“四国は世界一の島!”
そんな想いを胸に集まった若者達により、四国を愛する人たちのネットワーク「Home Island Project(通称:HIP)」が始動した。四国を盛り上げるため、様々なイベントやプロジェクトを仕掛け、世界に向けて情報発信していくというローカル愛に溢れたこのプロジェクトを、さっそくチェックしてみよう。
四国は多様な自然、歴史と文化が根付く、世界有数の巡礼の島です。
四国が多様な魅力をもつように、私たちの四国への愛も多様であり、
Home Island Projectには、その愛を形にしようとする人々が集っています。
HIPのホームページに見られる表現は、どれも四国への愛情がたっぷり。“私たちの四国への愛も多様”と表現されているとおり、このプロジェクトには様々なカテゴリが存在し、活動も多岐に渡っているようだ。
「お祭りプロジェクト」「スポーツプロジェクト」「ecoプロジェクト」「アートプロジェクト」…
ホームページには四国を盛り上げるためのプロジェクトがずらり。それぞれ、大小さまざまなイベントやキャンペーンが連動しており、20~30代前半中心のスタッフが自発的に立ち上げたユニークな活動が開催されている。
たとえば、今年の夏に行われる「瀬戸内国際芸術祭2010」の後に計画されている「瀬戸内国際体育祭」や、四国農家応援プロジェクト「『農』と言える四国」、保育園を舞台にした「芸術士のいる保育園プロジェクト」などなど、面白そう、かつクリエイティブな匂いがするものばかり!主催側が楽しんでいることが伝わってくるのネーミングもいい感じだ。
さらにイベントを見ていくと、プロジェクトやイベントの活動エリアが四国だけにとどまらないことがわかる。東京で徳島ヴォルティスの観戦イベントが行われたり、浅草・花やしきでクリスマスイベントが行われたり……。やたら東京が多いことに気付きスタッフの方に訊ねたところ、どうやらこの活動は東京に住む四国出身の方が立ち上げたものなのだという。四国LOVEな人たちが東京で集い、今そのネットワークが全国に広がろうとしているのだ。
そしてまもなく開催されるのがこちら、「四国文化祭 2010新春 ~1,2,3 シッコク!シッコク!」。
四国を愛する関西人ネットワーク“HIP関西”が主体となって神戸で開催されるこちらのイベントでは、四国の食文化を存分に堪能することができるほか、音楽ユニットによるライブや寄席まで用意されている。
讃岐人がお正月に縁起をかついで食べる「年明けうどん(香川)」、宇和海で捕れた小魚のすり身と根菜類をカツ風に揚げた、カルシウムをビタミンたっぷりの「じゃこカツ(愛媛)」、鰹の内臓を塩辛にし、”盗まれるように酒がなくなる”ほどお酒がすすむ「酒盗(高知)」……
なんて聞いただけで生唾ものの四国名物があなたを待っているぞ。関西人ならずとも、足を運んでみてはいかがだろう。
◆日時: 2010年1月23日(土)
18時~20時 (17時45分 開場)
◆会場: 洋酒喫茶 「どん底」 (神戸/三ノ宮 センタープラザ東館 地下1F)
[JR/阪急/阪神 三ノ宮駅 から徒歩5分 または JR/阪神 元町駅から徒歩5分】
◆参加費: 2,010 円 (軽食、ワンドリンク 込み)
◆ご連絡先: HIP関西 小石 koishi@hipj.net 090-1152-9293
四国は独立した「島」という環境が生み出す独特の自然と文化が根付いているだけに、新しい価値観を創造し得る日本でも有数の土地なのかもしれない。少なくともHIPの活動とそこに注がれているたっぷりの愛情を見ていると、何かが生まれそうな予感を誰しもが感じとれるだろう。
四国が日本の新たなローカル価値創造のモデルとなるのか?HIPの活動に注目!
愛情たっぷり!プロジェクトの数々を見てみよう。