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観ても泊まっても楽しめる! ホテル型展覧会「LLOVE」

リチャード・ハッテンによる客室 (客室の写真撮影はすべて太田拓実) 「レイヤー」というテーマ。

リチャード・ハッテンによる客室 (客室の写真撮影はすべて太田拓実) 「レイヤー」というテーマ。

雪のように白い砂利が敷き詰められた客室や歯車を髣髴させる回転ベッドがコンセプトの客室…。現在、東京・代官山にて開催されているエキジビション「LLOVE」では、そんな一風かわったホテルの客室が展示(!)されているのですが、作品でもある客室に宿泊できちゃう、「泊まれる展覧会」になっています。

「LLOVE」は、オランダのデザインホテル「Lloyd Hotel 」のディレクターであるスザンヌ・オクセナーが日本のラブホテルからインスピレーションを得て、「愛の詰まったホテル」を東京に作りたいということで発案されました。「Still in LLOVE」(まだ愛してる)をテーマに、奈良県の職員宿舎などに使われていた築40年の建物の3F部分をホテルの客室としてリノベーションした展覧会です。

客室(?)は全14室。日本とオランダのデザイナーや建築家8組がそれぞれデザインしたダブルルーム8室と、デザイナー・長坂常と学生たちによるシングルルーム6室からなります。壁一面カラフルなテープが貼られたポップな客室があると思えば、ノスタルジーな中にもどこかアングラ感が漂う和風の客室もあるなど、部屋ごとに全く違う顔を見せており、どの部屋に泊まりたいか考えながら見学するのも楽しそう!

永山祐子による客室。自然の中でキャンプするみたいに、場所が人になじむのではなく、人が場所になじんでいく部屋とか。

永山祐子による客室。自然の中でキャンプするみたいに、場所が人になじむのではなく、人が場所になじんでいく部屋とか。

長坂常による客室。回転ベッドが気になりますね。そのインスピレーションの元は何かを知ると、さらに面白いのでは?

長坂常による客室。回転ベッドが気になりますね。そのインスピレーションの元は何かを知ると、さらに面白いのでは?

LLOVEクリエイティブチーム+長坂常による客室。(左)#312(右)#314 隣室と空間がつながっているデザインが斬新です。どんな人がお隣さんなのかつい想像しちゃうかも!

LLOVEクリエイティブチーム+長坂常による客室。(左)#312(右)#314 隣室と空間がつながっているデザインが斬新です。どんな人がお隣さんなのかつい想像しちゃうかも!

「LLOVE」を発案したスザンヌ・オクセナーがディレクターをつとめる「Lloyd Hotel 」は、移民収容所や刑務所として利用されてきた建物を、オランダの50組ものクリエーターが改修、部屋の大きさや内装の異なる1つ星から5つ星まで多様な客室があるユニークなホテルです。デザインやアートを介して交流することも目的としているのですが、「LLOVE」も、「Still in LLOVE」というテーマと言い、隣の部屋と空間がつながっているデザインの部屋と言い、アートを介した新しいコミュニケーションのあり方を問いかけているのかも…。

客室の展示は3Fだけですが、1Fには、カフェやブックショップ・ユトレヒトや国立新美術館にあるSouvenir from Tokyoがプロデュースしたショップがあり、2FではLLOVEのメイキング映像や塚本晋也監督の「六月の蛇」などの映画上映、視覚のない世界で始まる出会い「LLOVE IN THE DARK」といったイベントが行われます。

(左)奈良漬けとしらすのペペロンチーノ950円 (右)空気ケーキ600円 カフェのメニューは、共催である奈良県の食材を生かしたものばかり。

(左)奈良漬けとしらすのペペロンチーノ950円 (右)空気ケーキ600円 カフェのメニューは、共催である奈良県の食材を生かしたものばかり。

都心にこんなアーティスティックな空間が出現する機会はめったにありません。足を運んでみてはいかがでしょうか。

日程: 2010年10月22日(金)~11月23日(火・祝)

場所:代官山iスタジオ 東京都渋谷区恵比寿西1-36-10(地図

見学:客室、バスルーム・ギャラリー「YOKUJO」の見学は予約制
    10/29~11/3の12:00~17:00については、予約なしで各部屋見学可能

宿泊:問い合わせはウェブ及びhotel@llove.jpまで

詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

展覧会の詳細はこちらまで。