『生きる、を耕す本』が完成!greenz peopleになるとプレゼント→

greenz people ロゴ

もう参加した?不要PCでカンボジアの子どもの夢を後押しする「パソ貢献project」に新展開!

greenz/グリーンズ パソ貢献

不要パソコンを寄贈することがカンボジアの子どもたちの就学支援につながる「パソ貢献project」。あなたはもう、参加しましたか?

以前こちらの記事でも紹介しましたが、カンボジアの子どもたちを応援するNPO法人「かものはしプロジェクト」と中古PC販売会社「メディエイター」のコラボレーションで実現したこのプロジェクトは、不要となったPCを手間要らずで寄贈できる上、就学支援にもつながるという一石二鳥の仕組み。「この機会を逃す手はない!」という人が続出し、順調にPC寄贈件数を伸ばしているようです。同時進行のTwitterで広めるキャンペーンも好評に付き期間延長が決定!

「まだ参加してない」「知らなかった」という方、そしてTwitterキャンペーンが終わったと思っていた方、要チェックです!


まずは簡単に、プロジェクトの2つの参加方法を説明します。

参加方法1:不要なPCを寄贈する

greenz読者の皆さんの中には「長年使っていないPCが家に眠ってる!」なんて方も多いのではないでしょうか?そんな方はぜひ、このチャンスにPCを寄贈しましょう。寄贈はとっても簡単。パソ貢献projectのホームページにある専用フォームに必要事項を記入すると、家まで集荷に来てくれます。しかも費用は無料で、ハードディクスのデータ消去など、作業の手間も一切不要!ゴミに出すのさえお金がかかるこの時代に、実に良心的なサービスです。

パソ貢献project寄贈受付フォーム。簡単な項目を入力するだけ!

パソ貢献project寄贈受付フォーム。簡単な項目を入力するだけ!

回収されたあなたのPCは、工場で再製品化され、市場へ流通します。そして、PCの査定額の一部がかものはしプロジェクトを通じて、カンボジアの子ども達の就学支援の為に使われるのです。

パソ貢献projectの仕組み

パソ貢献projectの仕組み

さらにメールアドレスを登録すると、キャンペーン終了後、キャンペーンの報告と子どもからのメッセージが届くのだとか!(詳細は記事後半、メディエイター金井さんのインタビューをご参照ください。)

パソ貢献projectでは、キャンペーン期間中(10/31まで)に、1,000台のPCを集めることを目標としています。これは、100人の子どもたちが2ヶ月間学校に通える金額(※1)。現在の台数は、ホームページに掲載されていますが、高額査定なら1,000台より早く目標達成に至る可能性もあるとのことです。

古いPCでも動けばOK(※2)!比較的新しいPCなら大歓迎!!思い当たる方、今すぐ公式ホームページからどうぞ。

(※1)2,000円でカンボジアのスラム街に住む子どもが1人学校へ通えます。1台400円以上寄付されますので、400円で換算しています。PCの状態により査定価格は変わります。

(※2)寄贈できるPCは、故障品ではないものになります。条件など詳細は公式ホームページ「FAQ」にてご確認ください。

参加方法2:Twitterで広める【期間延長、1RT=1円に!】

Twitterでこのキャンペーンを広めることも、とても意味のある参加方法です。このキャンペーンに関してハッシュタグ#pasokokenをつけてつぶやいて広めていきましょう。@pasokokenのつぶやきをRTしてももちろんOK!

……と、ここまでは以前もお伝えしましたが、好評につき、このTwitterキャンペーンも10/31まで期間延長となりました。そしてさらに、「1RT=1円」が子どもたちのために寄付されることが決定!みなさんのつぶやきが、プロジェクトの仕組みまで動かしてしまったようです。

あなたの1RTが1円の寄付になります

あなたの1RTが1円の寄付になります

8月24日のスタートから9月16 日までに5,000を越えるRTが集まりましたが、まだまだあなたの力が必要です。RTの数だけ子どもたちへの寄付金が増えるなんて、とても簡単な参加方法ですよね。現在のRT数も@pasokokenのつぶやきで知ることができます。1日1RTでも、何度でも!あなたのつぶやきは、確実に子どもたちに届きます。ぜひご参加ください。(#pasokokenが含まれたツイートのみを1カウントとして換算していますのでツイートされる際はご注意を!)

