ISSUE まちづくり

2 years ago - 2012.06.26

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ソーシャルメディア時代の町内掲示板!ハイパーローカルプラットフォーム「EveryBlock」

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by stan.

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町の掲示板は、地域住民にとって超ベーシックな草の根の情報メディア。
では、長年このメディアが担ってきた役割はきちんと担保しつつ、よりタイムリーかつインタラクティブなものへと進化させ、住民同士の積極的な情報共有や交流に役立てるためには、どのような方策がありうるのでしょう?

そんな試みのひとつが、ハイパーローカルオンラインプラットフォーム「EveryBlock」です。

「EveryBlock」は、ソーシャルメディア時代の”町の掲示板”。地元のニュースやイベント告知、おすすめのレストラン、不動産情報など、地域に根ざした情報を共有するオンラインプラットフォームで、現在、アトランタ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなど、米国16都市で運営されています。

特徴は、一方向のニュース発信のみならず、ユーザ間の双方向なコミュニケーションをも実現している点です。ユーザ登録すれば、住民自身が発信者となってローカルな情報を投稿したり、住民同士で地域の課題を議論することも可能。いわば、このオンラインプラットフォームは、バーチャル上で”掲示板”と”井戸端会議”の機能を担っているわけです。

「Everyblock」に設置されたニューヨーク・ウィリアムバーグ(Williamberg)の掲示板

「Everyblock」に設置されたニューヨーク・ウィリアムバーグ(Williamberg)の掲示板

従来のアナログな町の掲示板は、紙ベースの情報発信が主なゆえ、タイムリー性に欠け、チラシの貼り替えなど情報のアップデートに手間がかかるという面が…。その点、オンラインで情報を配信できれば、最新のニュースを複数のユーザへと瞬時に届けることが可能となるので、平時はもちろん、災害など緊急時の情報インフラともなりうるでしょう。

また住民からのコメントやフィードバックなどが広く共有できるのも、オンラインプラットフォームならではの利点。近隣住民だからこそ知りうるトラブルや課題、これらを解決するためのアイデアをシェアし合うことで、よりよいまちづくりにもつながりそうです。

ライフスタイルの多様化などに伴って、従来の密接な”ご近所づきあい”が失われつつある、とも言われていますが、ソーシャルメディアを活用することによって、地域住民同士の新しいつながりが生まれる予感がしますね。

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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