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失敗してもいい。旅で何度も練習して、あたらしい生き方へ。 「ゲストハウスプレス」がクラウドファンディングに挑戦する理由

あなたはひとりで旅をしたことがありますか?
予定のない1日がさびしい、不安だと思うことがありますか?

今、時代は安定志向だといいます。
「失敗したくない、恥をかきたくない、悪目立ちしたくない」 
「もし何かあったらどうしよう」

そんなふうに何かにチャレンジしたい、ソーシャルグッドなことに取り組みたい、自分を変えたいと思っても、考えすぎて足がすくんで、最初の一歩をなかなか踏み出せないことってありますよね。

でも、実はそれ、当たり前のことなんです。だって”練習していない”から。

失敗の練習とはなんでしょうか? それは、ミスや失敗と思えることでも、すぐに挽回可能な小さな過ちを繰り返してリカバリーをすること。

ある有名ブロガーの方が、Twitterでこんな投稿をされていました。

”ブラック企業で働いてほとほと疲れたので退職した。今まで都会の実家暮らしだけど、心機一転、田舎に移住して一人暮らしにもチャレンジしたい”
なんというリスクテイカー

個人的には元投稿の当事者さんを応援したいけれど、確かに「もっと最初にやることがあるのでは?」とツッコミどころは満載です。

けれど、大逆転をいきなり狙ってしまうようなこの考え、よくある思考回路かもしれません。でも、きっとうまくいくときってそうじゃない。そこまで人生を賭ける決断をするまえに、練習する。

何をするか? ひとりで旅に出るのです。

旅でたくさん失敗して、立ち直って、あたらしい自分を発見しよう。

ひとりで予定を詰め込まない旅に出ると、ミスと失敗の練習ができます。
経験がないと、最初からうまくいかないし、予定どおりに事が運ばないことも多いから「こんなはずじゃなかった」ということが必ず起こる。

判断ミスが起きたとき、予想と違う展開が起こったときにどう挽回するか、リスクをどう捉えるか? どのように自分で判断して結論づけるか? 自分で考え、自分で決める。ひとり旅で鍛えられることはたくさんあるんです。

この小さなトライアンドエラーと決断が、人生における大きな決断の予行練習になり得ます。たくさんの選択肢のなかから、本当に自分にフィットするものを選び取る。これは誰にでもできることのようで、人に合わせて生きている大多数の現代人にとって意外と難しい。訓練がいるものなのです。

旅は非日常だから、失敗してもそんなに痛くない。そこから学んで、次に活かせる。

わたしが旅に出る人を増やしたいのは、そして特にゲストハウスに泊まってほしいのはそういう理由。

ゲストハウスは、ホテルと違い、ドミトリー(相部屋)や共有ラウンジ・キッチンなど、他人とシェアするスペースが多い宿。たとえひとりで旅をしても、同宿の旅人やスタッフの方と話をしたり触れ合う機会が多くあります。自分から少しだけ勇気を出して行動してみると、自分の予想を超える選択肢が出てくるなど、結果がすぐに見える場所でもあります。

小さな失敗をたくさんして、新しい人生を生きるサバイバル能力をつけてほしい。会社を辞めて、日本や世界を一周しなくても、安価でおしゃれな近くの小さなゲストハウスに行ってみるだけで、さまざまな価値観を持つ人に出会える別の世界が待っているんです。

「ゲストハウスプレス」は、旅と多様な価値観を紹介するメディア

わたしが編集長をつとめる「ゲストハウスプレス」は、2013年より活動開始したフリーペーパー&Webメディア。これまで、日本の素敵なゲストハウスと、そのオーナーの人生ストーリーを数々紹介してきました。

今、過去のフリーペーパーを再編集してまとめた書籍を自分たちの手で発行し、出版しようと新たなプロジェクトを立ち上げ、動いています。

活動をはじめてから7年目、ここ数年でインバウンドと呼ばれる外国人旅行客が激増し、また生活の質を上げるために都会から地方へと敢えて移住する現役世代が増えました。彼らがゲストハウスやカフェなどあらたなビジネスを地方で起こすムーブメントも大きくなるなど、日本の観光や宿泊を取り巻く環境は大きく変化しているんです。

書籍では、ただ過去記事をまとめるだけでなく、各ゲストハウスの取材後の様子や、宿が地域にどんな影響や変化があったかを考察するコラムも追記し、全国各地の新たな風の担い手をまとめて知られる機会になればと考えています。

わたしたちは「ステキなゲストハウスのある地域=今、新しい文化が起ころうとしているホットな場所」だと感じています。書籍を読んで、あなたが「こんなところに行ってみたいな」「こんな生き方をしてみたい」と自由に想像をふくらませるきっかけになればとてもうれしいです。

今までも、できるだけ既存の仕組みに囚われないシステムで運営してきたわたしたち。今回のプロジェクトでも全国からリモートワークできるメンバーを公募し、9名の仲間がそれぞれ仕事を持ちながら、このプロジェクトに関わり、新しいチャレンジを続けています。

クラウドファンディングは、たくさんの方の支援で成り立つ仕組み。出版事業もまた、既得権益が多い気質の業界だと聞いています。ですが今、資金調達や出版流通でも、あたらしい風が吹き始めています。

わたしたちはその風にどんどん体当たりしてチャレンジしてみたい。小さな失敗やミスはたくさんするけれど、致命傷にはならないように・・・! あなたもぜひこのプロジェクトに小さく参加してみませんか?

– INFORMATION –

ゲストハウスの魅力を全力で伝える!

ゲストハウスプレス出版プロジェクト
クラウドファンディング挑戦中

フリーペーパー&WEBメディア『ゲストハウスプレス』がバックナンバーを再編集、新たな特集を加え、全国のゲストハウスの魅力をつたえる書籍をつくります。人生を変えるきっかけになるような出会いと気づき満載のあたらしい旅のかたちを、あたらしい本の制作流通の仕組みで届けたい!どうぞご支援ください!
https://camp-fire.jp/projects/view/183778 
2019年9月29日(日)23:59まで