8月27、28日の二日間に渡って東京ウィメンズプラザ ホールで開催された「VISIONS 2011 フォーラム」のプログラムの一つ(株)Granma主催の「ソーシャルビジネスを始めようワークショップ」に行って来ました。
【ワークショップについて】
「対話型自己内省」を行うことによって、自身の内にある、行動を促す自分のエンジン(行動の核)を発見するというのがテーマのワークショップでした。
ワークショップのため、前半に(株)Granmaの方から説明が概要の説明があった後は、参加者の方の作業の時間が中心でした。
全体的にかなりハイペースでの進行でしたが、そのスピード感が心地良く、かつ参加者間の緊張感を解くのに一役買っていた気がします。
【当日はこんな流れで進行しました】
・代表の本村さんのプロフィール紹介
・体験内容の説明〜参加者の作業の繰り返し
・代表の本村さんからワークショップの総括
【満員御礼で急遽増席】
当初20名の予定が当日に急遽参加希望者が増え、2卓が追加。
元々が6卓24名分だったのですが、結局計32名の方が参加されました。
【バックパッカー社長の本村さん】
代表の本村さんが経営されるGranmaは、主に発展途上国と呼ばれる年間所得$3,000未満の生活者の生活環境改善に役立つ製品の流通・開発まで提供する事業を手掛けられているとのこと。
この本村さん、現在27歳の社長さんで現役のバックパッカーさんなのですが、非常に爽やかな雰囲気のお方で,正直バックパッカーには全然見えない(バックパッカーの方すみません・・・)のですが、アジア諸国を中心に世界中を放浪したことがキッカケで今の事業を立ち上げることになったそうです。
【4つのグループワーク】
参加者の方は当日、以下の内容を体験されました。
2.対話型自己内省(個人のパーソナリティについて深堀しよう!)
3.自己分析(未来のスコープ)
4.全体共有(チーム内で各人の情報を共有)
【アイスブレイク】
まず最初におこなわれたのがこちらのアイスブレイク。A4の紙を4つにわけて、4箇所に自分が興味もってること、自分を体現するキーワードを、書いて自己紹介するコーナーです。1分間で紙に項目を記入した後、チームごとに一人あたり1分間で自己紹介をしていきます。拍手が聞こえて来る卓もあって、コーナーの終わりの方には和やかな雰囲気になってました。
【対話型自己内省(個人のパーソナリティについて深堀しよう!)】
今回のワークショップの核になる項目。一緒のチームになった人達に以下のキーワードについて一人ずつ質問していくコーナー。
・人生のターニングポイント
・ゆずれないもの
・賭けたこと
・昔のこと
・現在
と、結構突っ込んだ内容です。
チーム内の一人に対して残りの三人がその人一人についてそれぞれ質問を投げかけ、回答者のパーソナリティを深堀していきます。回答された答えは、質問者がポスト・イットに書留、最後に回答者にそのポスト・イットを渡します。
どのテーブルも活気に溢れていて、ついつい話し込んでしまう人も見受けられました。
最初は一人7分の時間が割り当てられていましたが、3人の質問に対して一つ一つ回答していくため、時間が全然足らないみたいで、実際に時間が足りないという声も聞こえていました。
終いにはポスト・イットが足りなくなるテーブルが続出、みなさんの熱が伝わってきます。
【自己分析(未来のスコープ)】
15分間の個人ワーク。先の質問で浮き彫りにされた内容に加えて、自分分析中に出てきた内容を書き出し円形の図の中に該当する項目をあてはめて、整理していきます。個人でやる作業ということもあり静かな、雰囲気で進んでいきます。
【全体共有(チーム内で各人の情報を共有)】
未来のスコープで書きだした内容をチーム全員に説明し、情報を共有するコーナー。すでに打ち解けた雰囲気なので、話し合が始まると一気ににぎやかな空気になっています。
終盤でかなり時間を押していたこともあり、一人1分というかなりハイスピードでチーム内の共有が進んでいきました。共有する度にかなりのチームで拍手が沸き起こっていたのが印象的でした。
【私も参加したかった!リラックスでも熱気あふれる空気】
アイスブレイクがうまくいったのか、みなさんかなり早い段階チーム感で打ち解けた感じが出ていて、終了後満足された表情だったのが印象的でした。
やはり説明だけでなくその場での体験もできるワークショップはいいですね。私も参加したくなりました。
Granmaでも新しく入社される方には必ずやっていただいているそうなのですが、本来は3日間かけてやる作業なんだそうです。最後に本村社長により短めの総括があり、ワークショップ終了となりました。
【あとがき】
社長の本村さんとはワークショップ終了後に少しお話をお伺いさせていただいたのですが、元々バックパッカーになりたかったというよりは色々なタイミングが重なって放浪することになり、いざ放浪してみたら、ハマってしまったとのことでした。
今回自分が参加出来なかったのが悔やまれるくらいワクワクするワークショップだったので、またこのような機会があれば、今度は参加者として行ってみたいですね。
プロジェクトライター:totto(ライフログ(仮)主宰)
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