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1+1+1=∞を作りだす「GEIC」とは?

photo by GEIC

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突然ですが、あなただったらどんな答えを入れますか?

この問いを掲げたのはGEIC(ゲイック)。正解は……。

と、それは後に述べるとして、まずGEICとは何かを紹介しよう。GEICとは、地球環境パートナーシッププラザ(Global Environment Information Center)のこと。企業とNPO間のパートナーシップ(協同)の取り組みを支援している情報センターである。

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環境庁(当時)と国連大学により、’96年10月、持続可能性に関わるいろいろな問題を、NPO・企業・行政のパートナーシップによって解決することを目的に設立。その後10年間で、情報公開や協働の仕組みが生まれ、各地でパートナーシップを促進する拠点が生まれた。しかし、地球規模での環境悪化や地域衰退が進み、多様な組織の連携や強調関係がますます求められる時代に。

そこで、「人づくり・仕組みづくり・情報共有のデザイン」を念頭におき、

・地域に住む人が積極的に活動できる地域づくりのサポート
・NPO・市民・行政の相互理解を目的とした対話の場づくり
・企業と他セクターとの連携のサポート
・展示・ライブラリー・会議室の貸出し・インターネットや
 紙媒体による情報の発信
・全国7カ所の地域環境パートナーシップオフィス(EPO)とともに
 ネットワークづくりを行う

の5つの事業を行っている。その例として、’08年北海道洞爺湖サミットに集まる首脳にメッセージを届けるため設立された、「2008年G8サミットNGOフォーラム」という100を超えるNPOの連合組織の、政策提言や国際シンポジウムの開催を応援した。また、東京足立区にある、年間1万人の人が集うコミュニティガーデン(greenzでも参加したことアリ)の環境づくりの、地域のコミュニティを紡いだ。

そしてこれから予定されているのが、’09年3月5日に開かれる「NPOと企業の協創円卓会議」だ。テーマは、「衣から考える新しいサステナブルコンセプト」。日本マーケットに多大な影響を与える衣類業界の、「衣類がどんなプロセスで生産され、どんな問題を引きおこしているか」を明らかにし、解決のために何ができるのかを考えていく。

衣食住という言葉があるように、とても身近だけど実は気づきにくい問題。何が隠れているんだろう…? 気になった人はぜひチェックしてみて。

GEICは、人と人がつながっていく情報発信の基地。先にもあげた、「1+1+1=□」の答えは、関わる人の数だけ正解があるということ。

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さて、あなたは何と答えましたか?