英国のオンラインショッピング業界団体のインタラクティブ・メディア・イン・リテール・グループ(IMRG)が発表した「オンライン・グリーン・アワード」で、中古品のネットオークションを行うイーベイが最優秀賞を受賞した。
「オンライン・グリーン・アワード」とは、環境に配慮したインターネットビジネスを展開する企業に与えられる賞。大規模サプライヤー部門、小規模小売部門など合計7部門で、最終選考に残った大企業から中小企業までの28社から受賞企業が選ばれた。
環境ビジネスといえば、グリーン電力やエコ家電なんかが思い浮かぶ。ではインターネット上での環境ビジネスとは? 最優秀賞を受賞したイーベイは、中古品のネットオークションというビジネスモデルを確立して世界的に展開。同社のシステムを利用して1日当たり8400万件もの売買が行われている。そのネットオークションが「究極のリサイクル」と評価され、最優秀賞に選ばれた。
また、他の部門では
・大規模サプライヤー部門…従業員の省エネ努力が評価された、宅配業のホーム・デリバリー・ネットワーク
・大規模小売部門…環境配慮型製品をインターネット上で積極的に販売する、家電大手のディクソンズ
・小規模小売部門…CSR調達を行いインターネットで生花の通信販売を行うアリーナ・フラワー
・消費者部門/小規模小売部門…従来、食品業界から廃棄されていた羊の革を有効利用して製品を生産したケルティック・シープスキン
・消費者部門/大規模小売部門…レジ袋のリサイクルで先行したオカド
(消費者部門は、マイクロソフトが運営するポータルサイト「MSN」の利用者1万5000人の投票により決まったもの)
企業の環境配慮は、今や欠かせない社会貢献のひとつ。「Save The Earth」のためにも、一丸となっての取り組みを期待したい。