みなさんは「もっとこうなればいいのに!」とか、普段の暮らしの中で不便に感じていることってありませんか?普通なら「誰かやってくれるでしょ…」なんて考えがち。でもグリーンズでは「どうせならやっちゃいなよ!」ということで、個人的な思いから始めたアクションを「マイプロジェクト」と名付けて、応援しています。
渋谷の傘のゴミを何とかしたいという思いから始まったシブカサや、煙所コミュニケーションをうらやましいと思いつつ煙が苦手、、ということで始まった東京シャボン玉倶楽部なんかをみてみると、その不便さこそユニークなアイデアの源泉であることがわかりますね。
とはいえそんな簡単に始められるの?というのが正直なところ。そこで、今回マイプロジェクトをはじめる・つづける・ひろげるコツをまとめた「マイプロジェクトの虎の巻」が完成しました!
他にもプロジェクトの情報共有のために便利な「サイボウズLive」の紹介や、実際にマイプロジェクトを応援するためのワークショップのレポートなども掲載されています。
私も何かマイプロジェクトを始めてみたいなぁと思っていましたので、内容をかいつまんで紹介していきますね。
» 「やりたいこと」をカタチにしよう!自分発信のプロジェクトを応援する”GO! MY PROJECT”オンライン会議&ワークショップレポート
» 今月は「マイプロジェクト月間」!3月のgreenz.jpはBlabo!、サイボウズLiveと一緒にプロジェクト発射台になります!
» greenz.jpが選ぶ代表的マイプロはこの5つ!”マイプロジェクトの虎の巻”をつくる新企画がスタート!
まずはマイプロジェクトのはじめ方!
何よりも、プロジェクトを始めようと思っていても、「本当にこんな事やって意味があるのかなぁ」とか「よく考えたらそんなに面白くもなさそう」なんて思って徐々にやる気がなくなっていってしまうことも。プロジェクトをやろうという自分自身がやる気にあふれていなければ、プロジェクトはスタートしません。衰えがちなやる気を燃え上がらせるためには、どうすればいいのか。周りを巻き込んで自分のやる気を出す方法が参考になります。
POINT: やりたいことを宣言しよう!
何よりも手を上げるのが大事ですね。まずは「こんなことやりたい!」って言って共感が集まれば、一気に動き出します。自分も宣言してしまった手前、後には引けないですし(笑)。
by シブカサ
「マイ」プロジェクトとは言っても一人でできることには限界があるし、課題が出てきたときにも一緒に取り組める仲間はどうしても欲しい物。でも、共感してくれる人を探したり、お金にもならない仕事を一緒になってやってくれる人を見つけるというのはなかなか大変なもの。ソーシャルネットワークやイベントはその役に立ちますが、むやみに使えばいいというものではないのです。
POINT: 仲間と出会えそうな場所に出かけよう!
gifteeファウンダーの太田さんの話を聞いて「これは面白い!」と思って、その場で「何か協力したいです」って僕から声をかけました。3週間後にはもう今のコアメンバーで定期的に会うようになっていました。
by giftee
そして、マイプロジェクトのつづけ方!
さて、仲間もみつけ、いよいよプロジェクトをスタート!でも、どうしても仕事を優先することになってしまうし、休みの日はしっかり休みたいし、なかなか時間が取れません。多くの人が同じ悩みを抱えているとも思いますが、プロジェクトを成功させている人たちは、多少の無理はしても、生活を犠牲にすることなく時間を捻出する方法を編み出しているのです。やり方は人それぞれ、あなたにもぴったり来る方法が見つかるはずです。
POINT: 締切りを自分で決めよう
最初はクライアントがいるわけではないのでスケジュールは立てていませんでした。一気に動き始めたのは、あるコンペに応募しようと決めてからですね。モックアップづくりに2日くらいホテルに缶詰になりました(笑)。追い込まれないとなかなか動き出せないので、コンペなどマイルストーンを置いて、その都度資料をブラッシュアップしています。
by giftee
プロジェクトが軌道に乗ってくると、「マイ」プロジェクトなので、どうしても自分の意見を押し通そうとしがちです。でも、プロジェクトを進めていく上で仲間の存在は欠かせないもの、仲間と一緒につくりあげていくという意識は常に持っていかなければなりません。プロジェクトの中での自分の役割に疑問を覚えている仲間がいれば、分担を考え直す必要があるし、忙しくて時間が取れないメンバーが入ればその分を誰かにやってもらわなければなりません。それは単にリーダーシップを取るというだけの問題ではないのですね。仲間との関係をどうつくっていくか、それも気になるところです。
POINT: ”挑戦”や”達成感”を共有しよう!
メンバーには名刺を持ってもらっています。「こういうことやってるんだよ」って人に配りたくなったり。いいデザインが前提ですが(笑)ステッカーやユニフォームなど、気持ちが上がりますよね。そうやって帰属意識があがるというのは大切だと思います。
by my Japan
最後にマイプロジェクトのひろげ方!
いろいろな苦労を乗り越えていよいよプロジェクトが軌道に乗ったら、今度はもっともっと広がってほしいと思うもの。せっかく頑張っていても全然反応が帰って来ないようだと、自分も仲間もまたやる気がどんどんなくなっていってしまいます。どうやってファンを増やすのかというのは、一番難しい部分だと思いますが、そんな時こそ先人の経験が役に立つのだと思います。
POINT: 体験してもらえる場をつくろう!
私たちの活動には、誰でも気軽に参加していただけるようにしていますが、ファンになってくださるのは、ほとんどが一度参加されて活動の楽しさを体感した方々です。一度体験すると、人とのコミュニケーションが喜びになり、さらに「自分自身が元気をもらえる」ことを実感できます。初めての方はいつも「すごく楽しかった、また来ます!」と感動してくれるのが嬉しいです。
参加してくださった方にしかわからない「楽しさ」「ワクワク感」も、プロジェクトにとって大きな力になっているのです。
by ハイタッチ大作戦
ざっとかいつまんでご紹介しましたが、いかがでしょうか?
以前からなにかプロジェクトを始めようと思っていた人はもちろんですが、東日本大震災という大きな転機に「何かしない」と思った方も、是非この「マイプロジェクト虎の巻」を見て「いま自分に出来ること」をはじめてもらえると嬉しいです。
グリーンズとしても、この「虎の巻」を活用してワークショップを開催するなど、あれこれ準備しているとのことです。ご興味のある方は、ぜひ参加してくださいね!
最後に「虎の巻」の作成に投稿いただいたみなさま、先輩エピソードを提供してくれたマイプロジェクトにこの場を借りて改めて感謝します!
さあ、マイプロジェクトを始めよう!