のクリエイティブ層の誘致を実現。現在はDIYでのリノベーション支援を行う内装施工サービスをあわせて展開している。

よかった!寺井さんに、喜んでもらえたようです。「まさに宝石箱だと僕は思った。」嬉しいコメントです。

おもしろそう!と思った方は、こちらから立ち読み(PDF 1.5MB)してみてくださいね。

そして、ぜひgreenz peopleにお申込みを。

今お申し込みいただければ、このgreen Booksが12月半ばにあなたの手元に届きます!