Ted Williamsは、ニューヨークのブルックリン出身の53歳のホームレスです。アメリカのどこにでもいるホームレスに見えますが、実は彼は「ゴールデンボイス」と呼ばれるほどの美声の持ち主だったのです。
オハイオ州コロンバスの街角で、地元テレビ局のレポーターにインタビューされた映像が流れるやいなや、Ted Williamsは一躍有名人になりました。数日前にネット上でかなりバズっていたので、ご存知の方もいるでしょうが、まずは彼の美声をお聴きください。
映像の中でラジオのアナウンサーのマネをしていますが、まるで本物みたいです。元々美声の持ち主だったようですが、アルコールやドラッグに溺れ、犯罪に手を染め、一時は刑務所にも入っていたそうです。
美声を持つホームレスとして有名になった直後から、NBAの「クリーブランド・キャバリアーズ」や、NFLの試合の映像製作などをしている「NFL Films」など、数々の仕事のオファーが舞い込んできました。今でもブルックリンに住む92歳の母親とも、これがきっかけで再び連絡を取ることができました。正に、絵に描いたようなアメリカンドリームです。
彼を見ていると、人生最悪でどん底だった時期があっても、「何か」をきっかけに再び輝きを取り戻すことはできるのだと勇気づけられます。その「何か」は、美声や長所に限らず、気の持ちようとか、誰かの一言だったり、ほんの些細なことなのかもしれません。こういう話を心に留めて、希望を忘れずに生きていきたいものですね。
(via Beyond the Norms)
日本のホームレスはW杯を目指してます