優れた知恵や専門性をもち、果敢に行動する個人や組織が、共に個性とネットワーク性を調和させながら新しい社会の価値創造に参画することで、すべてのステークホルダーの永続的な成長と発展に便益をもたらす共創・共栄時代の実現に寄与したい
4/10、月刊Sym+Press(シンプレス)が、NPO、社会起業家、企業、専門家、行政をつなぐ月刊ソーシャルデザイン紙として創刊した。
名前の由来は、『Sym+Press』の「Sym-」は、symphonyなどに使われる「共に、同時に」といった意味の接頭辞で、そこに、個人や企業が 共に創り出し、調和する場を提供するメディアでありたいとの思いが込められている。また、新しい資本主義のあり方としての「新」や、ひとつの事例を深く取材するという「深」の意味もあるそうだ。
同紙では、ユニークな特集のテーマ設定をしており、
「ネイチャー」「ヒューマン」「ローカル」という3つの継続テーマと、各号のテーマとの交差する内容を「クロステーマ」として扱っているのが特徴だ。
例えば、ある号のテーマを「社会起業家」とした場合、
「ヒューマン」×「社会起業家」→「社会起業支援団体」(NPO法人ETIC.)
「ネイチャー」×「社会起業家」→「環境教育に取り組む社会起業」(マイアースプロジェクト)
「ローカル」×「社会起業家」・・・「地域コミュニティタクシー」(コミュニティタクシー)
というようなクロステーマの特集が新たに生まれてくる。
このように、「ネイチャー」「ヒューマン」「ローカル」という共創・共栄の関わりの強いジャンルと、時代を先取りするテーマを組み合わせることで、新しい視点からの取材と企画編集をおこなっている。
なお、創刊号のクロステーマは「社会起業家」。各3テーマは以下のようになっている。
【社会起業家×ネイチャー】
カードゲームを「教材」「メディア」として活用
・マイアース・プロジェクト代表社員 岡崎雄太氏
【社会起業家×ローカル】
社会貢献を本業に 地域密着の“生活支援”企業
・コミュニティタクシー社長 岩村龍一氏
【社会起業家×ヒューマン】
事業支援から共感・協働の環境づくりへ
・NPO法人ETIC.
・社会起業支援サミット
また、ソーシャルデザイナーインタビューでは、NPOカタリバの代表 今村久美さん、Sym+Press創刊記念 スペシャルインタビューでは、多摩大大学院教授・ソフィアバンク代表 田坂広志さんをお招きしてお話を聞いている。
その他にも、興味深い記事が多く記載されており、
「オン/オフキャンパスで意欲的な学びを」、「エネルギー利権の争いない世界へ」、「衛星で温暖化ガスの動向観測」、「地域で子供育てる文化を」など、興味深い記事が多く続く。私も軽井沢より『自然の中のワーク・ライフスタイル』をテーマに、「自然の中での子育て」や「SOBO(Small Office Besso Office)の魅力」などの記事を寄稿している。
今ならこちらから、無料サンプル氏(2010年4月号の一部)が読める。これを機会に、”社会そのもの”を見つめてはいかがだろうか。
いま、なぜ、社会起業家なのか
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