中古PC販売会社メディエイターの担当者に聞いた!パソ貢献する理由

さて、かものはしプロジェクトと共にパソ貢献projectを展開しているのは、中古PC販売会社の株式会社メディエイターです。福岡で開業し、九州地区を中心に店舗展開している同社、みなさんはあまりご存知ないかもしれません。本プロジェクトについて担当の金井一朗さんにお話を伺ったところ、同社ならではとも言える“パソ貢献”する理由、そして今後の展望が見えてきました。

カンボジアの子どもたちと一緒に。写真中央が金井さん。

カンボジアの子どもたちと一緒に。写真中央が金井さん。

中古PC販売会社が行うCSR活動として、パソ貢献projectは業態に即しており、実に理にかなった取り組みと言えるでしょう。さらに中小企業ではなかなか成功させるのが難しい“コーズマーケティング”的視点で見ても優れている、つまり、この社会問題への取り組みによりメディエイターにも利益となる仕組みになっていることが分かります。実際、今年2月に実施したパソ貢献project第一弾(ミニノートPC「COBY」の売り上げに応じて寄付する仕組み)では、売り上げ目標を150%以上達成するという成果を残しています。コーズマーケティング成功の秘訣、そしてこのプロジェクトを遂行するに至った経緯は何だったのでしょうか?

もともとメディエイターは、シニア向けに“月々の年金でも買えるパソコン”を販売する発想から始まった会社です。事業規模が大きくなるにつれ、CSR活動としての社会貢献を考え始め、このプロジェクトをスタートさせました。パソ貢献projectは実際に利益を生む仕組みで継続性を重視して取り組んでいます。

具体的にはどのような仕組みで利益を?

今回は、通常はPCを買い取るところを、無料で寄贈してもらう、という形で直接弊社の利益につながっています。また、「中古パソコンをお金に換える」という行為はまだまだ一般的ではありません。廃棄にお金がかかるのに、使わなくなってそのままにしているPCがまだまだ多いのです。本キャンペーンで再製品化させることができることを認識していただくだけでも、弊社にとって大きなメリットと言えます。「PCを買ったり提供することでが会貢献につながるならうれしい」というお客様からの声が示すとおり、プロジェクトが商品やサービスの付加価値になり、売り上げにも結びついているのです。

実はこのインタビューの前週に、金井さんはカンボジアに渡航し、孤児院を訪問して来られたとのこと。

現地カンボジアに足を運んで初めてリアルに感じたのですが、7歳の子どもが、前回のプロジェクト後に私たちが寄贈したパソコンを使ってプログラミングを勉強している姿を目の当たりにし、本当に驚きました。彼らの中には孤児院からアメリカへコンピューターを学ぶために留学したという子どももいます。手に職をつけることが彼らの自信や生きる力につながる。それをパソコンで後押しできることを実感しました。想いの“橋渡し”ができる、と。

社名[メディエイター=仲介人、橋渡し]の由来でもある“橋渡し”を実現するプロジェクト、さらにその透明性にもこだわりがあります。

募金しても何に使われたのかわからない、では参加してくださった方にも失礼ですし、継続する意欲もなくなってしまいますよね。このプロジェクトではホームページでの実施報告はもちろんですが、パソコンを寄贈し、メールアドレスを登録してくださった方には、キャンペーン終了後に子どもからのメッセージが届くように企画しています。

現地の子どもたちがパソコンであなたにメールを送ります!

現地の子どもたちがパソコンであなたにメールを送ります!

そして最後に、今後の構想についても聞かせてくれました。

将来的には、メディエイターが現地で中古パソコンを再製品化する体制を確立し、現地の雇用に結びつけることにより、継続的な支援ができればと思っております。

CSR活動を行う企業は確実に増えていますが、その取り組みにおいて利益という形でしっかりと成果を挙げ、持続可能なものにしていくことが、企業の次なる課題なのかもしれません。パソ貢献projectの今後、メディエイターの企業としての活動を今後も見守っていきたいですね。

そのためにもまずはあなたの参加が不可欠!
実はとっても身近なパソ貢献、始めてみませんか?

寄付の仕組みや詳細は公式ホームページで!