「Buy Nothing Day・無買デー」は1992年にカナダで始まったエコムーブメント。1年に1度だけ何も買わない日をつくって、大量消費を促進するライフスタイルからさよならして、本当の豊かさを考えようと呼びかけている。
しかし、私達の暮らすのはたくさんの情報が溢れたシャカイ。素敵な広告に魅かれてついつい衝動買い……なんてこともしばしば。買い物でハッピーになったけど、実は同時に新しいゴミを出す原因をつくっていることもあるんだよね。
この「Buy Nothing Day・無買デー」はこんなことを呼びかけているのだ。
どうして次から次へと買ってしまうんだろう?
かつて日本には「もったいない」という言葉がありました。お金を使う ときは本当に必要なモノだけを買っていたのです。
いま、本当に必要なモノは、身の回りにほとんどそろっていますよね? それでもわたしたちは、どうして次から次へと色々なモノを買い込んでしま うのでしょうか?
まるで何かに突き動かされるように。あたかも心の底から欲しいと思っ ていたかのように。
無買日(Buy Nothing Day)は、1年で1日だけ、「余計なモノを買わ ない日」です。そして「消費」について考えてみる日です。わたしたちのサイフとココロ、そして地球環境に優しい日です。
お金で買えないモノを取り戻してみませんか?
「Buy Nothing Day・無買デー」がユニークなのはそのパフォーマンススタイル。海外では物々交換マーケットや何も売らない店が出現したり、空のショッピングカートで巨大スーパーの中をいつまでも歩き続けるパフォーマンスが行なわれたりしている。日本では毎年、サンタクロースの格好でストリート瞑想をする「禅タクロース」が登場し、街の中で瞑想パフォーマンスを繰り広げている。2006年は日本で約15,000人、世界で約150万人が参加した。
世界中でさまざまな「非CM」が作られている。こちらは日本版の「非CM」 。
これはクッキー・モンスターならぬコンシューマー・モンスター。食べ物なら見境なく食べまくり、とくにクッキーが大好物というセサミストリートのキャラクターをもじって、「消費!消費!消費!大好き!」と踊って歌う。
2007年は11月24日の開催だ。あなたも参加してみたら?