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高速初のエコトイレ! 太陽光発電に節水型便器で、SAが変わる

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長距離運転やドライブ旅行にかかせないサービスエリア。近ごろは観覧車温泉を併設したりと、特色あふれている。そんな中、国内の高速道路で初となる「エコトイレ」が登場するとのこと! 西日本高速道路がその整備事業を、は山陽自動車道・上下線の滝野西SA(兵庫県)で進めている。

これは、省エネ化の促進と当時に、SA内の施設で消費する電力のすべてを、太陽光発電などの自然エネルギーで賄おうとするもの。また、今後5年間をかけて管内にある約70か所のトイレを4C化(明るさ・清潔・快適・魅力的)する取り組みも実施していて、さらに高速道路ユーザーの利便性向上をめざしたい考えだ。

まず、消費電力について。計画では、一般家庭の消費電力に換算して約65世帯分となる23万8000kWの年間消費電力をLED照明やインバーター換気扇、人感センサーなどの採用によって58%削減する。従来の42%にまで抑制した消費電力のすべては、新しく導入する太陽光発電システムで供給する。龍野西SAでの効果を検証する一方、最新の技術開発の状況も見ながら検討していきたい考えだ。

そしてトイレについて。エコトイレといえば種類はさまざま。節水あるいは水を使わないもの、排水を浄化して再利用するもの、し尿を処理して堆肥にして再利用するもの、太陽光電池などで使用エネルギーを節減するもの、し尿処理によって発生する汚泥を資源化するものなど。

今回は、節水型便器を採用して雨水利用により水道水使用量を半減。その結果、年間CO2削減効果は109tになるのだという。これは、甲子園球場約23個分の森林が1年間に吸収するCO2削減量に相当するとのことだ。

男性トイレは9月末に部分オープンさせ、太陽光発電装置の完成を含めた全面的な完成は12月下旬となる運び。一方、女子トイレはスペース拡大や段差の解消、ゴムタイルの採用による床面の乾燥化などを実現する。

ガソリン価格が高沸騰している中、SAの利用率が伸びるとも思えない。だからこそ、少しでも余分なエネルギーを抑えることが重要だ。今やムダにできるエネルギーはないのだ。