こんにちは、greenz.jp農業&地域担当ライターの磯木淳寛です。
みなさんは、田舎で暮らしてみたいと思ったことはありませんか?
もしも仕事があったらどうでしょう?
または一緒に移住する仲間がいたらどうでしょうか?
最近よく見かける、「地方」「まちづくり」「農業」といったキーワードが気になる方もいるのではないでしょうか。
…と、このような問いかけをこれまでもgreenz.jpの記事の中で書いてきましたが、書き続ける内に、ぼく自身が都内から田舎に引っ越してしまいました。
引っ越した先は都内から電車で約2時間の千葉県いすみ市。偶然ですが、greenz.jp発行人鈴木菜央さんもご近所さんで、犬の散歩をしていたら菜央さんの娘さんに出くわしてびっくりしたほどです。
ブラウンズフィールドにある無農薬無肥料で育てる田んぼ
ぼくは今、フリーでライターをしながら、昔ながらの知恵をヒントに、モノと自然を大切にした心地良い暮らしを提案する『ブラウンズフィールド』という場所で企画や運営などをしています。日本の伝統的な知恵を生かした発酵食、保存食のほか、地域に根差した固定種から無農薬でお米や野菜を作り、その豊かさを伝えることで、暮らし方の選択肢を考えるきっかけにしてもらえたらと思っています。
ここには都心では当たり前だった“近所のコンビニ”はありませんが、鳥の声、風の音、土の匂いなど、当たり前の自然の恵みがあります。
夜は真っ暗になることで、猛烈な眠気が早々とやってきます。すると自動的に早寝早起きになり、結果的に睡眠時間は以前よりも随分増えました。都心での暮らしと比べ、増えたことも減ったこともたくさんあるように感じています。
グリーンドリンク房総で行われた太陽光パネル作りワークショップ
菜央さんは、greenz.jpのお仕事はもちろんのこと、地域ではgd房総を立ち上げたり、エネルギーの地産地消への取り組み『わたしたち電力』もはじめています。自宅では、デッキに置いた自作の太陽光パネルで蓄電した電気だけを使う、完全オフグリッドのお部屋もあるとか。
greenzでも島根県の海士町や長野県の小布施町など、地域発のグッドアイデアがたくさん掲載されていますが、なぜ今地域が注目されているのでしょうか。
終身雇用制が崩れ、都心の大きな会社にいれば安泰な時代ではなくなったという環境的な要因もあるかもしれませんし、自分の暮らしを手の届くサイズでデザインしていく楽しさに気づいた人が増えたかもからしれません。そうした、地域で面白い活動をしている人がたくさん目につくようになったことも大きいでしょう。また、働き方としては、ネット環境が発達したことによるノマドワークスタイルが可能になったことなども重要な要素でしょう。
日本中、世界中どこにいてもそこに暮らす人が自分の手の届く範囲の家族や仲間たちをハッピーにしていけたら、ハッピーに日々を過ごす人はどんどん増えていくことでしょう。
でも、手の届く範囲をハッピーにしていくことは、けっして地域でしかできないことではありませんよね。では都会と地域では何が違うのでしょう?地域の良さとはなんでしょうか?都心で暮らしていても実践できることもあると思いますし、こうした問いを重ねていくことがきっとグッドアイデアにつながっていくのかもしれません。
greenz.jp発行人 鈴木菜央さん
イベント当日は、菜央さんとぼくの考える「地域での活動とビジョン」や「都心でできること、地域でできること」、また、「地域で暮らしながら仕事をすることのメリットとデメリット」などを、ぼくらの住む千葉県いすみ市というフィールドを切り出してお話してみたいと思っています。
「いつか田舎で暮らしたい人」、「地域から価値を発信していくこと」や「都心と田舎との2拠点ワークスタイル」などに興味がある人になにかヒントになればと思います。また、まだまだぼくたちも田舎での暮らしや仕事を模索中なので、「こんなのはどう?」というご提案も頂けたらうれしいです。
当日はブラウンズフィールドの玄米菜食カフェ「ライステラス」のパティシエによる、スイーツもお持ちしますのでお楽しみに!
ライステラスカフェのスイーツ (※一例です)
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イベント概要
『地域から未来を考える』
・千葉県いすみ市でのそれぞれの活動紹介
・トーク「地域から未来を考える」(鈴木菜央×磯木淳寛)
・質疑応答 ほか
日時
2013年9月17日(火)19:30 ~ 22:00(19:00開場)
定員
30名
参加費
2,000円(1ドリンク&ライステラスカフェのプチスイーツ)
ゲスト
鈴木菜央(greenz.jp発行人)
greenz.jp発行人 76年バンコク生まれ東京育ち。2002年より3年間「月刊ソトコト」にて編集。独立後06年「あなたの暮らしと世界を変えるグッドアイデア」をテーマにしたWebマガジン「greenz.jp」創刊。07年よりグッドアイデアな人々が集まるイベント「green drinks Tokyo」を主催。メディアとコミュニティを通して持続可能でわくわくする社会に変えていくことが目標。
会場
リトルトーキョー
東京都港区愛宕1-2-1
地下鉄銀座線「虎ノ門」駅徒歩5分、日比谷線「神谷町」駅徒歩5分
参加方法
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