着古した製品を原材料に再生する「つなげる糸リサイクルプログラム(Common Threads Garment Recycling Program)」など、環境に配慮した製品づくりを行っていることでも広く知られている、米アウトドアアパレルメーカーのパタゴニア(Patagonia)が、ユニークな環境保護活動を展開しはじめました。誰でも、音楽を聴きながら、環境保護に貢献できる「Patagonia Music」を立ち上げたのです。
「Patagonia Music」は、パタゴニアがワールドクラスのミュージシャンとコラボして実現したプラットフォーム。ミュージシャンはそれぞれ、自分が支援したい環境保護団体を選び、売上の一部を寄付する仕組みです。つまり、ユーザは、彼らの楽曲を購入することで、間接的にこれらの団体に寄付することとなり、これによって、環境保護のためのアクションに貢献できるというわけです。
「どのミュージシャンが、どの団体を支援しているか?」は、「benefit tracks」ページでチェックできます。たとえば、ジャック・ジョンソン(Jack Johnson)は、自らの楽曲「TO THE SEA」で、子どもの環境教育を推進する「Kokua Hawai’i Foundation」へのサポートを表明しています。
「Patagonia Music」は、これらの環境保護団体にとって、貴重なファンドレイジングの場であるのはもちろん、音楽を通じて、自らの活動やミッションをより多くの人々に知ってもらう絶好の機会。また一方で、ユーザにとっては、音楽を聴きながら、環境保護アクションに気軽に参加できる楽しみがあります。
現在、第一弾となるコンピレーション・アルバム「Patagonia Music Collective」がiTunesで配信中。残念ながら、日本のiTunesでは未配信ですが、ウェブサイト「Patagonia Music」の音楽プレイヤーで、一部の楽曲を聴くことができます。どれも、アウトドアなシチュエーションにもピッタリのゴキゲンなチューンばかり。音楽好きなアナタは、レッツチェック!です。
[via GOOD]
「Patagonia Music」で気になる曲を探してみよう。