一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間「greenz people」募集中!→

greenz people ロゴ

次はあなたの地元でgreen drinksを!green drinks Japanキックオフパーティーレポート!

_DSC8173

greenz.jpが2007年から開催してきた、気軽なエコ飲み会green drinksの東京版“green drinks Tokyo(略してgdT)”。そもそもgreen drinks自体はいつでも、誰でも、どこでも開催できるイベントだって知っていましたか?このgreen drinksを東京だけでなく、日本全国各地に広めたい!ということで立ち上げたのが、“green drinks Japan”。つまり「日本全国でgreen drinksやろうぜ!」ということです。

そして、1月21日(木)には「ローカル愛」をテーマにgreen drinks Japanのキックオフパーティが開催!トークゲストのクリエイターや地域プロデューサーなどgreen drinksを愛してくれている常連さんたちに加え、「green drinks Japan呼びかけ人」も集結しました。

さらに今回はデザインポータルサイトHITSPAPERが展開する3日間限定のクリエイティブ学校「HITSPARK」ともコラボレーション!会場である目黒のカルチャースペースCLASKAには、スタイリッシュなHITSPARKの作品がいくつも展示されました。

green drinks Japanの魅力がぎゅっと詰まった初イベントは、なんと来場者が180名と大盛況!今回はgreen drinksの魅力と一緒に、盛り上がった会場の様子をレポートしていきます。

【テーマ】

ローカル愛って、サステナブルじゃね?~green drinks Japanキックオフパーティー!

_DSC8159

いまや世界600ヶ所で行われるエコ飲み会、green drinks。サステナビリティに興味があったり「ソーシャルな活動をしたい!」と思っている人が、どんどんつながって、楽しい動きを巻き起こしています。greenz.jpではこのgreen drinksの東京版green drinks Tokyoを、2007年から毎月第2木曜日に行っています。「ありがとう!いい出会いがあったよ!」とは毎回のようにお客様から聞く言葉。この言葉こそが、2年間欠かさず続けていった私達の原動力です。そんな私達が開催していたgreen drinks Tokyo。ふと気づくとその仕組みそのものがオープンソースにも関わらず「green drinks=greenz.jpのもの」と思われていることに気づきました。こんなにも多くの人の笑顔が集まるイベントが、greenzのものだと誤解されてしまうのはもったいない!というわけで今回、 green drinks Japanを立ち上げることにしました。より多くの人に地域活性化やソーシャルアクション、友達づくりのツールとしてご活用頂けるよう、お手伝いできたらと思います。

【green drinks Japan呼びかけ人】

greenz.jp(呼びかけ人代表)、
東京仕事百貨
TOKYO DELICIOUS
numabooks

【トーク1:ここがスゴイヨ!green drinks 】

最初のトークはgdTの常連さん2名をゲストにお招きし、過去のgreen drinksの魅力を思う存分語っていただきます。
_DSC8235
左から山本ペロ、吉岡さん、丸原さん

スピーカー: green drinks の常連さんであるデザイナーの吉岡直樹さん(UNPLUG LLC.)、コピーライターの丸原孝紀さん(ecogroove)×山本ペロ(greenz.jp、green drinks Tokyoディレクター)

まず最初に、今まで2年間欠かさずgdTを開催してきた山本ペロが、「green drinksを企画する魅力」をプレゼンテーションします。今までのgdの歴史を振り返ってみると、「サステナブル+IT」や「アートとまちづくり」など取り扱うテーマは様々。ゲストもツリーハウスの小林崇さんやワタミの渡邉さんなど、今注目されているキーパーソンが目立ちます。ペロさんは「興味を同じくする、志を同じくする、探していた人と会えるんです。つまり、自分を中心にコミュニティができていくという事です!」と、gdを企画するメリットをアピールします。続いて常連さんの吉岡直樹さんと丸原孝紀さんが登場すると、2人を繋げたgdの魅力を話しはじめました。gdで出会い意気投合したという彼らは、それが縁となり、実際に「フェアウッド・パートナーズ」という持続可能な木材調達の流れをつくるプロジェクトのサイトで一緒に仕事もしています。その後もJapan For SustainabilityというNPOのために冊子も製作するなど、その関係は今でも続いていると言います。
_DSC8263
gdの魅力を明るく語る吉岡さんと丸原さん。

実際に仕事のパートナーを見つけることの出来たこのお2人にgdの魅力を聞いてみました。「仕事を超えた出会いがある」と語るのは吉岡さん。「ベクトルや価値観が同じ人と出会える場所として、他にはないものだと思います。世界をサステナブルに変えるために、みんなで何かを企てるきっかけになるといいなあと思っています」と、話す言葉に力が入ります。丸原さんは「他の異業種交流会のような所では名刺の交換の仕合いみたいなところがあるけれど、gdに来ている人達は「世の中を良くしたい」という志を持った人達が集まるので、仕事と言うよりはそれを超えた大きいところで友達になれるんですよね」と笑顔で語りました。「とにかく会いたい人に出会える!」と嬉しそうに話すお2人から、gdに対する愛情がじんじんと伝わってきました。こういう笑顔が見れると、gd開催に関わっているスタッフとしても大変嬉しい気持ちになります。今回のトークを通じ、常連さんを含め参加者の皆さんが素敵な人を呼び寄せているおかげで、gdが成功しているのだなぁと改めて感じさせられました。「これからも通い続けます」という暖かい言葉に、会場からは大きな拍手が送られました。

