みなさん、こんにちは。greenz.jp編集長の増村江利子です。3ヶ月ごとの活動レポートとして、グリーンズの“いま”をお届けしています。
現在のgreenz people数は、571名。greenz peopleは、一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間です。いつもあたたかいサポートを、本当にありがとうございます!
私たちが日々、greenz.jpというメディアを通じた活動ができているのは、みなさんのおかげです。心からお礼の言葉をお伝えしつつ、2024年6月から2024年8月にかけてのグリーンズの活動内容や様子をご報告します。
greenz.jp編集長(えりこ)より
神奈川県茅ヶ崎市の不耕起栽培農家「はちいち農園」衣川木綿さん・晃さんインタビュー、神奈川県横須賀市で「不耕起栽培」に挑戦する「SHO Farm」仲野晶子さんインタビュー、「at FOREST株式会社」が提供する「循環葬® RETURN TO NATURE」小池友紀さん、正木雄太さんインタビュー、長野県根羽村の牛飼い・幸山明良さんインタビューなど、続々とグリーンズが追いかけたい「リジェネレーション(環境再生)」をテーマとする記事が掲載されました。
そして、7月18日のグリーンズのお誕生日に発表したのが、書籍『リジェネラティブ・デザイン』の発売について。発売開始は来年になりますが、いま私たちが日々吸収している学びをどうまとめるか、どう発信するか、社会と私たち自身もすこやかさを取り戻すための仕組みづくりを考えています!
NPO法人グリーンズ代表(正太郎)より
今年3月に開講した「リジェネラティブデザインカレッジ」、4ヶ月間のプログラムが7月に終了しました。
「これからの社会には、この考え方が必要不可欠だ!」と信じて始めた学びの場に、全国から120名の仲間が集まってくれました。
地球の未来のことを考えると「人間なんていない方がいいんじゃないかな?」という絶望的な結論に行き着いてしまうこともあります。ですが「人がいることで生態系にポジティブな影響を生み出せるかもしれない」という一縷の望みが「リジェネレーション(環境再生)」という考え方でありアプローチだと思っています。
今回のプログラムを通して改めて感じたのは、一番大事なのは「どうやってできるの?」という「HOW」ではなく、「自分自身が変わる」という「BE」だということ。
個が集まり、社会を成して、自らにも生態系にもネガティブな影響を与えているのだとしたら、起点である個から始めないと解決されない。
4ヶ月の短い期間でしたが、最終回で受講生の振り返りの話を聞きながら、とても多くのことを受け取ってくれて、それぞれの個としてできることを真剣に考えて、行動してくれてることが本当に嬉しかったです。
自然環境を再生して、社会と私たち自身もすこやかを取り戻すことはできる。
グリーンズの中心的なテーマのひとつとして、僕たち自身も探究し、実践していきます!
数字で見るグリーンズ
活動報告
2024年06月
・2024.06.24 サステナブルな仕事 合同採用説明会 presented by WORK for GOOD(参加人数:61人)
2024年07月
・2024.07.03 ソーシャルな仕事 合同採用説明会 presented by WORK for GOOD(参加人数:108人)
・2024.07.04 石山アンジュさんに聞く、社会にポジティブなキャリアのつくりかた〜トークイベント:ポスト資本主義のキャリア論(参加人数:58人)
・2024.07.19 まちづくり&場づくりの仕事 合同採用説明会 presented by WORK for GOOD(参加人数:72人)
・2024.07.23 わたしと双葉をつなぐ“まち商い“の旅 オンライン説明会(参加人数:8人)
2024年08月
・2024.08.02 地域経済を動かす仕事 合同採用説明会 presented by WORK for GOOD(参加人数:48人)
・2024.08.05 田中美咲さんに聞く、「非常識なやさしさ」と、キャリアの話 〜 トークイベント:ポスト資本主義のキャリア論(参加人数:81人)
・2024.08.21 福岡県吉富町で漁師として独立を目指す|採用説明会 sponsored by Anbai株式会社(参加人数:3人)
・2024.08.22 【無料説明会】ローカル開業カレッジ(参加人数:68人)
・2024.08.23 循環を生み出す仕事 合同採用説明会 presented by WORK for GOOD(参加人数:31人)
・2024.08.24~2024.08.25 わたしと双葉をつなぐ”まち商い“の旅 – 福島県双葉町フィールドワーク(参加人数:12人)
・2024.08.24~2024.08.25 リジェネラティブツーリズム in 阿蘇(参加人数:13人)
みなさんの支えによって掲載した記事一覧
・この子を可愛いと思えない」「大人を信じられない」。愛着の問題に苦しんだ里親子が、安心な関係をつくり「この家族で幸せ」と言えるようになるまで
・「千年続く」を軸に、地球も人も再生させる。「SHO Farm」が不耕起栽培に切り替えた根底にある“生き方としての有機農業”とは
・死後、土に還り森の一部になるという選択。新しい埋葬サービス「循環葬® RETURN TO NATURE」を通じて、命の循環を考える
・何を守り、どう生き延びるべきか。ナチスが台頭するヨーロッパで、秘密を抱えて生きたユダヤ人の実話に基づく映画『フィリップ』からの問い
・3日かけて石器で細木を伐り、どんぐりと水で5日間すごす。人類の来た道を辿る探検家・関野吉晴さんが、今度は「旧石器時代の暮らし」から見つめなおす
・公民館は「関心」がエンジン! エジプトと沖縄の地域の学びをグローバルに結び続ける原動力
・オレはシャベルで革命を起こす。ロサンゼルス発、食の砂漠をゲリラ畑へと美しく再生した“ギャングスタ”
・「つながらない自由」と「つながる欲求」、両方叶える共同住宅。青豆ハウスはなぜ“いい湯加減”なのか
・「トランジション藤野」発起人・榎本英剛さんに聞く、トランジション運動からみた 「エコビレッジ」の可能性
・牛も人もありのままに。長野県根羽村の牛飼い・幸山明良さんが追究する「すべての生命が共生する」森づくり
・「わたし」と「炭素」の存在を見つめなおそう。映画『KISS THE GROUND』が教えてくれる、リジェネラティブ農業がしめす未来
・消えそう、だから守りたい。30年前の風景を子どもたちに渡すため、「奄美稲作保存会」が目指す地域文化とは
・奪い合う経済から、分かち合う経済へ。非営利株式会社eumo代表・武井浩三さんに聞く、共感資本社会における経営論
・150年後の世界に、私たちは何を遺すのか。“変革”のDNAをもつ薩摩から「熱狂」を生み出す『薩摩会議』のこれまでとこれから
・図書館でも古本屋でも、いつどこで出会っても「つくり手」に直接支援ができる。編集者・藤本智士さんが仕掛けた「Culti Pay」が問う、あたらしいふつう
・温暖化を止めるために、海に藻場を再生する。全国各地の「ブルーカーボン」活動をつなぐ枝廣淳子さんが、「未来は地域にしかない」と語る理由
・プラごみ問題、いつまでも「一人ひとりにできることを」でいいのだろうか。世界の動きから、その先のヒントを探る
・生きている森のように変わり続けたい。和歌山県橋本市のフリースクール「つくるがっこう イホルラ舎」では、子どもも大人も“同じ一票”で対話を重ねる
・森の課題は“激ムズ”で、最高に面白い。森林ディレクター奥田悠史さんに聞く、やまとわ「森の企画室」が実践する、未来へとつづくための道づくり