この鮮やかなオレンジ色の器は、一体どうやって作られていると思いますか?
答えを説明をする前に、作るプロセスをぜひ見てください。最初に見た時は、思わず「へー!」とか「ほ〜」とか「オッ」とかそんな声が出てしまいそうなくらい、正直ちょっと驚きました。という訳で、まずは制作過程の映像をどうぞ。
なんと風船の中に着色した合成石膏を流し入れ、さらにもう1つ風船を中にふくらませて入れることで、器を成形していたのですね。確かに、器の内側のツルリとした滑らかさは人工的な感じがするのに、形や歪みが妙に有機的なのは、この作り方を見ると納得です。
石膏の分量や風船のふくらませ具合、顔料の配分なども常に微妙に違うので、色も形も何一つ同じものはなく、すべての器が風船を割ってみて初めて出会う一期一会の作品です。マーブル模様のように柄が入っているものも、狙って作っているのではないのだそう。
ベルギーのアーティストMaarten De Ceulaerの器は、作品だけでなく作るプロセスも含めて、すべてがクリエイティブなアートでした。
(via Core77)
風船は署名にも使われてます