【トーク2:green drinks ◎◎、オレならこうする!!!】

様々なアイディアで地域を盛り上げているゲストのお2人と、これからのgdについてお聞きしていきます。
_DSC8428
左から兼松、内沼さん、古田さん

スピーカー:古田秘馬さん(株式会社umari)とブックコーディネーターの内沼晋太郎さん(numabooks)×兼松佳宏(greenz.jpクリエイティブディレクター)

今日のキーワードは郷土愛という事で、地域活性化プロジェクトをいくつも手がけている古田さんをゲストにお呼びしました。古田さんが取り組んでいる活動の一つが、日本一の朝プロジェクト。ペンションブームが去った八ヶ岳で、「最高の朝」を迎えてもらうという街づくりを企画しました。日の出前にスキー場を明けてもらって、頂上で日の出を見ながらコーヒーを飲むという贅沢な企画。「ぼくのまちづくりのスタンスは、なにもつくらない、何も壊さない。というところにあります」と語ります。また、体脂肪率30%以上の人を対象にしたD30というメディアの製作にも力を入れているそう。 太った人のためのヨガや、太った人向けのファッション特集など興味深いコンテンツに、会場の参加者もサイト画面に釘付け。「まちづくりにも言える事だと思うんですが、どの切り口で何を見るか。そいういう動きからコミュニティは生まれてくると思うんです

_DSC8308

green drinksについて語る古田さん

続いては、numabooksの内沼さん。実は彼、gdTが生まれるキッカケを作った人物!と言うのも、gdTは内沼さんの持っていた恵比寿のEAT TOKYOというスペースで産声を上げたのです。長い間gdを見守り続けてきた内沼さん自身も、昨年12月にMAGNETICSというイベントを開催しました。1か月間毎日トークイベントを行うという内容だったのですが、MAGNETICSのすごい所は会場から半径1キロに住んでいる人はなんと入場料がタダ!という所。こうして「特定の場所」をキーワードに常連さんを作れば、イベントの後でも常連さん同士が偶然再会するかもしれない、そこからまた新たな交流が生まれるかもしれない、という狙いがあるそう。「これはただのイベントではなく、場づくりなんですね」内沼さんは語ります。人を結びつける場という点では、gdと通じるところがありそうです。

このように各方面で活躍するお2人に「green drinks ○○をやろうと思ったら、どこでやってみたいと思いますか?」と言う質問を投げかけました。内沼さんは「僕のいる場所が東京なので東京でやってみたい。ただ、もっと狭い地域でやってみたい。green drinks池尻とかね。ただ、どこでやるかということより、どうやって場をつくるか、どうやって価値をつけるかという視点が求められてくると思うんです」と主張します。古田さんも、「場所だけじゃなくて、いろんな切り口があっていいと思うんです。それによって街がどう見えてくるか、その切り口が重要ですよね」と語りました。場所ではなく「切り口」というキーワードが出てくると、トークの中から”green drinks左利き”や”green drinksめがね”など面白いアイディアがどんどん出てきます。場所にとらわれないgreen drinksの可能性、アリじゃないでしょうか?このアイディアで、全国でまた新たなgreen drinksが生まれてきそうです。

兼松さんは、「僕の夢は、「世界の車窓から」じゃなくて、「世界のgreen drinks」という番組をやることです。世界600都市で起きているから、毎日やっても2年はもつ。日本全国にgreen drinksが広がっていったら、すてきで元気な日本になると思うんですよね!」と呼びかけます。これから各地域でgdが浸透していけば、もっともっと突拍子もない面白いテーマが出てくるかもしれません。全国でのgd開催へ熱い期待を込めて、乾杯の音頭が取られました!

_DSC8496
「green drinksのムーブメントを広げていきましょう!乾杯! 」

_DSC8121

gdで出会った人達の出身地を、日本地図に書き込んでいくというコンテンツ。Twitterのアイコンシールも製作しました。

こうして大成功に終わったgreen drinks Tokyoのキックオフパーティー!トークだけでなく、イベントと並行して設置された「green drinks相談所」も大好評だった様子。gdの運営や企画の質問を受け付けるこの相談所では、オーガナイザー希望の人達が相談をする姿が見受けられました。またTwitter上では、イベント終了後もgd開催のつぶやきが大きな話題になりました。例えば「green drinks 横浜をやりましょう!」とつぶやかれると、それに続いて京都、水戸、新島、湘南、さまざまなローカルラバーたちがgd開催の名乗りを上げています。(気になる人は #gdJ で検索!)「gdに参加したいけど遠くて行けない」「うちの地元でもやらないのかなぁ…」と思っている方、ぜひ声を上げてみてください!同じ志を持つ仲間がきっとそばにいるはず。もちろんgreen drinks Japanも、地域に活力を与える未来のgdオーガナイザーのために全力でサポートしていきます!

【green drinksってどうやってオーガナイズすれば良いの?】

_DSC8673
「green drinks相談所」で相談する人達

じゃあ、実際に企画するためにはどうしたらいいの?という人へ。現在green drinks Japanでは、全国のgreen drinksが一目で見れるサイトを製作中です!Twitterと連動して#gdJ のつぶやきがTOPに表示されたり、Ustreamで全国のgdの様子が見れたり、google mapで開催場所をチェックできたりと、全国の人が気軽にgdに参加できるような仕組みを作っています。そしてオーガナイザーが個人でページを持ち、gdの告知が出来るような作りにもしていきたいと思っています。お楽しみに!

green drinks Japanでは、地域を盛り上げる熱い気持ちを持ったオーガナイザーを大大大募集中です。一緒に日本のgreen drinksを盛り上げていきましょう!


Created with Admarket’s flickrSLiDR.