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ホームレス・ワールドカップが開幕!悲願の1勝を目指し、“野武士”ジャパンが世界で戦う。

greenz/グリーンズ 野武士ジャパン

 

以前にもgreenzでお伝えした、世界各国のホームレスがミニサッカーで世界一を目指して競う「ホームレス・ワールドカップ」がパリで開催されます!8月21日から28日の8日間にわたって、世界64カ国がエッフェル塔のすぐ下の広場で、アツい戦いを繰り広げます。日本のホームレスで構成されるチーム「野武士ジャパン」は2004年、2009年以来3回目の出場。悲願の1勝を勝ち取るため、日本を飛び立ちます!

 

 

greenz/グリーンズ ホームレス・ワールドカップ

ホームレス・ワールドカップは2003年の第一回大会に始まり、今年で9回目。「サッカーによるホームレスの社会復帰」を目的として毎年開催されています。ホームレスにとって、ひとつのことを目標にチーム一丸となって戦うことは、新たな生きがいをもち、社会との繋がりを感じるきかっけとなります。実際に、この大会を通じて、多くの選手が自らの人生を変えています。各国の選手は、ホームレスワールドカップにはたった一度しか出場することができません。あくまで「社会復帰」が目的であるため、より多くの選手にその機会があたえられるような仕組みとなっています。

 

今大会のプロモーション・ムービーがありますのでご覧ください。とてもカッコイイ仕上がりです!

 

 

ホームレスサッカーの日本代表「野武士ジャパン」は、ビッグイシュー基金によって運営されています。

2009年に出場したミラノ大会では、平均年齢41.6歳、最年長チームとして戦いました。惜しくも1勝をあげることはできませんでしたが、最後まで諦めない「野武士ジャパン」のその雄姿は現地でも人気となり、他国の選手・サポーターからも「Nippon」「NOBUSHI」と応援コールを受けました。結果、ファイティングスピリッツ賞を受賞。野武士ジャパンは、その戦う姿勢で、多くの人に感動を生み出したのです。

 

greenz/グリーンズ 野武士ジャパン

今年のパリ大会に向けて、日本代表は2010年1月より始動。大阪と東京の2つのエリアで練習を重ね、2011年の5月の選抜大会で代表選手を選出しました。その後、7月に代表合宿を行い、強化を進めてきました。まずは「1勝」を目指し、野武士ジャパンは今大会に臨みます。

 

今大会への選手たちの想いは、いつも以上に強いものがあります。3.11に日本を襲った東日本大震災。津波に寄って多くの方が家を失い、いまも多くの方が困難な生活を強いられています。家を失うことの辛さを理解している野武士ジャパンのメンバーは、これまでチャリティフットサルを開催し、土木・建築・自衛隊・飲食といったそれぞれのバックグラウンドを活かして直接被災地でボランティア活動をし、被災地の支援活動を続けてきました。

greenz/グリーンズ 野武士ジャパン

また、今大会では特別に日本代表に15分間のプレゼンテーションの機会が与えられ、現地の現状や、被災者のメッセージを伝えることになっています。世界各国の選手、メディアに対して、野武士ジャパンの被災地への想いを伝えます。

 

最後に、野武士ジャパン・キャプテンの松田良啓選手からのメッセージです。

greenz/グリーンズ 野武士ジャパン・キャプテン

自分はサッカーで人とのつながりをもらいました。人生を一度あきらめた者だって頑張ればできると、仲間や応援してくれる人達にお見せしたいです。今年、日本は震災があり、日本への注目は高いと思います。日本に対する応援にこたえられるように全力プレーをして、がんばっている姿をいろんな方におみせしたいです。

 

被災地への想いを胸に、世界で戦う野武士ジャパンを、みんなで応援しましょう!「なでしこ」の次は「野武士」だ!