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白銀の世界にグリーンエネルギー!必要な電気が100%風力発電で運営されるスキー場が誕生

Copyright (c) Berkshire East Ski Area (Berkshire East Ski Area公式サイトより抜粋)

Copyright (c) Berkshire East Ski Area (Berkshire East Ski Area公式サイトより抜粋)

海が夏のレジャースポットの代表なら、冬レジャーの代表は、スキー場。白銀の世界で描くシュプールは、爽快ですね。では、このスキー場が消費するエネルギーについて考えてみたことはありますか?米国には、世界でも珍しい、風力エネルギー100%で運営するスキー場があるそうです。

米マサチューセッツ州(Massachusetts)のスキー場「Berkshire East Ski Area」では、利用するすべての電力を風力発電にシフトしました。このスキー場でスキーをしていると、高さ277フィート(約84.4メートル)の風力タービンがこんな風に見えます(以下動画)。

「Berkshire East Ski Area」を35年間経営するSchaefer一家では、5年前、電力代がそれまでの3倍に跳ね上がったことをきっかけに、再生可能エネルギーへの転換を検討しはじめたとか。

Massachusetts Clean Energy Center」から44万ドル(約3,605万円)の助成金を受けるなど、州や連邦政府からも資金援助を得られ、300万ドル(約2.45億円)を投じて、この実施に踏み切りました。

このスキー場には、独Powerwind社の新型900kW風力タービン「PowerWind56」を導入。年間、220万kWhの電力が発電されるそうです。風力タービンがこのスキー場に設置されたときの様子は、以下の動画でもチェックしてみてください。

「Berkshire East Ski Area」のようなスキー場はもちろん、その他のアウトドア施設でも、再生可能エネルギーへの転換が進むことによって、自然環境とレジャーとの共存が実現できそうですね。

[via Inhabitat]

「Berkshire East Ski Area」について調べてみよう。