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10月は世界食料デー月間。自給率40%の日本であなたなりの一歩を見つけよう!

(c)hunger free world

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10月16日は“世界食料デー”。国連が制定した、世界の食料問題を考える日だ。

言うまでもなく、食べることは生きることと直結している。しかし、私たちの住む世界では、6人に1人が飢餓に直面しているという現実がある。そしてその原因は、すべての人に十分な食料がないからではない

あなたは、このことを説明できるだろうか?できない人は世界食料デー月間である今月、各地で行われる様々なイベントに参加してみよう。肩肘張らずに参加できる食のイベントが盛りだくさんだ。

やっぱり食は楽しくなくちゃ!という方にオススメなのが、全員参加型のゲームで楽しみながら学べるイベント「食べることから世界を見ると?~大きな地図の上で世界の現状を体感しよう~」。

5m×10mの世界地図の上で12の国や地域の住民になりきって、世界の現状を体感するエンディング・ハンガー・ゲームを体験できる。
greenz/グリーンズ wfd2009
世界の現状を体感!エンディング・ハンガー・ゲーム (c)hunger free world

そしてなんとイベントは、野菜たっぷりヘルシーメニューのお食事付き!おいしい食事を味わいながら、私たちの食生活と世界の食のつながりについてのお話を聞くことができるのだ。五感で食を感じながら、世界の現状を考え、あなたにできることを考えるきっかけになることだろう。

食べることから世界を見ると?
 ~大きな地図の上で世界の現状を体感しよう~

日時:10月25日(日)17:30~20:00 受付17:15~
会場:体内ロハスアカデミー
交通:都営新宿線馬喰横山駅、都営浅草線東日本橋駅から徒歩2分 
参加費:3500円(食事を含む)
お申し込み/お問い合わせ:(特活)ハンガー・フリー・ワールド TEL 03-3261-4700
主催:(特活)ハンガー・フリー・ワールド
URL:http://www.hungerfree.net/event/event04.html

もう少し本格的に学んで見たい人は、10月23日(金)行われるセミナー「栄養の観点から食料危機への対応について考える」に参加してみてはいかがだろう。食の開発支援に携わってきた栄養学者女子栄養大学栄養学部教授の磯田厚子氏が、食料と栄養に関する課題を紹介してくれる。専門家のお話を聞きながら、栄養の観点から食料危機への対応について考えてみるチャンスだ。

「栄養の観点から食料危機への対応について考える 」
日時:10月23日(金)18:30~20:30(開場18:00)
会場:明治学院大学白金校舎 2号館2201教室
交通:JR品川駅・目黒駅よりバスで約10分、東京メトロ白金高輪駅、白金台駅、高輪台駅より各徒歩約7分
参加費:500円(共催団体会員、明治学院大学在籍者は無料)
お申し込み/お問い合わせ:(特活)日本国際ボランティアセンター(担当 渡辺)
Email nabekama@ngo-jvc.net
共催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター、(特活)ハンガー・フリー・ワールド(HFW)、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
URL:http://www.ngo-jvc.net/jp/event/2009/20091023_africa.html

そのほかにも、日本中で世界食料デーにちなんだイベントが行われているので、特設ホームページをチェックしてみよう。

greenz/グリーンズ wfd2009
(c)hunger free world

さて、そろそろ冒頭の質問の答えを解説しよう。実は世界にはすべての人に十分な食料が存在する。それでも飢餓人口が世界人口の1/6にあたる約10億人にも膨れ上がってしまっているのは、世界の食料分配に偏りがあるから。

たとえば日本。食料自給率が40%(正確には、2009年10月現在41%:農林水産省統計より)しかないという事実はご存知の方も多いと思うが、世界中から食べ物が集まってきていて、まさしく食の宝庫となっている。しかし、国民が年間に消費する約9100万トンのうち、実に約1900万トン、つまり20%以上もの食料を捨ててしまっているのだ。(データ:農林水産省)世界中から集まる食べ物によって私たちの生活が支えられているのにその多くを捨ててしまい、そして逆に食料が行き届かない地域があるという現実をあなたはどのように感じるだろうか。

まずは世界食料デーをきっかけに、この問題に関心を持ち、あなた自身の食を見つめてみることからはじめよう。それが、問題解決の第一歩になるのだ。

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