ついに夏本番! あぢーあぢーと外から帰ってきたらすぐにエアコンを「ピッ」とするのはすでに習慣……。いやいやあなたちょっと待ってください。エアコンの電気使用量は、家庭全体電力使用量のうちの25.2%。そんでその電気ってのは60%近くが石油や天然ガスなどを燃料とした、火力発電でまかなわれてるんです! つまり「電気を使う」ということは、化石燃料を使っていることで、温暖化の直接の原因にもなり、そして地下資源はもうすぐ底をつき……。
……もぉそんなこたぁ分かってる!!! ということで、現在注目されているのが「グリーン電力」。環境負荷の低い、自然エネルギーを利用したものを主とした電力のことです。地球温暖化のことはヌキにしても、もう、近いうちに地下資源が底をつくのは周知の事実。だったら、底をつく前になんとかしようよ、と、各国政府や技術者などが、さまざまな動きをしています。
そんな世界と日本の現状を見て、何が問題なのか、自分たちが適切に動くにはどうしたらよいか、を、読者のみなさんと一緒に、ブログアクション、という方法で考えてみたいと思います。みなさんが意見を書いていくことで、グリーン電力への理解が深まり「グリーン電力で社会が変わる!」というモチベーションが高まっていき、新たなステップに立てるようになるかもしれません(参加方法は文末へどうぞ)。
まずは、今までのgreenz.jpの記事とともに今までの「グリーン電力」のこれはよい! 点、これは問題! な点を洗いなおしてみたいと思います。この記事「Part 1」では、まずよい点からご紹介します。
これはよい! 点
1 すごい勢いで新技術が開発され、実現化している
これはもうgreenz.jpのお得意ジャンル。写真つきでお見せしていきましょう。
銀色で柔らかなソーラーハウス「SOFT HOUSE」
最初に記事を発表した時は、研究段階だった「シートのように曲げられるソーラーパネル」。すでにこれは一般発売されていますが、こちらは「発電するカーテン」。
エネルギー問題を解決に導くのは「凧」!?エコ大国ドイツはやっぱりスゴイ!
こちらの記事自体はグリーン「電力」ではありませんが、後半にある「凧発電」はスゴイ。この発電方法はまだ研究段階。
たくさんの凧が発電機を回す、という仕組み。いわば風力発電ですね
未来の新エネルギーにビル・ゲイツも投資!緑の藻から生まれるバイオ燃料
バイオエタノールを、遺伝子操作した食物から作ろうとしている動きに反対の動きもありましたが、だったら「藻」がいいんじゃない?! という記事。ブラックバスのように他の生物を圧迫しなければ、ステキな解決策です。
Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by noname seahorse
2 一人一人が応援できる、さまざまな方法も!
使った電力分だけ申請して購入すれば、グリーン電力を使っているとみなされる「グリーン電力証書」すでに個人でも買えるのです! こちらグリーンストックでは買える電力量は決まっていますが(1,000kwh単位)、一般家庭の数ヶ月分の電力量なので、1年分を丸買いしたり、もできるかもしれませんね。グリーン電力証書取引所では、50kwhから買うこともできます。
また、自然エネルギーに投資する方法もあります。現在はおひさまファンドや自然エネルギー市民ファンドなどが有名のようです。
それからソーラー発電を応援するおせんべい、というものも。そのほかには、グリーン電力を使った商品に使われる「GEマーク」もあります。
3 そして、みなが参加できる「政治を変える」アクションも
政治を変える。一見難しそうな感じですが、まずは、Webサイト上で宣言をしたり、署名をしたりすることによって、少しずつ変えていく方法があることは確かです。「やるぞ! 日本!」は、「1人1ヶ月100円、自然エネルギーのために出すよ!」と宣言することによって、国が自然エネルギー中心の社会にチェンジしやすいような環境づくりをするためのWebサイトです。また「MAKE THE RULE」では、二酸化炭素削減の目標値を「2050年までに80%」とし、あわせて自然エネルギー推進をよびかけています。
これでこの記事のPart1はおしまい。次はグリーン電力の問題点について、考えていきます。
ご意見募集!
この記事から思ったことを、ブログに書いて「ブログアクション」してみませんか。このブログアクションは、Niftyが運営する「地球のココロ」と一緒に展開しています。ブログアクションの呼びかけ文はこちら。記事を書いた際は、ぜひ以下のトラックバックURLで、トラックバックください!
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/524673/45791837