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「E-ideaってどんなアイデア?」楽しみながらグッドアクションを繰り広げる若者たちを一挙に紹介!

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Rego - twitter.com/w3bdesign.

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Rego - twitter.com/w3bdesign.

先日greenzで紹介した、若者のグッドアクションを応援する「E-ideaコンペティション」は、お陰さまで多くの反響をいただいた。
ところが、中には「E-ideaって一体どういうアイデアのこと?」とか「こんなアイデアじゃ応募しても無理だよね」というような、戸惑いの混じった尻込み発言もチラホラ。そこで、日本や海外の若者がどんなグッドアクションやプロジェクトを行っているのか、いくつかご紹介しよう。

スマイルパーク

中国・南京にてデザインされた『護美袋』

中国・南京にてデザインされた『護美袋』

世界各地に滞在し、現地で知ったことや感じたことを元に、実用性のあるモノづくりプロジェクトを実行するスマイルパーク。中国・南京のプロジェクトでは、ゴミを捨てるという行為の中に、美しさを護るという他者への配慮の気持ちが少しでもあればという思いを込めて「護美袋」を制作。第2回UNITED EARTHの新宿100人ゴミ拾いでもこの「護美袋」が使われた。4月には、デザインはそのままで素材を完全リサイクルの再生プラスチック100%に変えた「new護美袋」を発表予定。

Coffret Project コフレ・プロジェクト

経済的理由をはじめとするさまざまな要因によっておしゃれができない世界中の人々に、化粧品等を届けるプロジェクト。使い切れなかったり、未使用のまま活用されていなかった化粧品が世界をつなぐ架け橋になる。現在はNGOの就業支援を受けるトルコの女性たちと交流が行われている。お化粧をを楽しむ余裕の無かった女性も、メイクアップを定期的に行うことで心が豊かになり、自尊心を持つ事ができ、より前向きに生きてゆくことができるのだ。(以前greenzで紹介した記事はこちら

にこまる食堂

greenz/グリーンズ にこまる食堂
世界初の若者の自立就労起業支援と日本の貧困解消を目的とした、非営利の会員制食堂。厳しい境遇におかれた若者には「食堂」という就労の場を提供し、実際に働くことを通じて自立を支援。同時に「250円でおいしいごはんが食べられる」という安心感のある社会もめざしている。 横浜市内を中心に、月〜土曜の11:30〜1:30までおいしくてボリュームのあるランチを250円で提供中。

ワンズワード

優秀な講師のレッスンがマンツーマンで、しかもリーズナブルな料金で受けられる、Skypeを使ったオンライン英会話スクール。ノーベル平和賞を受賞したユネス氏の提唱するソーシャルビジネスを理念に掲げ、売上の一部をフィリピンの経済的に恵まれない学生を支援するNGO団体REAL LIFEに寄付している。英会話スクールのユーザーも、料金の他に200円、500円、700円の中から選んで、任意で寄付することができる。

ハイタッチ大作戦

2009年の丸の内朝大学から生まれた、街を元気にしようというプロジェクト。ハイタッチは、見知らぬ人とも気軽にできて、お互いが笑顔になれるピースアクション。通勤中の人たちが多くいる場所や、イベント会場などにハイタッチ隊が出動し、道行く人と積極的にハイタッチを行っている。

リコリタ

greenz/グリーンズ リコリタ
2004年、秋葉原で打ち水をするイベント「うち水っ娘大集合! in アキバ」をきっかけに活動を開始したリコリタ。買い物の際にレジ袋を断るとメイドさんがお礼をしてくれるプロジェクト「Myメイドバッグプロジェクト」や、マナーの良い喫煙者をを褒める「ご主人様はNo.1スモーKING計画」など、アキバならではの独自のアイデアとアクションを行っている。(以前greenzで紹介した記事はこちら

