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明日の都市型モビリティネットワーク!公共交通機関とパーソナルモビリティをつなぐ「moシステム」

greenz/グリーンズMO_system

自宅からオフィスまでずっと自転車というのはキツいけど、途中で電車に乗り換えられたり、雨の日は電車で通えるなら、プチ自転車通勤もいいなぁ~。
こんな風に、パーソナルモビリティと公共交通機関をハイブリッドに組み合わせることで、自動車中心の社会から卒業するための、新しい都市型モビリティネットワークが生まれました。

moシステム」は、米シリコンバレー生まれのデザイン企業「LUNAR Europe」と、独ヴッパータール大学(University of Wuppertal)、独NPO「Green City e.V.」が独ミュンヘンで共同開発した、都市型モビリティネットワークシステムです。自転車やカーシェアサービスの利用のほか、電車などの公共交通機関の利用履歴をひとつにまとめ、ポイントを加算。これらをより多く利用するほど、レンタサイクルや、電動自転車の充電サービス、カーシェアサービスを安く利用できる仕組みとなっています。また、スマートフォンから、自転車やカーゴバイクのレンタル予約ができるなど、それぞれのモビリティをフレキシブルかつシームレスに利用できる工夫が施されているのも特徴です。

Introducing mo from LUNAR Europe on Vimeo.

プロジェクトチームによると、ドイツ国内の移動の約8割が20キロ圏内。にもかかわらず、その過半数は、自動車に依存しているのが現状です。「moシステム」は、ポイント制の導入を通じて、環境にやさしいモビリティへのシフトを促す一方、パーソナルモビリティと既存の公共交通機関をフレキシブルに使い分けるという選択肢を与え、ユーザが都市をより自由に、アクティブに移動できるようにしています。

現在、独ミュンヘンでコンセプト段階にあるこのプロジェクトですが、日本の都市でも応用できそうなモデルですね。

[via Core77]