“やるぞ!日本!”
威勢のいい名前のキャンペーンが2月20日、スタートした。サッカー日本代表監督の岡田武史氏も賛同するこの活動の第一回イベントが4月5日(日)に開催される。
いったい何を“やるぞ!”なのだろうか?
「やるぞ!日本!」は、自然エネルギー普及政策を実現するためのキャンペーン。自然エネルギーの普及のためには、政治を動かし、政策を実現することが不可欠であると言う考えから、Web上で「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」を集めて政府の政策を後押ししようというものだ。
「Yes100円」は、“日本の未来を明るく変えるため、毎月100円出すよ!電気代に100円プラスしてもいいよ!”という意思表明を集めることで政治を動かそう、という趣旨なので、宣言に100円は不要。ホームページで簡単に宣言することができ、「市民」と「議員」のカウンターが宣言の人数を示している。
でも、なぜ100円なのだろうか?
これは、国民一人当たり1ヶ月に100円の金額を負担する程度の自然エネルギー政策を行えば、11年後にはエネルギー自給率が10%にアップし、温室効果ガスが12.7%も削減できるという未来を描いて算出された数字なのだ。
2つの未来から、“21世紀の産業革命をリードし続けるつよくやさしい日本”の図
ただし、現状のままでは、自給率は4%、CO2は8.7%も増えてしまい、さらには限られた資源の価格高騰などの影響により、GDPはマイナス成長になる可能性もあるという。この詳細は、ホームページに“2つの未来”として詳しく解説されているので、あなたも一度、未来の日本の姿を想像してみよう。
では、具体的にどのような自然エネルギー政策が必要なのだろうか。「やるぞ!日本!」のホームページでは、
「最適な」制度を「最適な」技術に「最適な」タイミングで、実施できる「政策」が必要です。
として、4つの政策を掲げている。
導入補助金制度
(設備を買うお金の一部を政府が補助する制度)RPS制度
(政府が電力会社に一定の電力を自然エネルギーで作ることを義務づける制度)余剰電力買取メニュー
(自宅で使った電気より、発電した電気の方が多い場合、余った分を電力会社が、自主的に買い取るメニュー)固定価格買取制度
(電気料金に上乗せしてみんなが払ったお金を元に、自然エネルギーで発電された電力を電力会社が買い取る制度)
これらはすでに実施・検討されているものであるが、「やるぞ!日本!」は、その目標値や中身がしっかりと決定し、実現するまで見届けようという強い意志を示している。国の政策も“決定したらバンザイ”ではなく、その政策が機能して未来を形作るまで、私たちはきちんと見届けるべきである、と再認識させられる思いだ。
このスタートして間もない「やるぞ!日本!」が、4月5日(日)、華々しく第一回目のイベントを開催する。そのシンポジウムのテーマがこちら。
やるぞ!日本!Yes100円!
~私たちの手で自然エネルギーを大きく育てよう~
タイトルにあるとおり、このシンポジウムは、自然エネルギー推進において“私たちの出来ることは何か”をテーマに開催される。自然エネルギーの重要性について語られた福田ビジョン。ビジョン実現において主役は国民であるとされたが、私たちに出来ることはいったいなんだろうか?
トークでは、サッカー日本代表監督岡田武史、音楽評論家の湯川れい子、ブリキのおもちゃ博物館館長の北原照久という異色コラボが実現。イベント主催の地球環境イニシアティブ(GEIN)の発起人として名を連ねる彼らからどんな発言が飛び出すのか、その展開が楽しみだ。
トークのほかにも、楽しみなのが約60名による生のゴスペルコンサート!最後にはお客さんも一緒に参加できるよう、誰もが知っている名曲の大合唱も用意されているのだとか。参加費は無料。ホームページから参加申し込みが可能なので、岡田監督に一目会いたい方、100円宣言の前に詳しく内容を知りたい方も、ぜひ会場に足を運んでみよう!
今、日本に足りないのは、「政策」です。
それは、みんなで一人一ヶ月100 円、出しあって、
自然エネルギーを、早く大きく育てる政策。
国を動かす力になるかもしれない100円宣言。
あなたは“Yes!”or“No!”?
やるぞ!日本!Yes100円!
~私たちの手で自然エネルギーを大きく育てよう~
日時: 2009年4月5日(日)13:30〜16:00 (開場12:30)
会場: 日本青年館 大ホール(東京都新宿区霞ヶ丘町7番1号)
参加費: 無料
定員: 1000名(定員になり次第、締切)
主催: 地球環境イニシアティブ(GEIN)
詳細は、こちら↓
http://www.re50.jp/event/event.php?id=19
No!宣言の前にもう一度詳しく現状を確認する!
まずはコチラ!4月5日(日)開催のイベント詳細はコチラ