シブカサ

まだ使えるのに持ち主が行方不明になったビニール傘を企業や店舗などから寄付してもらい、無料レンタル傘として貸し出すプロジェクト。レンタル傘は、渋谷近辺のシブカサ提携店やカフェなどで、誰でもその場で借りることができる。傘の返却は、提携店であればどこに返してもOK。返却時には、地域通貨のアースデイマネーをもらうこともできる。(以前greenzで紹介した記事はこちら

Fighting Germs with Fun

新型インフルエンザ予防のために大学の食堂に消毒用のアルコール液が設置されたが、全然使われている気配が無い。そこで、アルコール消毒するのが楽しくなるように、様々な効果音を仕込んだディスペンサーを用意し、手をかざす度に音が出るようにした。すると、以前の7倍近い学生がアルコール消毒するようになった。フォルクスワーゲンが募集した「The Fun Theory」のアイデアの一つ。

一口に「若者によるグッドアクションやプロジェクト」と言っても、明日にでもすぐに始められそうなアクションから、しっかりとビジネスにまで結びつけられている組織的なプロジェクトまで色々とある。けれど、すべてのコアになっているのは、「世界を少しでも良くしたい!」という熱い思いに裏付けられた、小さなアイデアなのだ。

アイデアだけを比べてみると、自分が思い付いたものとそんなに遜色ないのでは?アイデアを形あるものにするために仲間やお金が必要であれば、誰かに助けてもらえばいい。「E-ideaコンペティション」も、その助けのうちの一つになるだろう。

何かを始めたいと思ったら、まずは足を一歩踏み出さないことには始まらない。その最初の一歩として「E-ideaコンペティション」に応募してみるのはどうだろう?

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「E-idea コンペティション」

■対象
日本国籍を有する18歳から35歳までの学生および社会人

■対象分野
ごみ(減量/効率)、水(利用効率)、運送/交通、エネルギー、サステナブルデザイン

■助成金
1等 2プロジェクト (各80万円)
2等 3プロジェクト (各60万円)
3等 4プロジェクト (各40万円)

助成金受賞者は、同時にブリティッシュ・カウンシルのグローバルネットワークの一員(気候リーダー)となり ます。プロジェクトマネジメントやリーダーシップスキルの研修、ネットワーキングイベント、他国との経験共 有、各国の指導者との意見交換などへの参加が可能となります。

■審査基準

  • 都市の課題(ごみ、水、交通、エネルギー、サステナブルデザイン)に取り組むプロジェクト案である。
  • ターゲットオーディエンスの行動に変化をもたらすための明確かつ現実的な計画があり、具体的な結果が測れるプロジェクト案である。この助成金は研究を目的としたプロジェクトや、考えの変化、情報へのアクセスなど効果が漠然としているプロジェクト案は対象としていません。
  • プロジェクトのターゲットオーディエンスが明確である(地域団体や学校、プロフェッショナルな分野、カルチャーコミュニティーなど特定の団体が対象である)
  • 持続可能なプロジェクトデザインである(再現や拡大、資金や物的な支援の調達が可能である)
  • すでに立ち動いているプロジェクトではなく、新しいプロジェクト案である。ただし、すでに存在するプロジェクトでも、新たな側面を企画するものは対象です。

■応募方法
下記、E-ideaコンペティション詳細ページをご確認ください。
http://www.britishcouncil.org/jp/japan-science-climate-change-e-idea-competition.htm

■応募締切
2010年 3月31日(水) 必着

■お問い合わせ & 応募先
〒162-0825 東京都新宿神楽坂1-2 ブリティッシュ・カウンシル「E-idea係」
TEL:03-3235-1896 FAX:03-3235-8040

「E-ideaコンペティション」およびブリティッシュ・カウンシルの「気候リーダー」は、LRQA(ロイド レジスター クオリティアシュアランス )ジャパンがサポートしています。
LRQA [ http://www.lrqa.or.jp/ ]

ブリティッシュ・カウンシル「E-idea コンペティション」