2009年12月9日からデンマーク・コペンハーゲンで開催される国際連合(United Nations)の気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)まであと50日足らず。192カ国の首脳が集結し、地球温暖化防止に向けた国際的な合意事項が決定される重要な会議である。そこで、地球の今後の命運がかかったこの会議に、私たち一人ひとりの声を届け、希望ある未来につなげようというキャンペーン「Hopenhagen」が現在展開中だ。
「Hopenhagen」は、COP15の開催に先駆け、国際連合・国際広告協会(International Advertising Association)・大手広告代理店などが共同で立ちあげたオンラインキャンペーンだ。公式ウェブサイト「www.hopenhagen.org」を通じて、世の中にこの会議への関心を喚起するのみならず、オンライン署名やメッセージを募集するという”仕掛けに”より、世界中の人々が間接的にCOP15に参加できるようになっている。以下の動画は「Hopenhagen」のコンセプトを紹介したもの。ぜひご覧あれ。
COP15については、数回にわたる公式会合や9月28日~10月9日タイ・バンコクで開催された準備会合などを通じて、各国間で事前の協議が重ねられてきた。「地球温暖化を防止しよう」、「気候変動への対策を講じよう」といった”総論”では合意できても、温暖化ガス排出量の削減目標など具体的な方策や数値について協議しはじめると、各国がそれぞれに抱える事情や思惑が影響し、合意形成に向けてなかなか順調に進みづらいのも現実だ。とはいえ、持続可能な未来を実現するには、理想論を語るのみならず、そのための地道で着実な行動が不可欠。COP15に参加する各国の首脳陣に、目先の利害関係だけでなく中長期的な視野に立った賢明な決断を促し、行動への第一歩を踏み出させることが必要だ。
以下の地図の緑印は、76,000人を超える”Hopenhagen市民”ひとりひとりを示したもの。地域や国を超え、世界中の人々がCOP15の実りある成果を望み、オンライン署名という形でその意思を表明していることがわかるだろう。
Map of Citizens of Hopenhagen: Copyright(C)2009 International Advertising Association, All rights reserved. (Hopenhagen公式ウェブサイトより抜粋)
COP15は一部の首脳陣のためだけの会議ではない。コペンハーゲン(Copenhagen)でのこの会議を希望(Hope)ある未来につなげるためには、わたしたち世界46億人が地球温暖化防止を自らの課題ととらえ、協力(Cope)し合うことが必要だ。”Cope”nhagenを”Hope”nhagenに…!アナタもぜひ、「Hopenhagen」を通じて、持続可能な未来への希望をCOP15に届けてみませんか?
Hopenhagenに署名しよう。