アーティストの多くは社会に対して働きかけを行う活動家(アクティビスト)でもある。そんなアーティストでアクティビストな人たちをアーティビストと呼び活動を支援するのが「アーティビスト国際映画祭」だ。今回で第5回を迎えたその「アーティビスト国際映画祭」がまもなく東京で開催される。
「アーティビスト国際映画祭」は2004年にアメリカで始まった。その主目的は、人権・子供の権利・環境・動物の権利の保護に寄与する映像作品を世に送り出すことだ。これまでに、アカデミー賞に輝いた『未来を写した子どもたち』や、話題となった『スーパーサイズ・ミー』、『ファーストフード・ネイション』などのプレミア上映を行ってきた。そしてその活動は広がりを見せ、今年からはハリウッドに加え、メキシコ・シティ、ロンドン、リスボン、東京でも開催されることとなった。そしてその東京での開催がいよいよ12月12日~14日に迫っている。
その気になる内容は下記に。
“Compañeros de Nadie” / “They Turned Our Desert Into Fire”
今回上映される作品は、幼年労働者をテーマとした『Stolen Childhoods (奪われた幼年時代)』、メキシコのペット過剰繁殖や虐待を描いた『Compañeros de Nadie (コンパニェロス・デ・ナディエ)』、ダルフールをテーマにした『They Turned Our Desert Into Fire (砂漠の炎)』、戦争・貧困・汚職問題の根本的な解決策を探求した『Zeitgeist Addendum (ツァイトガイスト – 時代の精神 -)』など中長編5本と短編8本。いま世界が抱えるさまざまな問題をシリアスに捉えたドキュメンタリーが並ぶ見ごたえのあるラインナップだ。
Compañeros de Nadieのトレーラー
Zeitgeist Addendumのトレーラー
その他のスケジュールは公式ホームページのここからチェックできる。会場はスペイン国営セルバンテス文化センター東京(麹町)で、入場料はなんと無料! 優れた作品を世界に先駆けてしかも無料で見られるまたとない機会、ぜひ参加して地球の未来をよいものにしようと願うアーティビストのひとりになってみては?